特に当盤は、名曲 "Song For A Sucker Like You" をはじめ、全編をベンの 曲で固め、彼のジャジーで洒脱なピアノとヴォーカルに、クレモンティーヌが可愛く からむという、本当に、悶絶的に素敵なアルバムです!(笑) まず、とにかく曲が良い。そして本人たちも認める通りの、絶妙な相性。いつにも 増して楽しげに、明るくコケットに歌うクレモンティーヌと、彼女をからかうように 声を投げかけるベンの掛け合いは、まるで本当の恋人同士のよう。 全盛期のジャッキー&ロイ、ランバート・ヘンドリックス&ロスをも思わせる、 饒舌で、軽薄で、しかも最高に幸せそうなハーモニー。 ファンの方はもちろん、クレモンティーヌ? ああ、あのオシャレ系のやつね、なんて 聴かず嫌いの音楽ファンも、この2枚は必聴です!
ベンシドランのユーモラスなピアノと歌、そしてバンドのきちっとした演奏の上を、クレモンティーヌがただおしゃべりしているように歌います。そうこれって歌じゃないですね。会話とかおしゃべりのノリです。"CHOICE IN THE MATTER"が典型的にこのアルバムのコンセプトを表してますね。バンドはノリノリ。でも彼女はリズムに乗ってしゃべってるだけ。全くメロディを歌ってません。ただ話してるの。(ラップじゃなくておしゃべり)そこが圧倒的に良い!