入手困難になってきたSACD盤です!海外からAMAZONでゲットしました。
ヤルヴィの10年くらい前の録音ですが、父親譲りで派手ではありませんが、
シベリウスに必要な音楽条件を満たした丁寧な音づくりです!
Sibelius: Symphony No.2/Tubin
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, インポート, 2002/8/27
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥4,045 | ¥498 |
CD, Hybrid SACD, SACD, 2002/8/27
"もう一度試してください。" | Hybrid SACD, インポート |
—
| — | ¥2,473 |
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 14.2 x 1 x 12.5 cm; 100 g
- メーカー : Telarc
- EAN : 0089408058509
- レーベル : Telarc
- ASIN : B00006FSQT
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 987,016位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 61,564位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
- - 405,571位輸入盤
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月1日に日本でレビュー済み
パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Jarvi 1962-)指揮、シンシナティ交響楽団による下記の2作品を収録したアルバム。
1) シベリウス(Jean Sibelius 1865-1957) 交響曲 第2番 ニ短調 op.43
2) トゥビン(Eduard Tubin 1905-1982) 交響曲 第5番 ロ短調
2001年の録音。
シベリウスのメジャーな交響曲と、それほど知られているとは言えないエストニアの作曲家、トゥビンの交響曲というユニークな組み合わせ。アメリカのオーケストラによるトゥビン作品の録音となると、ことさら少ないのではないだろうか。
トゥビンは、その生涯で、10の交響曲を完成させた。それらの交響曲は、パーヴォの父であるネーメ・ヤルヴィ(Neeme Jarvi 1937-)の録音を通じて、世界的に紹介されたと記憶している。私も、ネーメ・ヤルヴィの全集を購入し、この未知の作曲家の作品を楽しんだものだ。トゥビンの10ある交響曲のうち、第3番から第5番までの3曲は、亡命先のスウェーデンで、第二次世界大戦中の1940年から46年にかけて書かれた。そのため、これらは「戦争交響曲」と呼ばれることがある。そのうち第4番と第5番が、トゥビンの代表作として知られる作品である、といって良いだろう。自然描写的な美しさの横溢する第4番に比し、第5番は深刻な諸相を持ち、力強さとともに悲劇性も描写したところがあり、「戦争交響曲」という呼称にふさわしいところがあるだろう。
当時、ネーメ・ヤルヴィはトゥビンを紹介しただけでなく、シベリウスについても、意欲的な新解釈を次々と披露した。私は、当盤を聴くに際して、そのあたりのことを思い出した。
さて、パーヴォ・ヤルヴィは、当盤を聴く限り、父ネーメと比べて、はるかに中庸を重んじて、中央ヨーロッパ的な、暖かい厚みのあるサウンド作りを目指している。シベリウスは穏当な表現で、無理の無い枠の中で活気を作り、スマートに運んでいく。第2楽章はやや速めのテンポでメリハリ感を出しているが、他の楽章はおおむねマイルドといって良い。このスタイルは、のちにパーヴォ・ヤルヴィがパリ管弦楽団と録音した全集(ASIN: B07KZHVHXL)でも踏襲されている。ふくよかな音色、内省的なアコースティックの深みという点では、パリ管弦楽団とのものの方が、やや練れた表現を感じさせるのは、指揮者の手腕の変化によるものか、あるいはオーケストラの能力によるものかはよくわからない。とは言え、当シベリウスについては、バランスの取れた良演とは感じるが、もう少し主張のある音楽表現を用いても良かったのでは?というところも残る。
そういった点で、楽曲自体をシベリウスほどには聴きなれていないせいかもしれないが、トゥビンはより成功していると言えるだろう。こちらも父ネーメの解釈に比べると、暖かみがあって穏当という点では共通なのだが、この楽曲がもつインターナショナルな魅力を存分に示したいという意欲が感じられ、それが音色的な面白味として還元されている。聴いていて、演奏が積極的に訴えかけてくるものがあり、それでこそ分かりやすい楽曲という関係性が示されている。両端楽章で聴かれる独奏ヴァイオリンの音色の妙、終楽章の壮麗なティンパニ、起伏に応じた加減速の巧み。それらがあいまって、トゥビンの交響曲第5番という作品の魅力を、余すことなく伝えた感がある。父ネーメ・ヤルヴィのクールな演奏も良かったが、当パーヴォ・ヤルヴィの演奏の方が「馴染みやすい」という感覚を持つ人が多い気がする。
シベリウスの有名な楽曲との組み合わせで、トゥビンの作品の紹介の糸口になることは、当盤の重要な務めの一つに思われるが、当該目的については、ある程度達せられたのではないでしょうか。
1) シベリウス(Jean Sibelius 1865-1957) 交響曲 第2番 ニ短調 op.43
2) トゥビン(Eduard Tubin 1905-1982) 交響曲 第5番 ロ短調
2001年の録音。
シベリウスのメジャーな交響曲と、それほど知られているとは言えないエストニアの作曲家、トゥビンの交響曲というユニークな組み合わせ。アメリカのオーケストラによるトゥビン作品の録音となると、ことさら少ないのではないだろうか。
トゥビンは、その生涯で、10の交響曲を完成させた。それらの交響曲は、パーヴォの父であるネーメ・ヤルヴィ(Neeme Jarvi 1937-)の録音を通じて、世界的に紹介されたと記憶している。私も、ネーメ・ヤルヴィの全集を購入し、この未知の作曲家の作品を楽しんだものだ。トゥビンの10ある交響曲のうち、第3番から第5番までの3曲は、亡命先のスウェーデンで、第二次世界大戦中の1940年から46年にかけて書かれた。そのため、これらは「戦争交響曲」と呼ばれることがある。そのうち第4番と第5番が、トゥビンの代表作として知られる作品である、といって良いだろう。自然描写的な美しさの横溢する第4番に比し、第5番は深刻な諸相を持ち、力強さとともに悲劇性も描写したところがあり、「戦争交響曲」という呼称にふさわしいところがあるだろう。
当時、ネーメ・ヤルヴィはトゥビンを紹介しただけでなく、シベリウスについても、意欲的な新解釈を次々と披露した。私は、当盤を聴くに際して、そのあたりのことを思い出した。
さて、パーヴォ・ヤルヴィは、当盤を聴く限り、父ネーメと比べて、はるかに中庸を重んじて、中央ヨーロッパ的な、暖かい厚みのあるサウンド作りを目指している。シベリウスは穏当な表現で、無理の無い枠の中で活気を作り、スマートに運んでいく。第2楽章はやや速めのテンポでメリハリ感を出しているが、他の楽章はおおむねマイルドといって良い。このスタイルは、のちにパーヴォ・ヤルヴィがパリ管弦楽団と録音した全集(ASIN: B07KZHVHXL)でも踏襲されている。ふくよかな音色、内省的なアコースティックの深みという点では、パリ管弦楽団とのものの方が、やや練れた表現を感じさせるのは、指揮者の手腕の変化によるものか、あるいはオーケストラの能力によるものかはよくわからない。とは言え、当シベリウスについては、バランスの取れた良演とは感じるが、もう少し主張のある音楽表現を用いても良かったのでは?というところも残る。
そういった点で、楽曲自体をシベリウスほどには聴きなれていないせいかもしれないが、トゥビンはより成功していると言えるだろう。こちらも父ネーメの解釈に比べると、暖かみがあって穏当という点では共通なのだが、この楽曲がもつインターナショナルな魅力を存分に示したいという意欲が感じられ、それが音色的な面白味として還元されている。聴いていて、演奏が積極的に訴えかけてくるものがあり、それでこそ分かりやすい楽曲という関係性が示されている。両端楽章で聴かれる独奏ヴァイオリンの音色の妙、終楽章の壮麗なティンパニ、起伏に応じた加減速の巧み。それらがあいまって、トゥビンの交響曲第5番という作品の魅力を、余すことなく伝えた感がある。父ネーメ・ヤルヴィのクールな演奏も良かったが、当パーヴォ・ヤルヴィの演奏の方が「馴染みやすい」という感覚を持つ人が多い気がする。
シベリウスの有名な楽曲との組み合わせで、トゥビンの作品の紹介の糸口になることは、当盤の重要な務めの一つに思われるが、当該目的については、ある程度達せられたのではないでしょうか。
2004年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このSACDを買ったのは、プレーヤーを買ったばかりで、
嬉しくてとにかく何でもいいからSACDのソフトが
欲しかったことによる。
ところが何とこれは掘り出し物。シベリウスは曲は知っていた
が、この曲の真価はまさにこのSACDで知った。
タービンの交響曲はよく知らなかったのだが、今や大好きな
曲のひとつに。これはヤーヴィのオーソドックスでありながら
聴かせどころを盛り上げていく指揮のうまさのほか、録音の良さ
も大きいと思う。
テラークの録音にはいいのが多いが、これもその一つ。
買いです。
嬉しくてとにかく何でもいいからSACDのソフトが
欲しかったことによる。
ところが何とこれは掘り出し物。シベリウスは曲は知っていた
が、この曲の真価はまさにこのSACDで知った。
タービンの交響曲はよく知らなかったのだが、今や大好きな
曲のひとつに。これはヤーヴィのオーソドックスでありながら
聴かせどころを盛り上げていく指揮のうまさのほか、録音の良さ
も大きいと思う。
テラークの録音にはいいのが多いが、これもその一つ。
買いです。
他の国からのトップレビュー
Shelly Palmer
5つ星のうち5.0
Great recording
2011年9月28日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
UPDATE: (Dec 3, 2011) I posted the review below when I first received this disc from Amazon. I have since learned that the noise I heard was caused by my SACD player, not the recording. A firmware update to my player eliminated the noise and I now enjoy this recording immensely. I have revised the star rating and title of my review. My apologies for any confusion this may have caused.
I won't repeat the comments made here and elsewhere regarding the performance. I read them and purchased this disc to add another Sibelius 2nd to my collection. I've re-read all the reviews I could find before I wrote this to make sure that I wasn't forewarned - there is severe low frequency rumble through the entire disc.
I cannot hear it when I listen to this SACD through my headphones or through my reference bookshelf monitors, but in my home theater equipped with full-range powered towers, the rumble is very noticeable and distracting.
I can only assume that none of the other people who reviewed this disc have speakers capable of reaching below 30Hz. If they did, they would surely have commented on the sound. The noise (for those that care), sounds like a large air conditioning system was running near the microphones during the recording. I put my hand gently on the speaker woofer, and even during quiet passages, it was moving and pushing air in a manner consistent with the rumbling sound.
I have tested this again and again with my 2 sound systems and it's definitely not instrumental. This is a very nice recording on my smaller 2-channel stereo system, but do not purchase this recording if you have full-range speakers or a subwoofer.
I won't repeat the comments made here and elsewhere regarding the performance. I read them and purchased this disc to add another Sibelius 2nd to my collection. I've re-read all the reviews I could find before I wrote this to make sure that I wasn't forewarned - there is severe low frequency rumble through the entire disc.
I cannot hear it when I listen to this SACD through my headphones or through my reference bookshelf monitors, but in my home theater equipped with full-range powered towers, the rumble is very noticeable and distracting.
I can only assume that none of the other people who reviewed this disc have speakers capable of reaching below 30Hz. If they did, they would surely have commented on the sound. The noise (for those that care), sounds like a large air conditioning system was running near the microphones during the recording. I put my hand gently on the speaker woofer, and even during quiet passages, it was moving and pushing air in a manner consistent with the rumbling sound.
I have tested this again and again with my 2 sound systems and it's definitely not instrumental. This is a very nice recording on my smaller 2-channel stereo system, but do not purchase this recording if you have full-range speakers or a subwoofer.
Tero
5つ星のうち4.0
Nice pairing of composers
2012年10月20日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
The Sibelius is quite good. There are lots of good recordings of the 2nd, so I don't know exactly why he picked the 2nd to record. A bolder move would have been to record the 1st symphony. As far as I know, this is the only Symphony Paavo recorded, the elder Järvi recorded them all.
The Tubin is also interesting. A brief work, it covers a lot of moods in under 30 minutes. Here we see a connection, the composer is Estonian and so is the conductor. I am not familiar with all the Tubin symphonies, but it makes a nice pair with the Sibelius.
With these symphonies we have early 1900s and then 1946. After that the era of this type of symphony was almost over. Tubin composed symphonies to the 1970s.
Telarc sound is fine.
The Tubin is also interesting. A brief work, it covers a lot of moods in under 30 minutes. Here we see a connection, the composer is Estonian and so is the conductor. I am not familiar with all the Tubin symphonies, but it makes a nice pair with the Sibelius.
With these symphonies we have early 1900s and then 1946. After that the era of this type of symphony was almost over. Tubin composed symphonies to the 1970s.
Telarc sound is fine.
Tony L. Engleton CNMT
5つ星のうち5.0
DAVID HURWITZ IS RIGHT---WOW!!!!!!
2006年1月31日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
MR. HURWITZ'S REVIEW ON ARKIV.COM GAVE THIS RECORDING HIGH PRAISE, AND DESERVEDLY SO. JARVI AND HIS CINCINNATI PLAYERS ARE MORE THAN UP TO THE CHALLENGE OF THIS DECEPTIVELY DIFFICULT SYMPHONY. THE SIBELIUS #2 DOESN'T SIMPLY "PLAY ITSELF," AS SOME WOULD THINK. THE COMPOSER WAS A MASTER AT MELODY, TRUE, BUT ALSO THE TANTILIZING TREATMENT OF PART-THEMES AND NEAR DEPARTURES. HE ALMOST BORDERS ON MINIMALISM, AND WE WOULD BECOME FRUSTRATED IF IT WERE NOT FOR THE REWARDING SUN-BREAKS AND OPEN VISTAS. OUR PATIENCE IS QUENCHED WITH MUCH BREADTH AND SCOPE. AN EXCELLENT EFFORT BY A VERY PROMISING YOUNG CONDUCTOR. I STILL, HOWEVER, PREFER THE BSO/DAVIS READING FOR SHEER ROMANTICISM AND MORE RELAXED INTERIOR PACING, BUT THIS IS A SMALL QUIBBLE. THE SOUND IS SOMETHING ELSE!! AN ORCHESTRA IN MY OWN LIVING ROOM!! WITH A PAIR OF KLH SPEAKERS (12" WOOFER/MIDRANGE--5" TWEETERS) I HEARD AN EXPERTLY BALANCED ORCHESTRA, AND THE PERFECTLY PLACED MICROPHONES GAVE ME A TRUE SENSE OF SYMPHONIC DEPTH THAT JOGGED MY MEMORY OF THOSE MANY NIGHTS IN ORCHESTRA HALL, CHICAGO. WHAT A SPLENDID JOB DONE BY ALL, AND I DON'T EVEN HAVE AN SACD CD PLAYER-----YET! RUN, DON'T WALK, TO YOUR NEAREST RECORD STORE OR WEB SITE AND BUY THIS RECORD! I'LL LEAVE MY WINDOW OPEN SO I CAN HEAR YOU SHOUT---"WOW!!!!"
Chris
5つ星のうち5.0
Excellent audio and very good performance
2020年1月24日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Similar to other pieces of music I read reviews and bought a few versions of Sibelius No. 2. In my view this is one of the best performances and the audio is excellent. Of course, I would much prefer to hear it is a concert hall because in old age my home listening preference is 'small music', chiefly piano and violin. However, if you are in the market for these pieces, this is one of the best.
Thomas Martin
5つ星のうち5.0
Come for the Sibelius, stay for the Tubin
2016年8月16日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I'm not sure the world needed another recording of the Sibelius 2nd, but considering how well the CSO plays it, why not? The attraction of this disc for me, however, was the recording of the Tubin 5th Symphony - my introduction to the composer. It is an exciting work that bears repeated listening. Like his father, Jarvi is a compelling advocate for his fellow countryman. Both symphonies are brilliantly played and Telarc's sound complements the musicianship of the Cincinnati orchestra. Highly recommended..