1stアルバムに収録され、カラオケの元になってるのは、少し先に発売された短冊CD「Love Story〜時をこえて今も」のオリジナルバージョンで、一番ドラマチックで完成度が高いが、このリミックス盤では、また一味違う様々なバージョンが楽しめる。
恋人との偶然の再会を歌った曲だけど、切ない思いを爽やかなメロディーに乗せて歌う森ユキの澄んだ歌声はやっぱり最高。作詞家でもある彼女ならではと思うが、一つ一つな言葉を大切に、明瞭かつ表情豊かに歌うので、歌詞がポーンと心に響き、物語が鮮やかに浮かんで来る。森ユキというと、私的にはアニソンのイメージが強く、大好きな曲も沢山あるし、後発のキーオブライフ1stアルバムの中でも、可愛い系の歌が多い。でも、男性のラップが加わる事で、アニソンとは違った大人の女性の可愛いらしさを感じさせる、この「Love Story」と「ASAYAKEの中で」が特に好き。
およそ10年の時を経た2007年、KI☆LAのユニット名で、彼女のソロアルバム「7colors」が発売されてる(歌と作詞MORICO=森ユキ、作・編曲・ラップYusuke Sakamoto=坂本裕介)。もちろん懐かしいミラクルボイスは健在、緻密に創り上げられた美しいメロディーは、キーオブライフの復活を感じさせる。歳を取ってしまった自分には、歌詞の内容が乙女ちっく過ぎて、ちと入り込みにくく、初めて「Love Story」を聴いた時程切なく響かないのが残念だけど、沢山の新しい若いファン達を魅了している事と思う