同年代の人で{サルビアの花}を知らない人はいないと思う。
この曲を作った早川義男というアングラというかメジャーではないレジェンドのバンドなのである。
今頃と言われると思うけれど、「腹貸し女」というサントラが彼らのデビュー前に作ってるという驚き、
初期のジャックスは面白い!先にサントラ聞いてから聞くと違いが楽しい。
いろんな影響を受けただろうバンドのサントラ盤は面白く、これを集めてGS全盛のこの時代をミックスし、作り上げたアルバム・・・多くの葛藤の末の生産物だと思う。少しは売れるようにと営業的にも努力の結果、面白いなぁ・・・独特のボーカルの声も面白い!
ジャックスの世界
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 限定版, 2018/6/13
"もう一度試してください。" | 通常盤 | ¥949 | ¥792 |
CD, CD, 2005/3/30
"もう一度試してください。" | 通常盤 |
—
| ¥3,300 | ¥219 |
CD, 2011/10/26
"もう一度試してください。" | 通常盤 |
—
| ¥5,980 | ¥1,100 |
CD, 限定版, 2003/6/27
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| ¥19,203 | ¥1,280 |
CD, 1992/6/24
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥347 |
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登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.4 x 12.4 x 1.2 cm; 58.97 g
- メーカー : EMIミュージック・ジャパン
- EAN : 4988006095106
- レーベル : EMIミュージック・ジャパン
- ASIN : B000064U3F
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 372,688位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 102,110位J-POP (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
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5 星
憧れ続けたレジェンド
同年代の人で{サルビアの花}を知らない人はいないと思う。この曲を作った早川義男というアングラというかメジャーではないレジェンドのバンドなのである。今頃と言われると思うけれど、「腹貸し女」というサントラが彼らのデビュー前に作ってるという驚き、初期のジャックスは面白い!先にサントラ聞いてから聞くと違いが楽しい。いろんな影響を受けただろうバンドのサントラ盤は面白く、これを集めてGS全盛のこの時代をミックスし、作り上げたアルバム・・・多くの葛藤の末の生産物だと思う。少しは売れるようにと営業的にも努力の結果、面白いなぁ・・・独特のボーカルの声も面白い!
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2021年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同年代の人で{サルビアの花}を知らない人はいないと思う。
この曲を作った早川義男というアングラというかメジャーではないレジェンドのバンドなのである。
今頃と言われると思うけれど、「腹貸し女」というサントラが彼らのデビュー前に作ってるという驚き、
初期のジャックスは面白い!先にサントラ聞いてから聞くと違いが楽しい。
いろんな影響を受けただろうバンドのサントラ盤は面白く、これを集めてGS全盛のこの時代をミックスし、作り上げたアルバム・・・多くの葛藤の末の生産物だと思う。少しは売れるようにと営業的にも努力の結果、面白いなぁ・・・独特のボーカルの声も面白い!
この曲を作った早川義男というアングラというかメジャーではないレジェンドのバンドなのである。
今頃と言われると思うけれど、「腹貸し女」というサントラが彼らのデビュー前に作ってるという驚き、
初期のジャックスは面白い!先にサントラ聞いてから聞くと違いが楽しい。
いろんな影響を受けただろうバンドのサントラ盤は面白く、これを集めてGS全盛のこの時代をミックスし、作り上げたアルバム・・・多くの葛藤の末の生産物だと思う。少しは売れるようにと営業的にも努力の結果、面白いなぁ・・・独特のボーカルの声も面白い!
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2011年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このアルバムを聞く前から、ある程度ジャックスに付いては知っていましたが、
まさかこれ程、暗くて重いとは思いませんでした!早川義夫さんの
才能が黒光りしています、
ぜひ!この作品を聞いて頂きたい、そして絶望の淵へ落とされたような気になってほしい、
絶望の闇の向うに、僅かな光が、その光の向うに、早川義夫が笑んで手招きしています、
ほら!見ているはずの僕たちが、いつの間にか見られています(早川さんに)
ライナーノーツに書かれている、「見ている者が、いつの間にか見られる者に変わっていく時の恐怖」
と言うのはこういう事なのだろう、そして、リスナー達はこの恐怖に打ち勝って
大人になって行くという事なのでは?
音楽的にはサイケデリック・ロックで、G・S等と言う軽い言葉では言い表して
欲しく無いと思いました、物凄くオリジナリティーのある、グループです!
音楽と日本語詞による、和製サイケデリック感を堪能して頂きたい、
まさかこれ程、暗くて重いとは思いませんでした!早川義夫さんの
才能が黒光りしています、
ぜひ!この作品を聞いて頂きたい、そして絶望の淵へ落とされたような気になってほしい、
絶望の闇の向うに、僅かな光が、その光の向うに、早川義夫が笑んで手招きしています、
ほら!見ているはずの僕たちが、いつの間にか見られています(早川さんに)
ライナーノーツに書かれている、「見ている者が、いつの間にか見られる者に変わっていく時の恐怖」
と言うのはこういう事なのだろう、そして、リスナー達はこの恐怖に打ち勝って
大人になって行くという事なのでは?
音楽的にはサイケデリック・ロックで、G・S等と言う軽い言葉では言い表して
欲しく無いと思いました、物凄くオリジナリティーのある、グループです!
音楽と日本語詞による、和製サイケデリック感を堪能して頂きたい、
2018年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の大好きな灰野敬二さんがリスペクトしてたので存じ上げたジャックスです!
ジャックスのCDを買うのは初めてです。
買って本当良かったです!
全て良いのですけど、特に水橋さんのギターが気に入ってます!
伝説のバンドというのも頷けます!
ジャックスのCDを買うのは初めてです。
買って本当良かったです!
全て良いのですけど、特に水橋さんのギターが気に入ってます!
伝説のバンドというのも頷けます!
2017年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どの曲も全く古さは感じない。名盤と思います。特にスターリンもコピーした1曲目は名曲。
2018年8月15日に日本でレビュー済み
もう、かなり魂は擦り切れてしまったが、この地上で50年前に召喚されてしまった、すべてを無みするような大騒ぎへの衝動は、私の精神に刻まれてしまっている。今では、それがただの空騒ぎに過ぎなかったものと理解はしていても、パセティックな時代精神は余韻と郷愁を残した。*1
団塊世代のテールに属する私は、1968/69年を若干過激な高校生として過ごしたが、この政治の季節に、新しい精神の“形”、ないしは“表現”として共鳴し、同調できるような存在はほとんどなかった。欧米世界では、カウンターカルチャーとして様々な運動やヒップスターが登場し、既存のメインカルチャーに揺すぶりを掛けていたにも関わらず、日本の文化的状況では、それらの動きに匹敵するような存在は見当たらずにいて、ただ、それが口惜しかった。*2
フォークソングは(岡林信康のいくつかの作品を除いて)、単純な反抗と諧謔を歌っていたが、私はフランスのカルチェラタンの街頭闘争で「舗道の敷石を剥がすと、そこに砂浜が・・・」といった、ポエジーと闘いの融合した新しい精神の出現―表現こそが欲しかったのだ。その微かな表象は、神戸大学の闘争にあった松下昇の表現集と、雑誌「遠くまで行くんだ」グループに辛うじて探し当てることはできたが。*3
この意味で、ジャックスの音楽にしか、自らの精神を新しく登場したものとして、鮮烈に主張した同時代の表現はなかった。それは、政治思想的な示威行動とは異なっていて、その個人の内面にまで到達した表現だった。
とりわけ、“ラヴ・ジェネレーション”を聴いてほしい。
そこには、遥か19世紀後半に詩人のアルチュール・ランボーが残した、新しく世界に登場した存在のおずおずと震えている魂の鼓動が、響きあって聞こえるだろう。歴史や政治的状況には、無知で無縁であったとしても、未だ魂が傷つけられずにいた無垢なものとして、およそ永遠にだけ喉を空けている白痴のようなものとして、未知に直面しようとした精神を感じることができるはずだ。
ランボーがパリコミューンの騒乱に参加し、理性の進歩に票を投じながらも、その後多勢とたもとを分かったのは、彼らが現実世界に不満を持つだけのルサンチマンの徒であり、そこに、“見者の手紙”を想像した精神とは無縁な、世俗的別種を見たからだった。独り、アフリカの高原を武器商人として歩んだのは、辺境の禍々しい現実に自身を晒そうとした意志によるのだろうが、同道するような存在はなかった。ただ、彼の孤絶した精神がたどった結末であり、それが自身を荒れ果てさせ、無残な最期を迎えるしかなかったとしても、現実に初めて降りたった精神が唄った瑞々しい詩作品は朽ちずに、永遠の生命を持つ。
同じように、早川義夫が自身で作詞作曲したジャックスの曲の中で、“空っぽの世界”と“ラヴ・ジェネレーション”という対極的な二作品には、少年の世界に対する怖れそのものと、青年があらたに生きることへと向かって紅潮した決意とが、戸惑いと昂然をまとったアンビバレンツな精神の表象として示されていた。それは、かつて存在しなかった斬新な音楽による内面の表現だったのだ。その静寂と激しい音声の乱打のなかに閉じ込められ、私は同時代を駆け抜けるもののパッションをずぶ濡れになって受け取ったのである。
レトリカルな音楽を創造し、その後大きく成功したハッピーエンドのようなものからはかけ離れていて、ただ世界と人間の深さに呼応するような音楽は、結果として、少数を魅了し、少数者のアドレッセンスのためにあったと言うしかない。*4
私もまた、同じような不安と高揚のふたつを抱えながら、躊躇しつつ足を踏み出してきたのだった。そして、私の震えるような心に直接触れる音楽を、ジャックス以外に見出すことはできなかった。だから、いまだに彼らの音楽は私を離さない。
おそらく、新しく、ジャックスの音楽に辿り着くものは、世界の現実の厳しさにひとり慄き、それでも、その世界に決断をもって入っていかざるをえないことを、予感している少数者であるだろう。しかし、その瀬踏みを経験し、果敢に表現しえたものたちが存在したことは、あなたに大きな勇気と共感を与えるに違いない。
*1.この時代風景を見事に茶化してアニメにしたのが、私と同世代であった押井守の「ビューティフルドリーマー」
である。それゆえ、私は彼に対して惜しみない共感を持つ。
*2.ボブ・ディラン、ゴダール、ドアーズetc、および、それらの先駆としてビートニクスがあった。
*3. このにぎやかな時代精神が求めたものは、結局祝祭的空間であって、政治的実効性を追求したものではなかった。
この事実は、20世紀中盤のただ戯画的な学生反乱として記録されていくだけだろう。イデアは宙吊りになり、イ
デオロギーは自壊してすでに陳腐なものになってしまっている。
*4. ロック音楽がエンターテイメントの主流になった以降、鬱勃とした内面と、世界に切り込むような意志とが融合し
た表現は絶えてしまった。成熟した近代は、そのような存在を許容しないのだろう。
PS ジャックスについて書きつらねたなら、「休みの国」も紹介しておかねばなりますまい。休みの国の中心的存在で
あった高橋照幸(海賊)の音楽が持つ不思議な世界観と、彼の独立不羈の詩精神こそ、アレキサンドル・グリーンの
ように記憶されるべき存在だったのですから。
団塊世代のテールに属する私は、1968/69年を若干過激な高校生として過ごしたが、この政治の季節に、新しい精神の“形”、ないしは“表現”として共鳴し、同調できるような存在はほとんどなかった。欧米世界では、カウンターカルチャーとして様々な運動やヒップスターが登場し、既存のメインカルチャーに揺すぶりを掛けていたにも関わらず、日本の文化的状況では、それらの動きに匹敵するような存在は見当たらずにいて、ただ、それが口惜しかった。*2
フォークソングは(岡林信康のいくつかの作品を除いて)、単純な反抗と諧謔を歌っていたが、私はフランスのカルチェラタンの街頭闘争で「舗道の敷石を剥がすと、そこに砂浜が・・・」といった、ポエジーと闘いの融合した新しい精神の出現―表現こそが欲しかったのだ。その微かな表象は、神戸大学の闘争にあった松下昇の表現集と、雑誌「遠くまで行くんだ」グループに辛うじて探し当てることはできたが。*3
この意味で、ジャックスの音楽にしか、自らの精神を新しく登場したものとして、鮮烈に主張した同時代の表現はなかった。それは、政治思想的な示威行動とは異なっていて、その個人の内面にまで到達した表現だった。
とりわけ、“ラヴ・ジェネレーション”を聴いてほしい。
そこには、遥か19世紀後半に詩人のアルチュール・ランボーが残した、新しく世界に登場した存在のおずおずと震えている魂の鼓動が、響きあって聞こえるだろう。歴史や政治的状況には、無知で無縁であったとしても、未だ魂が傷つけられずにいた無垢なものとして、およそ永遠にだけ喉を空けている白痴のようなものとして、未知に直面しようとした精神を感じることができるはずだ。
ランボーがパリコミューンの騒乱に参加し、理性の進歩に票を投じながらも、その後多勢とたもとを分かったのは、彼らが現実世界に不満を持つだけのルサンチマンの徒であり、そこに、“見者の手紙”を想像した精神とは無縁な、世俗的別種を見たからだった。独り、アフリカの高原を武器商人として歩んだのは、辺境の禍々しい現実に自身を晒そうとした意志によるのだろうが、同道するような存在はなかった。ただ、彼の孤絶した精神がたどった結末であり、それが自身を荒れ果てさせ、無残な最期を迎えるしかなかったとしても、現実に初めて降りたった精神が唄った瑞々しい詩作品は朽ちずに、永遠の生命を持つ。
同じように、早川義夫が自身で作詞作曲したジャックスの曲の中で、“空っぽの世界”と“ラヴ・ジェネレーション”という対極的な二作品には、少年の世界に対する怖れそのものと、青年があらたに生きることへと向かって紅潮した決意とが、戸惑いと昂然をまとったアンビバレンツな精神の表象として示されていた。それは、かつて存在しなかった斬新な音楽による内面の表現だったのだ。その静寂と激しい音声の乱打のなかに閉じ込められ、私は同時代を駆け抜けるもののパッションをずぶ濡れになって受け取ったのである。
レトリカルな音楽を創造し、その後大きく成功したハッピーエンドのようなものからはかけ離れていて、ただ世界と人間の深さに呼応するような音楽は、結果として、少数を魅了し、少数者のアドレッセンスのためにあったと言うしかない。*4
私もまた、同じような不安と高揚のふたつを抱えながら、躊躇しつつ足を踏み出してきたのだった。そして、私の震えるような心に直接触れる音楽を、ジャックス以外に見出すことはできなかった。だから、いまだに彼らの音楽は私を離さない。
おそらく、新しく、ジャックスの音楽に辿り着くものは、世界の現実の厳しさにひとり慄き、それでも、その世界に決断をもって入っていかざるをえないことを、予感している少数者であるだろう。しかし、その瀬踏みを経験し、果敢に表現しえたものたちが存在したことは、あなたに大きな勇気と共感を与えるに違いない。
*1.この時代風景を見事に茶化してアニメにしたのが、私と同世代であった押井守の「ビューティフルドリーマー」
である。それゆえ、私は彼に対して惜しみない共感を持つ。
*2.ボブ・ディラン、ゴダール、ドアーズetc、および、それらの先駆としてビートニクスがあった。
*3. このにぎやかな時代精神が求めたものは、結局祝祭的空間であって、政治的実効性を追求したものではなかった。
この事実は、20世紀中盤のただ戯画的な学生反乱として記録されていくだけだろう。イデアは宙吊りになり、イ
デオロギーは自壊してすでに陳腐なものになってしまっている。
*4. ロック音楽がエンターテイメントの主流になった以降、鬱勃とした内面と、世界に切り込むような意志とが融合し
た表現は絶えてしまった。成熟した近代は、そのような存在を許容しないのだろう。
PS ジャックスについて書きつらねたなら、「休みの国」も紹介しておかねばなりますまい。休みの国の中心的存在で
あった高橋照幸(海賊)の音楽が持つ不思議な世界観と、彼の独立不羈の詩精神こそ、アレキサンドル・グリーンの
ように記憶されるべき存在だったのですから。
2014年4月5日に日本でレビュー済み
家から自転車で5分の所に林声堂というレコード屋があった まだ中学生だったのでそんなにレコードを買えるわけでもないのだが、
ギターの弦やピックも置いていたので、しょっちゅう通っていた その店は中年のおばちゃんが店番していたのだが
あんまりしょっちゅう来るものだから、お得意さんと思ってくれたのか、業界紙のような雑誌をくれるようになったのだ
(おそらくレコード会社からの発売予定リストでレコード屋はそれをチェックして入荷していたのだろう)
それを読むたびにいつも予約していたのがこのジャックスの「ジャックスの世界」だったのだ
その頃ギターを弾き始めていたのだが、当時のギター雑誌の(新譜ジャーナルやガッツ)日本のフォークやロックの名曲集みたいなものに
必ず載っていたのがジャックスの「からっぽの世界」だった
その詞を読んだ自分は何としても「からっぽの世界」を聴きたかったのだが、再発は予定されるもののいつも直前で中止になり
おばちゃんの「また今回もあかんかったね」ってセリフを何度も聴いた
そして高校生になりスターリンを聴き凄く衝撃を受けたのだが、
そのスターリンのボーカリスト 遠藤ミチロウのファーストエッセイ集「嫌だと言っても愛してやるさ」になんとジャックス論が書かれていた
それでもどうしてもジャックスを聴くことは出来なかった 音源が手に入らなかったのだ
そのジャックスを初めて聴いたのは高校三年生の時、
先に大学に進学していた友人がキャンパスでスターリンを弾き語ってる先輩を見つけ、話しかけてみるとジャックスのレコードを持っているとの事
そしてしばらくしてその先輩から「ジャックスの世界」のカセットテープを入手
自分の将来に何のプランも持っていなかった自分はその先輩に会うためだけに大学進学を決めたのだった
初めて聴いたジャックスは重くて暗くてとても高校生には耐えられるものではなかったが、
そこに絶望だけじゃない何かを感じたのも事実だ 「今、歌うんだ 今、叫ぶんだ 俺なりの精一杯の情熱だけだ」
「しようと思えば空だって飛べる」
むなしさ 虚無 怒り 焦り 情熱 喜び 時代 世代 個 点 そして愛 すべてあらゆる大きなものがこのアルバムには込められていると思う
追伸 その先輩とも自分の不義理のせいで音信不通になっていたが、
再会したのは復活した早川義夫の佐久間正英との初めてのツアー 大阪なんばのライブハウスだった
そして林声堂はジャックスの再発LP「レジェンド」の発売を待つ事もなく閉店してしまった
その林声堂の閉店セールで最後に買ったLPは ダウンタウンファイティングブギウギバンドの「海賊盤」
そのアルバムには「堕天使ロック」がカバーされていた
今はネットなんかで簡単に色んな音源や情報がすぐ手に入るようになったが、あの頃はまさに人から人へ感動を伝えていったのだと思う
先輩が本屋時代の早川さんに電話し、ジャックスの音源が手に入らないと嘆いた時、早川さんはこう言ったという
「あなたが聴きたいと願えば、いつか必ず聴こえてきますよ」
ギターの弦やピックも置いていたので、しょっちゅう通っていた その店は中年のおばちゃんが店番していたのだが
あんまりしょっちゅう来るものだから、お得意さんと思ってくれたのか、業界紙のような雑誌をくれるようになったのだ
(おそらくレコード会社からの発売予定リストでレコード屋はそれをチェックして入荷していたのだろう)
それを読むたびにいつも予約していたのがこのジャックスの「ジャックスの世界」だったのだ
その頃ギターを弾き始めていたのだが、当時のギター雑誌の(新譜ジャーナルやガッツ)日本のフォークやロックの名曲集みたいなものに
必ず載っていたのがジャックスの「からっぽの世界」だった
その詞を読んだ自分は何としても「からっぽの世界」を聴きたかったのだが、再発は予定されるもののいつも直前で中止になり
おばちゃんの「また今回もあかんかったね」ってセリフを何度も聴いた
そして高校生になりスターリンを聴き凄く衝撃を受けたのだが、
そのスターリンのボーカリスト 遠藤ミチロウのファーストエッセイ集「嫌だと言っても愛してやるさ」になんとジャックス論が書かれていた
それでもどうしてもジャックスを聴くことは出来なかった 音源が手に入らなかったのだ
そのジャックスを初めて聴いたのは高校三年生の時、
先に大学に進学していた友人がキャンパスでスターリンを弾き語ってる先輩を見つけ、話しかけてみるとジャックスのレコードを持っているとの事
そしてしばらくしてその先輩から「ジャックスの世界」のカセットテープを入手
自分の将来に何のプランも持っていなかった自分はその先輩に会うためだけに大学進学を決めたのだった
初めて聴いたジャックスは重くて暗くてとても高校生には耐えられるものではなかったが、
そこに絶望だけじゃない何かを感じたのも事実だ 「今、歌うんだ 今、叫ぶんだ 俺なりの精一杯の情熱だけだ」
「しようと思えば空だって飛べる」
むなしさ 虚無 怒り 焦り 情熱 喜び 時代 世代 個 点 そして愛 すべてあらゆる大きなものがこのアルバムには込められていると思う
追伸 その先輩とも自分の不義理のせいで音信不通になっていたが、
再会したのは復活した早川義夫の佐久間正英との初めてのツアー 大阪なんばのライブハウスだった
そして林声堂はジャックスの再発LP「レジェンド」の発売を待つ事もなく閉店してしまった
その林声堂の閉店セールで最後に買ったLPは ダウンタウンファイティングブギウギバンドの「海賊盤」
そのアルバムには「堕天使ロック」がカバーされていた
今はネットなんかで簡単に色んな音源や情報がすぐ手に入るようになったが、あの頃はまさに人から人へ感動を伝えていったのだと思う
先輩が本屋時代の早川さんに電話し、ジャックスの音源が手に入らないと嘆いた時、早川さんはこう言ったという
「あなたが聴きたいと願えば、いつか必ず聴こえてきますよ」
2009年5月20日に日本でレビュー済み
容赦ない、ヘビーな世界。流して聞いていても憂鬱になってくる重苦しい世界。僕にはとても厳しいです。聞くのがしんどいです。
個人的な感情だけで言うなら上記の理由で星二つなんですけど、これだけ陰鬱な気分にされるのはこの作品が「手抜きも容赦もなく作られたから」に他ならないと思います。なので星は三つにしました。肌に合わないからって理由だけで切り捨てるのはあまりに軽薄だと思います。
個人的な感情だけで言うなら上記の理由で星二つなんですけど、これだけ陰鬱な気分にされるのはこの作品が「手抜きも容赦もなく作られたから」に他ならないと思います。なので星は三つにしました。肌に合わないからって理由だけで切り捨てるのはあまりに軽薄だと思います。
2018年2月9日に日本でレビュー済み
このアルバムが発売されてから50年のときが流れてしまった。
50年といえば一人の人間が生まれ、その人生を全うするには充分な年月である。
いま現在、CDは廃盤になっている。だがもう、外装を変えただけのCDは発売しなくていい。
中古市場でも飽和状態で安く手に入れられるのだから。
このアルバムに人生を狂わせられた一人としてのささやかなお願い。
50周年の節目にアナログ盤を再発して欲しい。
今までブートと思われる再発はあったが、どれもプレスもジャケットも酷いものだった。
これほどの名盤が今まで一度も公式アナログ・リイシューされていないのは日本の音楽産業の貧困さを示すものだ。
どうか、アナログのマスターテープからの重量盤で再発できないだろうか。
もちろん国産プレスで、公式盤として。
このアルバムの発売からちょうど50年。
早川義夫さんは70歳である。
ユニバーサルさん、何卒、宜しくお願いいたします。
50年といえば一人の人間が生まれ、その人生を全うするには充分な年月である。
いま現在、CDは廃盤になっている。だがもう、外装を変えただけのCDは発売しなくていい。
中古市場でも飽和状態で安く手に入れられるのだから。
このアルバムに人生を狂わせられた一人としてのささやかなお願い。
50周年の節目にアナログ盤を再発して欲しい。
今までブートと思われる再発はあったが、どれもプレスもジャケットも酷いものだった。
これほどの名盤が今まで一度も公式アナログ・リイシューされていないのは日本の音楽産業の貧困さを示すものだ。
どうか、アナログのマスターテープからの重量盤で再発できないだろうか。
もちろん国産プレスで、公式盤として。
このアルバムの発売からちょうど50年。
早川義夫さんは70歳である。
ユニバーサルさん、何卒、宜しくお願いいたします。