3DS版はすれ違い通信により理想の造魔が作れないので、このPS版をお勧め致します。
ソウルハッカーズは女神転生シリーズの大転換期に当たる作品です。
・デビルサマナー悪魔召喚師までの「攻撃回数」を無くして一回攻撃に統一
・集魔の水、退魔の水(リベラマ、エストマ)による意図的な悪魔との遭遇率を調整可能
・主人公とヒロイン(ネミッサ)の大幅な弱体化
具体的には以上3つです。
例えば攻撃回数なら「悪魔召喚師」ならば破壊神シヴァは3〜5回攻撃と決まっていましたし、主人公とレイ・レイホゥの最強の武器である「陽皇覇剣」は2〜7回攻撃に加えて麻痺の効果付きで、人間だけでもクリア出来る難易度です。
集魔の水と退魔の水に関しては真・女神転生3にも受け継がれ、仲魔集めが楽になりました。
反面、人間はかなり弱体化されました。「悪魔召喚師」までは力から運の合計値が30で、初期能力値は5が標準でしたが、ソウルハッカーズでは主人公、ネミッサ共にALL3から開始で、入手出来る香の数も「悪魔召喚師」と大差無く、先ずこの点がハンデとして重いです。
更に追い討ちなのが防具の防御相性が大幅に弱体化した事です。例えば「悪魔召喚師」までの「ノーマル相性」とソウルハッカーズの「ノーマル相性」は雲泥の差があります。
悪魔召喚師=闇防具「双鬼冠」を装備すると呪殺を反射するが、破魔に弱くなる。そこでノーマル相性の防具「金剛の具足」を装備すると、破魔0%(無効)が最優先され、呪殺も破魔も効かなくなる
ソウルハッカーズ=「鬼神の小手」(呪殺無効、破魔に弱い)を装備すると、呪殺を無効にする。そこに「ローラーブレード」(ノーマル相性)を装備しても、主人公やネミッサは破魔されてしまいます。
この様に後の真・女神転生3の開発に多大な影響を与える要素がソウルハッカーズには含まれているのです。