前作「May and December」に続き、トータスのジョン・マッケンタイアをプロデューサーに迎えた6thアルバム。 「緻密に計算されたマニアックなポップ・バンド」という印象の強い彼らだが、今作では、シンプルで熱気あふれるバンドサウンドが前面に押し出されている。その意味ではライヴにおける彼らの印象に近いかも知れない。もちろん、高度な音楽技術に裏打ちされた良質なメロディと、奥深いアレンジも健在だ。特にトータスのギタリスト、ジェフ・パーカーによるホーンアレンジは秀逸。(森 朋之)
レビュー
『May and December』に続く、通算6枚目のアルバム。先行シングル同様、`大人(成熟した)のロック`をテーマに全編を構成している。 (C)RS
~力強さの両極を言葉で表すと、ひとつは派手なスピード感あふれるパワー。もうひとつはマグマが日々グツグツと活動しているような地味で静かなパワー。great3の音楽は後者です。静かだけどとても力強い。ビーズやオレンジレンジなどの音楽が売れるのは分かる。だからこそ、その対極にあるgreat3も売れてほしい。音楽がその人にとって「いい」か「わるい」でしかな~~いとしても。4曲目の「Bats on Fire」は私にとって最高のバラードです。~