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海と毒薬 デラックス版 [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | 田村高廣, 奥田瑛二, 根岸季衣, 遠藤周作, 熊井啓, 渡辺謙 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 3 分 |
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商品の説明
Amazonより
太平洋戦争末期に行われた日本軍の米兵捕虜生体解剖実験をモチーフに記された遠藤周作の同名小説を、社会派・熊井啓監督が映画化した問題作。
人道を無視した残酷な実験に参加する青年医師・戸田(渡辺謙)は良心の呵責(かしゃく)にさいなまれる。一方、彼とは反対の姿勢をとりつつも、自分に人間的感情が欠如しているのではと悩む同胞の勝呂(奥田瑛二)。ふたりの眼をとおしてドラマは進められていく。
本物の血を使って撮影されたというリアルな実験シーンの数々は、モノクロ映像によって逆に陰鬱とした空気が濃密となり、暗黒の時代ならではの背徳の行為をより鮮烈に具現化している。
ベルリン映画祭銀熊賞(審査員特別賞)受賞。国内でも、キネマ旬報ベスト・テン第1位などに輝いている。(的田也寸志)
レビュー
製作: 滝島恵一郎 プロデューサー: 大塚和/宮川孝至 監督・脚本: 熊井啓 原作: 遠藤周作 撮影: 栃沢正夫 照明: 岩木保夫 美術: 木村威夫 録音: 久保田幸雄 編集: 井上治 監督補: 原一男 音楽: 松村禎三 出演: 奥田瑛二/渡辺謙/田村高廣/神山繁/成田三樹夫/西田健/岸田今日子/根岸季衣/千石規子/岡田真澄
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988102659318
- 監督 : 熊井啓
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト
- 時間 : 2 時間 3 分
- 発売日 : 2001/12/21
- 出演 : 奥田瑛二, 渡辺謙, 田村高廣, 根岸季衣
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : パイオニアLDC
- ASIN : B00005S7AT
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 182,659位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 8,167位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
フィクション(小説)だが、おそらくはF市は福岡市の旧帝大での事実であろう。
若い渡辺謙の演技が光る。
できあがった作品は、教科書の内容に少し薄皮を貼っただけで、スクリーンと観客の間には虚空しかない。
この「海と毒薬」は、時代が太平洋戦争後期。簡単ではあるが、出世のためには重要な意味のある手術に失敗。
なんとかこれを挽回しようと、大きな権力を持つ「軍」にすがった教授が、主人公をも巻き込んでいく悲劇ですが、
この事件は、現代社会でも事の大小に関わらず、充分に起こりえる(起こっている)物語でもあります。
具体的な例では、大きな建築工事の許可に必要な書類の、コスト削減のため強度計算書を偽造していた事が発覚。
大きな話題となった事がありましたが。国会で糾弾され、主犯格から罵声を浴びせられ、メディアが大きく取り上げてTVに映し出された人は、この映画の主人公のように、何かに怯えたような、大人しい感じの人でした。
映画の中では、事件の関係者は戦争犯罪人として罰せられていますが、この偽造事件では、提出された書類をチェックしてから許可を出すはずの行政機関は、全く表に出ることなく事件は風化しています。
映画の中で、主人公は強烈なプレッシャーを胡麻化すため、一遍の詩を口ずさみ続けます。
実に弱弱しく儚い、主人公にとっての「救済」。
TVに映っていたアノ人は、何を救済としていたのだろう??
この映画では、手術シーンで排水溝に流れていく血液は、スタッフから献血された本物の人間の血液が使われました。
そういった、この映画に対する執念がスクリーンから腕となって伸びて、私の首根っこを掴んで、映像から顔を背けられないよう抑え込んでいる力強さを感じ。私自身もまた脂汗をかきながら、呼吸も瞬きも忘れて画面から目が離せなくなった作品です。 とてもとても恐ろしい映画。
50年代風にしたかったのだろうが、セリフは聞きづらいし展開は遅いし、無駄なオペシーンは長いしで、何を描こうとしたかったのか全く分からない。
単なる古くさい映画になってしまっている。
さらに、ラストシーンは尻切れトンボ感半端なく、え?なんだったの?という感想しか出てこない。
昔の白黒日本映画はたくさん観てきたけど、敢えて当時の手法を使う意味は皆無。
カラーで描き、えぐいオペシーンなくしてもう少し展開を80年代レベルまで速めていたら、少しは面白く感じたのかもしれない。
渡辺さんの目がギラギラして迫力がありました。
深遠なテーマを感じながら鑑賞するでしょう。
人の良心などというものは非常に頼りないもので 権力が自分の味方をして
それに取り入ったと感じたとき 良心の殻を突き破り
どんな悪事もおこなえてしまう 人間の危うさや恐ろしさを感じます。
熊井啓監督によるこの作品の発表が1986年。
実は脚本は1969年にはできあがっていたが、
スポンサーが見つからなかったとのこと。
それだけ社会に与える影響が大きい作品ということだ。
監督との対談で、奥田瑛二も最も影響された作品と語っている。
使用された手術器具などが終戦当時の医療現場を
忠実に再現するように配慮されており、
映像も白黒なので、我々にとって非常にリアルに感じられる。
人間とは何かを考えさせられた。
この映画が国際的に高い評価を得たのは、当然と思う。