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カリフォルニアのランチョ・カルネ・ハイスクールのチア・リーディング・チーム「トロス」は、ここ数年全国選手権大会で優勝を続けていたが、ある日キャプテンのトーランスは、チーム伝統の振り付けが実は大会経験のない「クローヴァーズ」からの盗用であったことを聞かされる。自分たちの実力を正当に評価してもらうべく、慌ててオリジナルの振り付けを作り、クローヴァーズとの勝負に挑むトロスの面々だったが…。
『ヴァージン・スーサイズ』で人気を得たキルスティン・ダンスト主演でおくるさわやか青春映画。劇中、さまざまなヒット曲に乗せて繰り広げられる華麗なチア・リーディングの数々が何といっても魅力的で、スポ根的青春の躍動感がさらに増していくおもしろさがある。(的田也寸志)
レビュー
監督: ペイトン・リード 脚本: ジェシカ・ベンディンジャー 音楽: クリストファー・ベック 出演: キルステン・ダンスト/エリーザ・ヂュシュク/ジェシー・ブラッドフォード/ガブリエル・ユニオン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
部外者としては過剰な笑顔&ターボ全開の動きがどうにも気恥ずかしいのだが、チアリーディングを描いた作品にしては、そのあたりの違和感も絶妙に表現。コメディ仕立てで肩の力を抜き、なおかつスポ根ものとしても成立させている。お泊まりした友人宅で、その兄と互いに無言で洗面台に立つ場面など、恋愛描写もニクい演出。人種問題への言及も、『タイタンズを忘れない』などの真っ向勝負とは異なる、サラリとした描写になっている。それにしても、アフリカン・アメリカン中心のチア・ガールズ軍団のカッコ良いこと。 (丸目蔵人) --- 2002年04月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)