『おかめ団子』(1980年6月収録)
からっとした志ん朝さんの話振りがよくあってますね。
意外な展開をするのですが、おや、おやおやといったコミカルに聴こえます。
乾いた感じが実に良いですね。
『茶金』(1980年6月収録)
『おかめ団子』とあわせて、志ん朝さんの持ち味が良く出ていると思います。
さっぱりとしたリズムといいますか、江戸落語の良さなんでしょうね。
江戸っ子が京で起こすエピソードなんですが、京の大店の心もちが噺としても実に良いです。
篤志家という人がいましたが、最近はビジネスライクになってまいりました。
昔堅気は落語の中に保存されているなぁ、と感じ入りました。