1959年、今から65年前の作品と考慮すれば本当に良く出来ている。
人気シリーズの第一作目、フォーマットや出演者がシリーズでほとんど一緒なので観やすい。
さすが一世を風靡したシリーズ作品と称賛できる。
アミューズメント施設を作る為の立ち退き屋なんて発想がこんな昔からあったのか。
でも昔の他の作品で、東京オリンピックに向けての土地買収で立ち退き屋が出てくるのであったのだろう。
中高年の私でもこう言う裏社会の人の存在を知ったのがバブルの頃だ。
撮影当時20才くらいの小林さんがスーツを着て元刑事を演じるのは見た目も若すぎるとは思ったが、
白いTシャツに革ジャンと言う姿は、65年後の今でも尖った若者像として違和感がないので古臭さがない。
主題歌も哀愁があって好きだ。
そして飽きが来ない気配りの様なストーリー展開が視聴者に優しい。
アクション、悪だくみ、隠された過去、謎のライバル、ヒロイン、歌や踊り、街の景色…
短い時間なのであっという間に、自分が生まれていない時代の人気作品を堪能できる幸せ。