元JUDY AND MARYのVo.、YUKIが2002年にリリースした2ndシングル。 日暮愛葉から提供・プロデュースされたロック色強いデビューシングル『the end of shite』とは対照的に、ピアノの優しい響きから始まるしっとりとしたバラード曲になっており、2015年現在数多くの楽曲をリリースしてきた彼女のソロ作品の中でも個人的に1番のお気に入りの曲だ。
本作は既に解散してしまったアメリカのパワーポップバンドJERRYFISHのVo./Dr.、Andy Sturmerから提供された楽曲で作詞はYUKI自身が手がけている。JUDY AND MARY解散後すぐに書いた詞らしくこれまでの道のり、そしてこれからの道のりを想起させる詞になっていてバンドからソロへと転向した彼女の心境を表現した感慨深い1曲でもある。 しっとりとしたソフトな曲調でありつつもラストに向けての広がりがとても見事で、伸びやかにみずみずしく歌うYUKIの歌声と秀逸なメロディーにより聞き終わる頃にはあたたかな気持ちになっていることだろう。 とてもかわいらしい声質でありつつもたしかな表現力・歌唱力を持ったYUKIの歌声はやはり素晴らしい。個人的に大好きな日本の女性歌手の一人だ。