小学5年生の頃、初めて購入したファミコンのソフトが京都龍の寺殺人事件だった。なぜかとても惹かれたのだ。京都に近い大阪に生まれ育ったからかもしれない。
子供にはちょっと難しくかなり手こずってプレイしたけど、結局攻略本の助けを借りてクリアした。
推理しながら殺人事件の犯人を捜し出すというのが子供心にとても楽しく、同じ関西人女性の山村美紗の虜になってしまい、そこから山村美紗の推理小説を買い漁って読むことになった。やはりキャサリンシリーズに惹かれたのはゲームの影響だろうと思う。
ファミコンは親にいつの間にか処分されたためできなくなり、この新しいソフトが出たのも当時知っていたけど、もちろんできなかった。
大人になった今、夫の昔のファミコンソフトが大量に出てきたおかげで、またファミコンをやりたい熱が再燃。ずっと心残りだった本作を中古で買い、プレイすることができた。
子供の頃とは違い、家事の合間合間に数時間でサクッとクリアできたけど、推理小説を読んでいるかのようにワクワクしながら山村美紗ワールドを堪能することができた。
他の方もおっしゃるように、犯人本人を問い詰めたり動機を直接聞いたりがしたかったなとは思うが、懐かしい嬉しい楽しい気持ちが残ったので良しとする。