80年からテレビ放映され、アニメ・ファンに注目を受け始めた時に突然の放映打ち切りに見舞われた悲劇の作品。ファンの強い要望で完結させるため劇場用映画として製作・公開されたのが81年の暮れ。劇場化にあたり巨大合体ロボット“バルディオス”の活躍シーンを削り、人間関係と地球崩壊に向かう悲劇を描いている。作画や物語の細かい部分には不満も多いが、すべてのキャラクターが憎しみに染まっていく後半はとても“巨大ロボット・アニメ”とは思えない。劇場で観た私は懐かしい。DVD版は特典などほとんどなく、まったくの不満。 (池崎晴) --- 2002年04月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)監督: 広川和之 キャラクターデザイン: 上條修 声の出演: 塩沢兼人/神保まなみ/青野武 -- 内容(「CDジャーナル」データベースより)