89年ジョージ・クリントンのソロ、オープニングD1「エアバウンド」(4:25)がカッコ良くておすすめ!
引きずるようなファンクと大所帯ボーカル隊が快感で、メロディーも秀逸、もっともっと長く演奏して欲しい曲。
続くD2「トゥイーキン」(6:25)もラップを取り入れストリート感覚満載、続くアルバム表題曲D3も良いリフを持った曲で・・・、と以下1曲1曲はコンパクトにまとめられ悪くない出来なのだが、何か音(毒気?)が薄いというかこじんまりとしたまとまりが物足りないってう、私のしょーもない傲慢で贅沢な不満がある。(個人的に苦手なヒップホップ色はまだ少ないが)
フルート・ソロが狂おしいD6「ゼア・アイ・ゴー・アゲイン」、同じく狂おしいメロディーと超絶ボーカルが聴けるD10「リタ・ビウィッチド」(歌っているのは息子トレイシー・ルイス?)もおすすめだ。
この日本盤、珍しく訳詩があって素晴らしい!!!(全然ジョージ・クリントンの牙は抜かれてないぞ!)
・・・貧しい奴らにゃことさらきついポリスたち こんな国で生きるのは容易なことじゃない まして心やすらか平和に生きようとしたら その倍もきついのさ 喉をしめつけられるような感じ 生きてる奴らも死んだ奴らもみな同じこと・・・ 「トゥイーキン」
・・・ちょっとファンクしたかと思えば すぐビビって自分を売払う奴らの多いこと ちょっと尻を振ると もう種切れときやがる・・・ 「ドッグ・ユー・アウト」
ファンカデリック、パーラメント活動休止後、80年代キャピトルにソロ4作を発表、89年ペイズリー・パークから発表されたこの『シンデレラ・セオリー』、訳詩のある日本盤を是非!(中古安いし、音質良好)
P.S.
もうファンカ新作『first ya gotta SHAKE THE GATE』を聴いたかい?ジョージ・クリントン、あんたってスゲエな!あんたの本も早く翻訳されないかな・・・