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かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう

3.6 5つ星のうち3.6 15個の評価

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新品 中古品
CD, 2002/9/11 通常盤
¥731

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曲目リスト

1 わらべ唄
2 もてないおとこたちのうた
3 無用ノ介
4 シャンソン
5 サルビアの花
6 NHKに捧げる歌
7 聖なるかな願い
8 朝顔
9 知らないでしょう
10 枕歌
11 しだれ柳
12 埋葬
13 (エンハンスド)CD-EXTRA仕様

商品の説明

Amazonレビュー

早川義夫が、1969年のジャックス解散直後に発表したソロ・アルバム。早川は本作を最後に音楽活動から退くことになり、94年にカムバックするまでは唯一のソロとして半ば伝説化した作品だった。演奏はほとんどの曲が自身のピアノあるいはギターだけ、しかもガイドライン的な単音ばかりで、音を徹底して削ぎ落としヴォーカルだけを前面に出している。マイナー・コードの暗く重い曲が多く、それを彼は情念と怨念が入り混じったような生々しい声で歌い上げる。後にカヴァーされてヒットする名曲「サルビアの花」の美しいメロディーも印象的だが、特にラスト3曲の暗闇から響いてくるようなドロリとしたヴォーカルがすさまじい。歌詞は大半が本人ではないので、内面世界というものとはやや違うだろうが、表現者としての自己の深みを極限まで突き詰めたような作品である。(小山 守)

メディア掲載レビューほか

元ジャックスの早川義夫のソロ・アルバム。「無用ノ介」「サルビアの花」他を収録。 (C)RS

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 12.7 x 14.61 x 1.27 cm; 99.79 g
  • メーカー ‏ : ‎ avex io
  • EAN ‏ : ‎ 4544738400191
  • 時間 ‏ : ‎ 44 分
  • レーベル ‏ : ‎ avex io
  • ASIN ‏ : ‎ B00006C1OY
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 15個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.6つ
5つのうち3.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2004年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
35年前の音。大阪万博の前なんだもんな~。
でも古さは感じません。新鮮さを感じます。
今の時代に、今の時代だからこそ響くんじゃないでしょうか? 
心がほっとします。 名曲『サルビアの花』をはじめ、高田渡さん作詞の『シャンソン』はかわいい詩です。
早川さんの作詞はありませんが、彼の曲と詩がうまく溶け込み独特の早川さんの世界が広がってます。
 
どことなく 寂しく、暖かく・・聴き終ったあとは感動のドラマを見たような気分になります。
是非今の若い方に聴いいてもらいたい名盤です。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レンタル品の安売りでした。そんなことはどこにも書いていなかった。
あちこちに色んなシールがベタベタ貼ってあり、粗悪品としか言いようがない。
騙された。
2007年6月17日に日本でレビュー済み
 このアルバムが、暗く、マニアックなイメージを持

たれていることは間違いないと思うが楽曲は、どれも

が古き良き日本の歌曲、叙情歌、唱歌をルーツとする。

 日本人の、それも名も無い庶民(酒場のおねえちゃ

んだったり、新宿のやくざだったり、トラックの運ち

ゃんだったり)にこそ感じられる、つらい生い立ちや

生きることの悲哀を、虚飾を排したピアノ伴奏で歌っ

た日本歌曲集である。

 その意味においては、我々日本人にとって、決して

マニアックではなく、理解できないものであるはずが

ない。

 ただ、自分の心の闇を見つめることを恐れる人。

 離別、孤独、宿命、死、過去、生い立ちといったテーマ

から目を背けたがる人は、とても聞けるものではないだろう。

それくらい恐ろしさもつきまとうアルバムです。生霊の怖さすら感じる。

 「朝顔」「しだれ柳」「埋葬」の悲哀なる歌詞、

哀惜の旋律は、これは、とてもじゃないが尋常ではない。

これらは、明治・大正・昭和の日本の歌曲史に残る名作だと思う。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジャックス解散後の69年にURCから発売された早川義夫のファ-スト・ソロ・アルバム。URCのアルバムがエイベックスから復刻されたのは驚きだが、名作が手軽に聴ける様になったことを素直に喜びたい。
内容はシンプルそのもの。ほとんどがピアノもしくはアコ-スティック・ギタ-の伴奏と彼のヴォ-カルのみの全12曲。だから良いのである。流行に無関係な分、色褪せないメロディ。余計なものがない分、妖気ただよう唄。ジャックスのファ-スト・アルバムに匹敵する必聴盤であることは間違いない。
それにしても、次のアルバムまで四半世紀も待たされることになるとは誰も想像出来なかったのではないかと思う。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年3月14日に日本でレビュー済み
10代の頃初めて聴いて以来、今なお、強烈に印象に残っている作品です。

ジャックスのちょっと露悪趣味でサイケ・パンク風なサウンドよりも、一聴するとソロであるこちらの方が穏やかに聴こえますが、実はこの楽曲集の方が遥かに深く重い作品だと思っています。

正直言って、暗過ぎるのであまり人には、勧めたくないし、自分でも一時期のように頻繁には聴いていません。これを聴かせると、大抵の人が露骨に無視・拒否反応を示すか、黙り込んでしまうかどちらかです。

しかし早川義夫の、何気ないが<あらかじめ呪われた>ような、あるいは毒を撒き散らすような歌や言葉は、いつまでも私の頭に突き刺さっています。今でも早川義夫の歌を聴くと、私の心はスイッチが入ったように、ざわざわしたような変な気分になります。

私にとって、ジャックス、早川を聴くという行為は、青春時代の思い出とかそんな一過性のものではなく、まるで初期レナード・コーエン、ドアーズ(ジム・モリソン)やティム・バックリー、三上寛体験みたいに、歌や言葉に込められた人間の情念というものの寒々しさや本質に迫る稀有な体験でした。

本作は、ジャックス同様、<呪われた歌>、<猛毒歌謡>というものを是非聴いてみたいという人限定におすすめいたします・・・。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年12月9日に日本でレビュー済み
一音、音が鳴った瞬間から世界を作ってしまう。 いや、音が鳴る前の空気感から世界を作ってしまう。詞の奥に秘めた意味の深さは村八分と同様。 やたら不要な音と言葉が多すぎる今の音楽。 いっさいの無駄がないのが美しい音楽なのだ。 特にM8〜M11の流れは筆舌しがたい戦慄の美しさ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年8月30日に日本でレビュー済み
美しい「サルビアの花」や、どこかユーモラスな
「NHKに捧げる歌」などもありますが、全体的には
救いようのない暗さに満ちた印象のアルバムです。

今も昔も、早川氏の根本は変わってないと思いますが、
この作品にはどこか作為的な匂いが鼻につく部分もあります。

ともあれ、この「異物感」は尋常ではなく、それだけは
作為的に出せるものではないでしょう。
どうにも器用に生きられないなあ、と感じている人に
ぜひ聴いていただきたいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年8月23日に日本でレビュー済み
この作品を本当に好きだという人は、世の中にどれだけいるのか。

音楽的にどれだけ素晴らしいものか、語りたくなるような作品なのか。

音楽は好き嫌いで評価されるのは、個人の気持ち次第なので仕方が無い。

だが、殊更に名盤として歴史に刻まれる必要がある作品なのかは疑問だ。

少なくとも、早川義夫を知る人が、知らない人に先ず薦める作品では無い。

復活後の諸作が先で、それからジャックス、最後にマニア向けとして聴く。

この作品は、個人の音楽的感覚の枠を超えた、聴き手を選ぶ個人的表現だ。

日本の「ジョンの魂」という人がいるが、聴いた印象が似ているだけ。

それほど早川義夫の心情は単純では無く、解放されてもいないのだから。

やりたいことをやったジョンと、出来ることをやるしかなかった早川である。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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