“Raison d’etre”の「信じれるのは 穢れ無き真の愛」なんて何も飾らない言葉は
今や擦り切れてしまってるのではと心配になるのですが、大丈夫、問題ない。
ちぃが純粋無垢であることが無限の力になって、真っ直ぐに聴く側の心に届きました。
心配しながらも前を見て歩き続けるちぃのこの歌は、何度聴いても目頭が熱くなって
しまいます。
そして、ちぃが「アタシだけのヒト」を見つけられますように心から祈りたくなる。
私たちがいつの間にかまとってしまった鎧やかさぶたを脱ぎ捨てるための鍵をくれる
歌でもあります。
“瞳のトンネル”:フレイアとエルダ(ちぃ)の、ふたりで一人の心の中での会話
なのかな。それにしても田中理恵さんの声には不思議な魅力がありますね。懐かしい
優しいお姉さんの声とでもいうのでしょうか。
発売後10年たった今も、CDジャケットでちぃが見つめている星のように明るく輝く音楽です。