「狂い咲きサンダーロード」の山田辰夫さんの新境地となった作品ということで視聴。なるほど、すごい印象的で存在感がありました。
作品自体の古臭さ(いわゆるダサいw)は否めませんが、当時の流行最先端をいかねばならないアイドル映画なのでそれは当然のこと。ご愛嬌で観なくてはいけません。
それよりも本作には普遍の若さと青春の挫折が描かれており、前述の山田さんの好演、吉川晃司の不慣れながらも体当たりな存在感によってみごとに昇華されています。脇を固めるベテラン陣もおどろくほど豪華で、キャラの立った演技はコミカルでありながら独特のリアリティを作品に与えています。
デジタルソフト化されておらず(限定販売のみ)、いまや高値だそうで。