III
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, CD, 2010/11/24
"もう一度試してください。" | 通常盤 | ¥1,559 | ¥1,000 |
CD, 限定版, 2009/1/21
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| ¥8,400 | ¥1,600 |
CD, 1996/6/26
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥478 |
CD, 1990/8/1
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥580 |
CD, オリジナルレコーディングのリマスター, 2002/8/21
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター |
—
| — | ¥880 |
CD, 2006/6/21
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥2,205 |
CD, 限定版, 2017/3/8
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥2,497 |
CD, 限定版, 2000/6/14
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥2,953 |
CD, 限定版, 2001/10/31
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥4,002 |
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曲目リスト
1 | キャンディ・セッズ |
2 | ホワット・ゴーズ・オン |
3 | サム・カインダ・ラヴ |
4 | ペイル・ブルー・アイズ |
5 | ジーザス |
6 | ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト |
7 | アイム・セット・フリー |
8 | ザッツ・ザ・ストーリー・オブ・マイ・ライフ |
9 | 殺人ミステリー |
10 | アフター・アワーズ |
商品の説明
レビュー
`ロック定番50・シリーズ`第1回発売分。ルー・リードを擁したグループ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1969年発表のサード・アルバムを再発売。 (C)RS
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 117.93 g
- メーカー : ユニバーサル インターナショナル
- EAN : 4988005311429
- 時間 : 44 分
- レーベル : ユニバーサル インターナショナル
- ASIN : B00006BGXM
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 147,318位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 9,809位ポップス (ミュージック)
- - 27,249位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年8月19日に日本でレビュー済み
レビュー書こうかと思ったら、のねむさんのレビューが言い尽くしてくれていました。
時々無性に聴きたくなるアルバムです。今も聴いていました。
時々無性に聴きたくなるアルバムです。今も聴いていました。
2021年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
CDの素材が良いから音がいいんですよという触れ込みのSHMCD。はたして皆さまはどのようにお考えでしょうか?海外ではやってないSHMCD。日本の技術が優れものなんですよというSHMCD。これって自己満足じゃない?同じマスターを何度もリマスターですよ。いやいや更に20○○年リマスターですよ。と出し直してリスナーに買わせます。で、アホな人達が騙されてまた買いますね。
ボロい商売ですね〜そういう私もアホな人達の側でございます。ストーンズを買い直したので次はジャズですね。ジャズは物凄いいっぱいありますね〜お金が幾らあっても足りませんね〜
ボロい商売ですね〜そういう私もアホな人達の側でございます。ストーンズを買い直したので次はジャズですね。ジャズは物凄いいっぱいありますね〜お金が幾らあっても足りませんね〜
2018年1月28日に日本でレビュー済み
聴きやすいです。
とっつきは良いアルバムです。
ポイントは何を期待してこのアルバムを聴くか?だと思います。アバンギャルドなアレンジや破壊的なものを期待して聴いたとしたらハズレになってしまうと思います。
美と破壊…ポップとサイケ…ヴェルヴェットを聴くときはこの両者に期待が高まりますが、このアルバムは美とポップ…時々ロック…って感じかな。
簡単に言っちゃうと、車の中で何にも音楽を知らない人が同乗しててもBGMとして成立するアルバム…かな。
とっつきは良いアルバムです。
ポイントは何を期待してこのアルバムを聴くか?だと思います。アバンギャルドなアレンジや破壊的なものを期待して聴いたとしたらハズレになってしまうと思います。
美と破壊…ポップとサイケ…ヴェルヴェットを聴くときはこの両者に期待が高まりますが、このアルバムは美とポップ…時々ロック…って感じかな。
簡単に言っちゃうと、車の中で何にも音楽を知らない人が同乗しててもBGMとして成立するアルバム…かな。
2018年7月31日に日本でレビュー済み
人間の心の奥底に響くような、あまりに美しいアルバム。
特にCandy saysは何回聞いても震えるほど感動する。
特にCandy saysは何回聞いても震えるほど感動する。
2015年7月25日に日本でレビュー済み
静かなアルバムになった理由を、ギターのスターリング・モリスンは「(エフェクター類の)機材が盗まれたんだ。ひどい目に遭った。でも透明なサウンドでプレイすることは気にならなかった。」と言っていますが、どこまでマジな発言なのか…。セカンドが騒々しくなった理由は「VOX社と保証契約を結んだから」みたいなこと言っとったし…。
人によっては、前衛性を受け持っていたジョン・ケイルが抜けたからではないか、と、言うのですが、そんな単純なものでしょうか。ルー・リードは「僕はもう一枚セカンドみたいなアルバムを作ろうとは思わなかった。僕達のもう一つの側面を明らかにしなきゃ、て事だったんだ。セカンドのような音だけで評価されてしまうのは避けなければならない事だった。」と言っています。
アルバムの幕開けは、新加入したベースのダグ・ユールがリード・ヴォーカルを取る“キャンディ・セッズ”。あまりにも美しいバラードです。コーダ部分のコーラス・ワークは天国的とも言えそう。
その静けさを引き裂くかのように騒々しい“ホワット・ゴーズ・オン”が始まりますが、騒がしい曲はこれ以外は“ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト”のみ。あとの曲は不気味な静けさをたたえた曲が多いです。
特に、“ペイル・ブルー・アイズ”“ジーザス”の二連発は戦慄的です。美しすぎて怖いのです。そんな曲、ヴェルヴェッツ以外の誰が演れるのか。(いやまぁ、見渡せば意外といるとは思うんだけどね。(^_^;)
“ジーザス”は、キリストに救いを乞う内容が「軟弱すぎる」として、それまでのヴェルヴェッツのファンからは批判された曲です。向こうの人達は宗教が絡むと色々と面倒くさいんでしょうね。日本に住んでいる僕としては、このシンプルな美しさに浸(ひた)りたいところです。
“サム・カインダ・ラヴ”“アイム・セット・フリー”“ザッツ・ザ・ストーリー・オブ・マイ・ライフ”と言った、周辺の曲も、静かな佇(たたず)まいがアルバムの彩りとなっています。
“ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト”は、ケイル在籍時にもレコーディングされていて、そのヴァージョンは「 ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート(45周年記念デラックス・エディション) 」で聴くことが出来ます。個人的にはそちらのテイクのほうが好きですね。スッキリしていていて。こちらの本ちゃんヴァージョンの方は、ルー・リードの歌いこみが過ぎて、ソウルフルを通り越し演歌の世界に行っている…、と、言うと明らかに言いすぎですが。(なら言うなよ。(^_^;)それにしても、歌い込むことによって、旋律の抑揚が過多になるというのは、シンガーにとっては避けられないものなのでしょうか。…うん、まぁ、こっちはこっちで好きだけどね。(^^ゞ
“殺人ミステリー”はなんとも不思議な曲です。4人のメンバーがてんでに勝手なことを歌っている感じです。いや、もちろん、きちんと構成されていて、楽曲としての完成度は高いのですが。しかし、歌詞を見ても何を言っているのかさっぱりわからない。
“アフター・アワーズ”はドラムスのモーリン・タッカーのリード・ヴォーカル・デビュー曲です。タッカーはヴォーカルの吹き込みの時、恥ずかしすぎて、リード以外のメンバーを全員スタジオから追い出してしまったそうです。リードはそんなタッカーを眺めて楽しんでいたのでしょうか。バンドのマスコット的に可愛がっていたのかもしれませんね。あ、ちなみに、タッカーはヴェルヴェッツの紅一点です、念のため。リードはゲイなのでタッカーに性的な興味は持ってなかったとは思いますが(後年女性と結婚してますけど…(^_^;)。いずれにせよ、この曲は、不気味な美しさの漂うこのアルバムの、暖かみのあるコーダとなっています。
人によっては、前衛性を受け持っていたジョン・ケイルが抜けたからではないか、と、言うのですが、そんな単純なものでしょうか。ルー・リードは「僕はもう一枚セカンドみたいなアルバムを作ろうとは思わなかった。僕達のもう一つの側面を明らかにしなきゃ、て事だったんだ。セカンドのような音だけで評価されてしまうのは避けなければならない事だった。」と言っています。
アルバムの幕開けは、新加入したベースのダグ・ユールがリード・ヴォーカルを取る“キャンディ・セッズ”。あまりにも美しいバラードです。コーダ部分のコーラス・ワークは天国的とも言えそう。
その静けさを引き裂くかのように騒々しい“ホワット・ゴーズ・オン”が始まりますが、騒がしい曲はこれ以外は“ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト”のみ。あとの曲は不気味な静けさをたたえた曲が多いです。
特に、“ペイル・ブルー・アイズ”“ジーザス”の二連発は戦慄的です。美しすぎて怖いのです。そんな曲、ヴェルヴェッツ以外の誰が演れるのか。(いやまぁ、見渡せば意外といるとは思うんだけどね。(^_^;)
“ジーザス”は、キリストに救いを乞う内容が「軟弱すぎる」として、それまでのヴェルヴェッツのファンからは批判された曲です。向こうの人達は宗教が絡むと色々と面倒くさいんでしょうね。日本に住んでいる僕としては、このシンプルな美しさに浸(ひた)りたいところです。
“サム・カインダ・ラヴ”“アイム・セット・フリー”“ザッツ・ザ・ストーリー・オブ・マイ・ライフ”と言った、周辺の曲も、静かな佇(たたず)まいがアルバムの彩りとなっています。
“ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト”は、ケイル在籍時にもレコーディングされていて、そのヴァージョンは「 ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート(45周年記念デラックス・エディション) 」で聴くことが出来ます。個人的にはそちらのテイクのほうが好きですね。スッキリしていていて。こちらの本ちゃんヴァージョンの方は、ルー・リードの歌いこみが過ぎて、ソウルフルを通り越し演歌の世界に行っている…、と、言うと明らかに言いすぎですが。(なら言うなよ。(^_^;)それにしても、歌い込むことによって、旋律の抑揚が過多になるというのは、シンガーにとっては避けられないものなのでしょうか。…うん、まぁ、こっちはこっちで好きだけどね。(^^ゞ
“殺人ミステリー”はなんとも不思議な曲です。4人のメンバーがてんでに勝手なことを歌っている感じです。いや、もちろん、きちんと構成されていて、楽曲としての完成度は高いのですが。しかし、歌詞を見ても何を言っているのかさっぱりわからない。
“アフター・アワーズ”はドラムスのモーリン・タッカーのリード・ヴォーカル・デビュー曲です。タッカーはヴォーカルの吹き込みの時、恥ずかしすぎて、リード以外のメンバーを全員スタジオから追い出してしまったそうです。リードはそんなタッカーを眺めて楽しんでいたのでしょうか。バンドのマスコット的に可愛がっていたのかもしれませんね。あ、ちなみに、タッカーはヴェルヴェッツの紅一点です、念のため。リードはゲイなのでタッカーに性的な興味は持ってなかったとは思いますが(後年女性と結婚してますけど…(^_^;)。いずれにせよ、この曲は、不気味な美しさの漂うこのアルバムの、暖かみのあるコーダとなっています。
2008年9月25日に日本でレビュー済み
ジョン・ケール脱退後のヴェルヴェッツはつまらないというご意見をお見かけするが、このバンドの核は紛れもなくルー・リードであり、ジョン脱退以降も、ヴェルヴェッツは、ポップス史上に確かな業績を残してきたと断言したい。緊張感や実験性に満ちたファーストやセカンドアルバムと比べるとこのサード・アルバムは、一聴すると、いかにも分が悪いように思われるが、他のアルバムでは、表現しきれなかった、叙情性、繊細さなどの魅力を提示することに成功している。
それと、ジョンが、実験精神に富んでいたことは、事実であるが、ルーもジョンほどではないにしろ、実験精神や音楽的野心は、強く持っていたことも、誤解がないよう述べておきたい。それは、本アルバム収録の「Murder Mystery 」や、ソロ期のアルバム「Metal Machine Music」を、考えていただければ、ご納得いただけると思う。ただ、ルーには、ジョンと比べると、実験的アイディアを作品に昇華する能力が劣っていたことも、「Murder Mystery 」や「Metal Machine Music」で証明されているように思う。なので、ジョンのいないヴェルヴェッツに物足りなさを感じる諸兄もおられるであろうことは理解出来るし、最終的には、好みの問題ということになってくるのであろう。
話は逸れたが、このサード・アルバムである。名曲満載である。とりわけ、触れると壊れてしまいそうなな、繊細さ、脆さを感じる「Candy Says 」「Pale Blue Eyes 」「Jesus」に心を奪われると同時に、セカンド・アルバムからの振幅の激しさに驚かされるところである。こういった楽曲は、ややもすれば、言葉は悪いが、女々しくなり過ぎるきらいがあるが、ここに収録されている楽曲は、そうはならず、何か強い芯のようなものが通っているところが、非凡に思う。
この、「何か強い芯のようなもの」を自分なりに考察してみたのだが、ルーのパーソナリティによるところが一番大きいのかもしれない。ルーは傷つき易い感性の持ち主でもあるが、激しく自己主張するエゴの持ち主でもあり、非常に弱い部分と非常に強い部分が同居している複雑な人物である。また、彼は都会人特有のクールな視点を持っており、詩人としての優れた観察眼、いわば一種の客観性を有した人物でもある。このような、ルーのパーソナリティを反映した楽曲は、弱い自分を曝け出しつつも、そんな心の裏側に隠れる人間のしたたたかさを覗かせ、優しさの中にもどこかクールな感触を与えるのではないだろうか。そこには、なにか普遍的な輝きが感じられる。
「何か強い芯のようなもの」を感じる理由に、もう一つ考えられるのが、ルーをはじめ、メンバー全員のロックン・ロールに対する信念にあるように思う。ブルースを源流とする、この土着性を内包した力強い音楽、アイク・ターナー、チャック・ベリー、ボ・ディドレーと言った偉大な先人が、作り上げてきた聴くものの心を躍動させずにはおれない、パワーを持った音楽、ロックンロールへの揺ぎ無い信頼感が、そして、自分達は、何があってもロックンロールを演るんだという信念が、このアルバムの根底に貫かれているからこそ、このアルバムがみっともない単なる自己吐露の自慰行為的なものに落ちなかったのではないだろうか。
以上長々と、偉そうに拙文をたらたらと書き綴ってすいませんでした。何が言いたいかというとサードアルバムも名盤なので、是非聴いてみてください、ということです。「What Goes On」最高ですよ。浮遊感に満ちたキーボードの調べと心地よいギターストロークが延々と鳴り響くアウトロは、このまま永遠に聴いていたいと思うほどです。
それと、ジョンが、実験精神に富んでいたことは、事実であるが、ルーもジョンほどではないにしろ、実験精神や音楽的野心は、強く持っていたことも、誤解がないよう述べておきたい。それは、本アルバム収録の「Murder Mystery 」や、ソロ期のアルバム「Metal Machine Music」を、考えていただければ、ご納得いただけると思う。ただ、ルーには、ジョンと比べると、実験的アイディアを作品に昇華する能力が劣っていたことも、「Murder Mystery 」や「Metal Machine Music」で証明されているように思う。なので、ジョンのいないヴェルヴェッツに物足りなさを感じる諸兄もおられるであろうことは理解出来るし、最終的には、好みの問題ということになってくるのであろう。
話は逸れたが、このサード・アルバムである。名曲満載である。とりわけ、触れると壊れてしまいそうなな、繊細さ、脆さを感じる「Candy Says 」「Pale Blue Eyes 」「Jesus」に心を奪われると同時に、セカンド・アルバムからの振幅の激しさに驚かされるところである。こういった楽曲は、ややもすれば、言葉は悪いが、女々しくなり過ぎるきらいがあるが、ここに収録されている楽曲は、そうはならず、何か強い芯のようなものが通っているところが、非凡に思う。
この、「何か強い芯のようなもの」を自分なりに考察してみたのだが、ルーのパーソナリティによるところが一番大きいのかもしれない。ルーは傷つき易い感性の持ち主でもあるが、激しく自己主張するエゴの持ち主でもあり、非常に弱い部分と非常に強い部分が同居している複雑な人物である。また、彼は都会人特有のクールな視点を持っており、詩人としての優れた観察眼、いわば一種の客観性を有した人物でもある。このような、ルーのパーソナリティを反映した楽曲は、弱い自分を曝け出しつつも、そんな心の裏側に隠れる人間のしたたたかさを覗かせ、優しさの中にもどこかクールな感触を与えるのではないだろうか。そこには、なにか普遍的な輝きが感じられる。
「何か強い芯のようなもの」を感じる理由に、もう一つ考えられるのが、ルーをはじめ、メンバー全員のロックン・ロールに対する信念にあるように思う。ブルースを源流とする、この土着性を内包した力強い音楽、アイク・ターナー、チャック・ベリー、ボ・ディドレーと言った偉大な先人が、作り上げてきた聴くものの心を躍動させずにはおれない、パワーを持った音楽、ロックンロールへの揺ぎ無い信頼感が、そして、自分達は、何があってもロックンロールを演るんだという信念が、このアルバムの根底に貫かれているからこそ、このアルバムがみっともない単なる自己吐露の自慰行為的なものに落ちなかったのではないだろうか。
以上長々と、偉そうに拙文をたらたらと書き綴ってすいませんでした。何が言いたいかというとサードアルバムも名盤なので、是非聴いてみてください、ということです。「What Goes On」最高ですよ。浮遊感に満ちたキーボードの調べと心地よいギターストロークが延々と鳴り響くアウトロは、このまま永遠に聴いていたいと思うほどです。
2010年11月28日に日本でレビュー済み
ニコもジョン・ケイルもいなくなって、物足りない向きもありますが、その分ルー・リードの歌の魅力満載の3枚目であります。手抜きのようなジャケですが、自然体な感じが、とてもイイ味出してるじゃないですか。
1stのような耽美・快楽指向や文学色、2ndのような、実験色や凶暴性はありませんが、ある意味気楽に聴ける作品でしょう。個人的には、ベルベット名義の作品では一番よく聴いたかもしれません。
でもやはり一番好きなのは、2枚目ですかね。現代音楽とサイケが高い次元できわどく融合した「シスター・レイ」は恐ろしい曲だと思います。
1stのような耽美・快楽指向や文学色、2ndのような、実験色や凶暴性はありませんが、ある意味気楽に聴ける作品でしょう。個人的には、ベルベット名義の作品では一番よく聴いたかもしれません。
でもやはり一番好きなのは、2枚目ですかね。現代音楽とサイケが高い次元できわどく融合した「シスター・レイ」は恐ろしい曲だと思います。
他の国からのトップレビュー
Amazon Customer
5つ星のうち5.0
Essential to any collection of mid-century rock albums
2020年9月24日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
IMHO, the best release the VU did. This particular CD has SQ nearly as good as the original UK pressed LP. A must have.