盲導犬(アイメイト)誕生の物語。
盲導犬の訓練法も確立されていない、訓練士にとっても暗中模索の日々。しかも、盲導犬にして欲しいと託されたその犬は、喧嘩っ早いヤンチャ者だった。
そんな折、訓練士の結核の再発で盲導犬誕生も暗礁に乗り上げたかに見えた。しかし、「日本にも盲導犬が誕生するかも知れない」、そんな期待を寄せる人々に応えようと、結核を患いながらも再起する訓練士。訓練士を気遣う家族と、訓練を強行しようとする訓練士との衝突。意外にも、そこには訓練士にヒントを与えるものがあるのだった……。
困難を日本で初めて越えた奇跡のシェパード犬チャンピィとともに繰り広げられるドラマは、“人間の最良の友”を実感させる力をもっている。今日、盲導犬はさまざまな!!感動的ドラマを生んでいる。日本初の盲導犬も、やはりというべきか、感動的なドラマを内包していたのだった。