中国女 完全版 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | ジャン=ピエール・レオー, ジャン=リュック・ゴダール, アンヌ・ヴィアゼムスキー |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 37 分 |
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商品の説明
レビュー
監督・脚本: ジャン・リュック・ゴダール 撮影: ラウル・クタール 出演: アンヌ・ヴィアゼムスキー/ジャン・ピエール・レオー/ミシェル・セメニアコ/レックス・デ・ブルイン/ジュリエット・ベルト
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : フランス語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988001920427
- 監督 : ジャン=リュック・ゴダール
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 37 分
- 発売日 : 2002/7/20
- 出演 : アンヌ・ヴィアゼムスキー, ジャン=ピエール・レオー
- 字幕: : 日本語
- 言語 : フランス語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : 日本コロムビア
- ASIN : B000068OZH
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 168,139位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 16,728位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1967年ヴェネツィア国際映画祭特別審査員賞。
山田宏一によれば、9ヵ月後の五月革命の勃発を予言したこの映画によって、
「現実をあるがままにとらえる単なる〈実写〉ではなく、逆に現実を誘発し、
惹起するというゴダールの〈ドキュメンタリズム〉はその頂点に達した」とのことです。
確かに、生々しい力に満ち溢れた映画です。
「勝手にしやがれ」で長編デビューして以来、“映画の革命”を行ってきたゴダールが、
ついに“革命の映画”を撮ったという作品です。
このような手法と題材の一致に、この映画の力強さの原因があります。
毛沢東の文化大革命に傾倒する学生(アンヌ・ヴィアゼムスキー)が、テロリズムに走り、挫折するという内容。
後半のテロへの傾斜の部分には、ドストエフスキー「悪霊」の影響が見られます。
若者たちによる“革命”の失敗に、真の革命への期待が重ねられます。
この後ゴダールは、ジャン=ピエール・ゴランらと「ジガ・ヴェルトフ集団」を結成。
「東風」、「万事快調」などで、“革命の映画”の試みを深化させます。
この「中国女」はゴダールの転機になった一本というわけですが、
何度観ても素晴らしく、興奮させられます。
山田宏一によれば、9ヵ月後の五月革命の勃発を予言したこの映画によって、
「現実をあるがままにとらえる単なる〈実写〉ではなく、逆に現実を誘発し、
惹起するというゴダールの〈ドキュメンタリズム〉はその頂点に達した」とのことです。
確かに、生々しい力に満ち溢れた映画です。
「勝手にしやがれ」で長編デビューして以来、“映画の革命”を行ってきたゴダールが、
ついに“革命の映画”を撮ったという作品です。
このような手法と題材の一致に、この映画の力強さの原因があります。
毛沢東の文化大革命に傾倒する学生(アンヌ・ヴィアゼムスキー)が、テロリズムに走り、挫折するという内容。
後半のテロへの傾斜の部分には、ドストエフスキー「悪霊」の影響が見られます。
若者たちによる“革命”の失敗に、真の革命への期待が重ねられます。
この後ゴダールは、ジャン=ピエール・ゴランらと「ジガ・ヴェルトフ集団」を結成。
「東風」、「万事快調」などで、“革命の映画”の試みを深化させます。
この「中国女」はゴダールの転機になった一本というわけですが、
何度観ても素晴らしく、興奮させられます。
2004年1月2日に日本でレビュー済み
アート・ブックのようにポップで目をひくインテリアと前衛的な映像が、最初は観客を置いてきぼりにするが、話が進むにつれ、映画の根底にある人間臭が立ち込めてくる。しかし、その二つの間のギャップは、映画として最終的にどちらの側へも加担しないことにより、決して軽々しい嘲笑を誘わない。結局、映像の無機質さと人間臭との溝はうやむやにされ、観客は煙に巻かれる。
しかし、実際、当時の「赤」の存在とはそういうものだったのかもしれない。映画の中での「赤」は絶妙な位置に配されている。
しかし、実際、当時の「赤」の存在とはそういうものだったのかもしれない。映画の中での「赤」は絶妙な位置に配されている。
2022年7月18日に日本でレビュー済み
1967年8月の本作は、若い学生たちの「革命ごっこ」を描いたものだが、しかし明らかに1968年5月のソルボンヌ大学の学生闘争を予見している。たしかに、中国の「文化大革命」において、「革命派」の学生たちが「実権派」の大学教授たちを批判したわけだから、「文化大革命」をパリに仮構した『中国女』が五月革命を予見したとしても、それはゴダールの意図ではないだろう。しかし、当時、筑駒の高校生で、東大闘争をすぐ横でつぶさに観察した私としては、この映画は、同時代の先端的大学生の文化的思想的状況をきわめて見事に表現しているように思われる。フランスの「五月革命」も日本の日大闘争、東大闘争も、こんな感じでこんな若者たちに担われたのだ。そして、『中国女』における大学闘争とベトナム戦争との連帯も、当時べ平連のデモに参加していた私からすると、本当にこんな感じだったよね、と言わざるをえない。『中国女』は、何よりもまず、学生たちが美しい! 当時ゴダールと同棲を始めていたアンヌ・ヴィアゼムスキとジャン・ピエール・レオの起用は、奇蹟のような僥倖だ。撮影場所は、ゴダールとヴィアゼムスキーが同棲している高級アパートだというが、何と美しい室内だろう! まるで絵を見ているような映画だ。本作は、ゴダール映画の中でも、「美的」という点では傑出していると思う。そして、ゴダールが「文化大革命」を実際にどのように受け止めていたのかは謎だが、本作では「マオ派」が茶化されていること、哲学者フランシス・ジャンソンがソルボンヌ大学教授役で登場し、テロリズムを批判していることなどから、ゴダールは一定の批判的視点をもっていたことが分る。
2021年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わたしには、内容が、さっぱりわからなかったです。せっかく購入しましたが、あんまり観ないと思います。ただ、フランス語は、心地よいです。
あと、本編が、割と短めなので、観るのは、そんなに苦痛ではなかったです。
あと、本編が、割と短めなので、観るのは、そんなに苦痛ではなかったです。
2015年9月12日に日本でレビュー済み
私は毛沢東さんの時代には影も形もないのでリアルタイムでは知らないけど、文革の恐ろしさは勉強してるからわかってるつもりではある。ゴダールは別にマオさんに心酔しているわけでなく、あくまでファッションの一部のようにフランスの若者が取り憑かれてい様子を冷ややかに描く。当たり前のこと。実に馬鹿らしいから。つまり思想さえファッション。セリフ一つ一つがとにかくゾクゾクする格好良さ。どのシーンを切り取っても全てが絵になる。
時代は変わった。私達は漂流者よ。
このセリフはすごい。若さの狂気が終わる瞬間を感じた。
マオマオが入ったサントラがあれば欲しいけど、でてないのかな。欲しいです。
時代は変わった。私達は漂流者よ。
このセリフはすごい。若さの狂気が終わる瞬間を感じた。
マオマオが入ったサントラがあれば欲しいけど、でてないのかな。欲しいです。
2015年4月22日に日本でレビュー済み
68年五月革命を予見した作品とみるのが一番安易な解釈であろう。
学生たちのおしゃれで幼稚な「革命お遊戯会」の顛末が語られるという解釈もまた誤りである。
女子大生ヴィアゼムスキに対しジュリエット・ベルトが演じる若い女。彼女は最下層の労務者である。
ゴダールは「革命あそび」の中にも厳然たる「階級意識」が存在していることを明示する。
劇中での女子大生ヴィアゼムスキがジュリエットのことをお手伝いのようにアゴで使うシークエンスは最も重要。
キリロフとアンリ、ギヨームの間にも明確な階級の壁が存在する。遊戯は頓挫し権力構造は堅持される。
ゴダールほどの天才が街頭革命による体制変革を夢見ていたはずはない。夢見ているフリをしていただけ。
学生たちのおしゃれで幼稚な「革命お遊戯会」の顛末が語られるという解釈もまた誤りである。
女子大生ヴィアゼムスキに対しジュリエット・ベルトが演じる若い女。彼女は最下層の労務者である。
ゴダールは「革命あそび」の中にも厳然たる「階級意識」が存在していることを明示する。
劇中での女子大生ヴィアゼムスキがジュリエットのことをお手伝いのようにアゴで使うシークエンスは最も重要。
キリロフとアンリ、ギヨームの間にも明確な階級の壁が存在する。遊戯は頓挫し権力構造は堅持される。
ゴダールほどの天才が街頭革命による体制変革を夢見ていたはずはない。夢見ているフリをしていただけ。
2010年11月10日に日本でレビュー済み
1968年パリ5月革命あたりからフランス文化人は毛沢東主義に傾斜してフランス共産党に不満な青年もふくめてラディカルなグループが一杯でてきた。「公園」で私が名前を知るアンチ・ロマンのフィリップ・ソレルスなどが政治活動に突入した。ゴダール自身は日本で崇められるほどは政治的に過激ではない。お坊ちゃんで非政治的と見られたルイ・マルなどカンヌ映画祭粉砕を叫んでカンヌで暴れた。カトリーヌ・ドヌーブも街頭デモに参加したほど。まあ吉永小百合さんが革マル派になったみたいなもの。この「中国女」はパリ5月革命前後のフランスの政治青年・パリ・ジェンヌの生々しい息吹きをゴダールらしい皮肉も交えて撮った傑作だ。ゴダールが政治ドキュメントを撮影している過程で自分も共感してしまうのが並みの監督と違うところ。さて今や再び「中国女」である。日本がどう騒いでも世界を支配するのは中国とロシアの上海機構であることは厳然たる事実である。日本が生き残る道は前原を罷免することだよ。日本に未来などない。それが解からない奴は救いようがない。「中国女」といえば北京オリンピックの飛び込み金メダルの美人さん。大好きで応援したぞ。「中国女」万歳 にーはお