以前、TVで放映されていたものをもう一度観たくて購入しました。
文学を読むような味わい深い内容です。
高価でしたが、何度も楽しめる事を考えると良い買い物でした。
ふたり デラックス版 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 大林宣彦, 赤川次郎, 中嶋朋子, 尾美としのり, 石田ひかり, 岸部一徳 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 29 分 |
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商品の説明
Amazonより
優等生の姉・千津子(中島朋子)と、どこかとろい妹の実加(石田ひかり)。ある日、千津子は不慮の事故で命を落とすが、その後、幽霊となって実加の前に現れ、実加は姉の力を借りながら、学校内のいざこざや家庭問題、そして恋愛など数々の困難を乗り越えていくのだが…。
映像の魔術師こと大林宣彦監督が、赤川次郎の原作小説をもとに「新・尾道三部作」第1弾として発表したジュヴナイル・ファンタジー映画。ときに繊細に、ときにポップに、和洋折衷の色をまとわせながら、少女の成長がつづられる秀作である。大林監督と音楽担当の久石譲がデュエットで歌う名曲『草の想い』も、当時映画ファンの間で大いに話題となった。これが映画デビューとなった石田ひかりは、その年の映画賞新人賞を総なめする好演を示し、本作のヒロインさながら女優としても大きくステップアップした。(的田也寸志)
レビュー
監督: 大林宣彦 原作: 赤川次郎 脚本: 桂千穂 出演: 石田ひかり/中嶋朋子/尾美としのり/岸部一徳/富司純子
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988102702618
- 監督 : 大林宣彦
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 29 分
- 発売日 : 2002/2/22
- 出演 : 石田ひかり, 中嶋朋子, 尾美としのり, 岸部一徳
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), 日本語 (Mono)
- 販売元 : パイオニアLDC
- ASIN : B00005V2LI
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,196位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 557位日本のラブロマンス映画
- - 634位日本の青春映画
- - 3,244位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月11日に日本でレビュー済み
尾道。「どこじゃどこじゃ、物たちよどうして私が探し求めると、姿を隠してしまうのじゃ」ごちゃごちゃの部屋を石田ひかりが探しものをしている。父が出張すると一緒に母と玄関で別れ出かける。「へへっ」「お前グズのくせにそういう事は素早いんだな。ほーこんな所へ出てくるのか」2人は別れてひかりは紅い願掛け不動尊の横を通る。親友から今年も第九行く?と電話で聞かれ「第九かあ」「行って」「おねえちゃん」高2の中嶋朋子が「行こうよいつも通り一緒に聞こうよ、第九」中2の石田ひかりが親友とワンダーシティで第九の合唱を聞いている。ホットチョコレートを買って黒の服を着たひかりに、大学生が姉と間違えて声をかけてきた。3人で喫茶店に入りひかりが「10月27日姉は死にました」「何してるの遅刻よ、あんた自分で気をつけないと」「おねえちゃん、母親みたい」ふたりで登校中姉は忘れ物があるから、と戻った時にちょうど材木を積んだトラックから木材が落ちてきた。「危ないよひかり、ひかり」姉はトラックと荷材に挟まれて「待って行かないで一緒にいて。私はもうすぐ死ぬわ、自信を持つのあんたの生き方に自信を持つのあんたの側にいるから」「死んじゃだめおねえちゃん」ドアがカチャと開き、第九から帰ったひかりに「おかえりなさい」「おねえちゃん。今夜はいい夜だった、あの人に全部話したよ、おねえちゃんのこと」「ありがとう」「いっしょに行けたら良かったね」それから、ピアノの演奏会に、マラソン大会、学園祭、そして父の浮気と朋子はいつもひかりを助ける。が、「おねえちゃん、おねえちゃん何処行ったの。意地悪しないでおねえちゃん」そして鏡台が目に留まり、鏡の中に姉はいて「さようなら」と口唇を動かした。ー「でもね、私はずっとおねえちゃんと一緒。私ね、おねえちゃんの事を書くの。いつまでも忘れない為なんですからね」高2になったひかりが坂道を上って行くシーンで終わりになる。大林宣彦監督。少女の成長談でファンタジー的要素を加えている。主演の石田ひかりがいい。
2024年3月15日に日本でレビュー済み
いい映画。残り30分くらいで思い出したように鬱展開しかけるけど、最後まで見れば、ほぼハッピーエンド。頭から最後まで「草の想い」が流れっぱなし。いい曲だからOK。特に演劇会のシーンに大林監督のこだわりと美しさを感じた。姉が逝ってしまうシーンは、どこか丸太がドリフのコントで、姉には悪いがちょっと間抜け。
2023年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく好きな作品でレンタルDVDもなかったので購入できてよかったです
2021年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Amazonで観賞させていただきました(ネタバレしているところがあるかもしれないので、未見の人は注意してください)。
赤川次郎さんの小説『ふたり』が原作の、故・大林宣彦さん監督の映画です。
この映画のことは寡聞にして知らなかったのですが、あるとき母がこの映画のテーマソングでありエンディングに流れる曲である『草の想い』を口ずさんでいて、そのメロディーラインに感動して調べた結果、本作に辿り着いた次第です。
原作のタイトルも映画のタイトルも「ふたり」ですが、ぼくはこの映画に登場したすべての人たちが主人公の映画だと感じました。
たとえば、「白いスーツの男」。彼はもちろん加害者であるわけですが、彼のポケットからはみ出した本(クローズアップ!)がヘルマン・ヘッセの『車輪の下』だったのを考え合わせると、彼は「車輪の下敷きになった被害者」でもあったことが想像できます。
また、たとえば「前野さん」。彼女は主人公の一方である妹の実加を虐めます。しかし、彼女の家も問題を抱えていて、苦しみ悶えていることが描かれています。
加害者であり、かつ被害者である。あるいは加害と被害はたやすく反転する。それは現実社会においても見られる様相だと思います。
あるいは、実加の親友の「真子」。彼女は最後、寂しそうな顔をして「グッバイ、親友」と何度も言います。あれは自殺を仄めかしているのではないでしょうか(彼女の家も問題を抱えています)。
つまり、「一見幸福に見えるどの家庭も問題を抱えていて、あるいは均衡を保っていた家庭でさえふとしたきっかけでバランスを崩すと、一気に崩壊に向かう」ということをこの映画は言いたいのではあるまいか、そう感じました。
表面上は実加のビルドゥングスロマン(成長小説)であって、それは最後の場面で描かれているのですが、姉の墓前に花を手向けているトラック運転手のほうを一瞥することもなく家路を急ぐ実加の姿が象徴的で、それは「姉の死を乗り越えた」ということを表していますし、その後『ふたり』という小説を書きはじめたり、自身の汚部屋がキレイな部屋になっていることからも表されています。
音楽もまたいいですね。ジブリ音楽を手がける久石譲さんが全音楽を担当しています。
『草の想い』という主題歌が絶品で、歌詞中にある「時は移ろい行きて ものはみな失われ/朧に浮かぶ影は 人の想い」というところ、まさしくそのとおりです。また、タイトルの「草の想い」というのはふつうの人間を取るに足りない「草」にたとえていると解釈しました。これは中島みゆきさんが言うところの「地上の星」とおなじことですね。たしかに「夜空に瞬く綺麗な星たち」もこの世界にはいます。でも、ほとんどの人間は人知れず死んでいくだけの「地上の星」です。それでも「星」には違いないのです。だれだって光り輝いているのです。
とにかくすばらしい映画です。
オススメです。
赤川次郎さんの小説『ふたり』が原作の、故・大林宣彦さん監督の映画です。
この映画のことは寡聞にして知らなかったのですが、あるとき母がこの映画のテーマソングでありエンディングに流れる曲である『草の想い』を口ずさんでいて、そのメロディーラインに感動して調べた結果、本作に辿り着いた次第です。
原作のタイトルも映画のタイトルも「ふたり」ですが、ぼくはこの映画に登場したすべての人たちが主人公の映画だと感じました。
たとえば、「白いスーツの男」。彼はもちろん加害者であるわけですが、彼のポケットからはみ出した本(クローズアップ!)がヘルマン・ヘッセの『車輪の下』だったのを考え合わせると、彼は「車輪の下敷きになった被害者」でもあったことが想像できます。
また、たとえば「前野さん」。彼女は主人公の一方である妹の実加を虐めます。しかし、彼女の家も問題を抱えていて、苦しみ悶えていることが描かれています。
加害者であり、かつ被害者である。あるいは加害と被害はたやすく反転する。それは現実社会においても見られる様相だと思います。
あるいは、実加の親友の「真子」。彼女は最後、寂しそうな顔をして「グッバイ、親友」と何度も言います。あれは自殺を仄めかしているのではないでしょうか(彼女の家も問題を抱えています)。
つまり、「一見幸福に見えるどの家庭も問題を抱えていて、あるいは均衡を保っていた家庭でさえふとしたきっかけでバランスを崩すと、一気に崩壊に向かう」ということをこの映画は言いたいのではあるまいか、そう感じました。
表面上は実加のビルドゥングスロマン(成長小説)であって、それは最後の場面で描かれているのですが、姉の墓前に花を手向けているトラック運転手のほうを一瞥することもなく家路を急ぐ実加の姿が象徴的で、それは「姉の死を乗り越えた」ということを表していますし、その後『ふたり』という小説を書きはじめたり、自身の汚部屋がキレイな部屋になっていることからも表されています。
音楽もまたいいですね。ジブリ音楽を手がける久石譲さんが全音楽を担当しています。
『草の想い』という主題歌が絶品で、歌詞中にある「時は移ろい行きて ものはみな失われ/朧に浮かぶ影は 人の想い」というところ、まさしくそのとおりです。また、タイトルの「草の想い」というのはふつうの人間を取るに足りない「草」にたとえていると解釈しました。これは中島みゆきさんが言うところの「地上の星」とおなじことですね。たしかに「夜空に瞬く綺麗な星たち」もこの世界にはいます。でも、ほとんどの人間は人知れず死んでいくだけの「地上の星」です。それでも「星」には違いないのです。だれだって光り輝いているのです。
とにかくすばらしい映画です。
オススメです。
2022年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近凄く観たくなり購入しました。やはり良い映画でした。
2020年6月13日に日本でレビュー済み
1.DVD特別プレミアム版
2.DVDデラックス版
3.DVD「千津子とその妹の物語」ー《ふたり》メイキングー
の各DVDの特典内容や仕様が分かるように動画を添付します。
Amazonで購入
メディアを読み込めませんでした。
2.DVDデラックス版
3.DVD「千津子とその妹の物語」ー《ふたり》メイキングー
の各DVDの特典内容や仕様が分かるように動画を添付します。
2021年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
20年前くらいに見たと思います。赤川次郎の原作を先に読んでいたのでちょっと映画は原作と違っていたと思いますが、尾道の風情がある街並みなど見られて癒されました。
物語は切なくて少し沈んだ気持ちになりますが、それはそれで私は良いと思います。
見た当初は自分と姉を重ねたりしたなと懐かしく思いました。
自分も歳をとり、違う目線で感じたりして今回また見る事ができて良かったです。
物語は切なくて少し沈んだ気持ちになりますが、それはそれで私は良いと思います。
見た当初は自分と姉を重ねたりしたなと懐かしく思いました。
自分も歳をとり、違う目線で感じたりして今回また見る事ができて良かったです。