これまでに自主でリリースしていた2枚のシングルとアルバムをCD化!!! DJ O.N.Oが生み出す緊迫感溢れるドープなサウンドに徹底したホームタウンへの執着、音楽業界に存在する東京至上主義への問題堤起を乗せたリリックがのる。 数多のヒップホップ・グループの中にあって異色の存在であるとも評され、ハウス、アンビエント等種々の音楽を取り込み、独自の音楽世界を築いている。 その影響力は甚大で、北海道はもとより日本各地にフォロワーが生まれた。 音楽シーン全体への提示とされ送り出された衝撃の問題作!!!音楽と言葉の1つの大きな到達点であり金字塔。 日本のヒップホップはここまで出来るという証明でもある。
Amazonレビュー
1998年秋、札幌からドロップされた BOSS THE MC と O.N.O からなるザ・ブルーハーブのこのファースト・アルバムは、日本のヒップホップの流れを確実に変えた。自らの曲に対する強烈なプライド、東京中心で回るシーンに対する激しい苛立ちと宣戦布告が鋭い言葉の数々に乗って聴く者の胸に突きつけられる。宮沢賢治の名作をタイトルに冠した<13>に代表されるように、さまざまな文学、映画などから引かれた言葉が次々と飛び出してくるのも BOSS のリリックの特徴だ。その一方で、トラックはダウナーかつトリッピー。当初はアブストラクトやテクノ、ダブなどヒップ・ホップ以外のリスナーから支持され、その後シーンに確固たる地位を築いていくこととなった記念すべき名盤。ボーナス・トラックとして、今では貴重なファーストとセカンド・シングルが収録されている。(山田次郎)
メディア掲載レビューほか
札幌出身のハードコア・ラップ・グループ、THA BLUE HERBのこれまで発表した2枚のシングルとアルバムをまとめた2枚組アルバム。 (C)RS