良くも悪くも175の楽曲といえば、このアルバムとFrom North Nine Statesが浮かぶ。当時、非常に流行ったSAKURAが収録されているアルバムでもある。青春パンクというブーム的なものの追い風を受けるに受けて、その後へ至ったバンドではあるが、実際に、数ある青春パンクとされるバンドの中でも、演奏やメロディーセンス、ボーカル(声に好き嫌いが分かれるが)歌唱の力はあった。それ故ポップス路線への走行も上手くいったのだと考えられる。 良い意味で若さや勢いがあり、スカパンクの要素もあって面白い。(スカパンク好きな人からしたら、未熟かもしれない)個人的には3のI am Golden Headが特に好きである。これこそが175の魅力であり、良いものと悪いものがあふれている。 化粧する前の素の175Rと呼べるアルバム。