Keesojen Lehto (Mathematician's Air Display) [Analog]のレビューです。アナログ用に新規にリマスターされています。
これがけっこうオリジナル盤と異なるので、このアルバムを愛される方は、聴く価値があります。全帯域志向だったオリジナル盤に比べ、強調する部分とそうでない部分が比較的明解化されており、エンジニアの解釈を感じることが出来ます。これは言い悪いの話ではなくて、どちらも違った楽しみかたができる、ということです。
ぼくが入手できたものは偶然プレスが最高とは言えませんでしたが、プレスの良い盤にあたれば、いっそう楽しめると想います。
つづいて日本盤SHM-CDのレビューです。最新リマスターということですが、2002年のフィンランド本国でのリマスターが採用されています。しかもマスターとした音源のジェネレーションは必ずしも上位ではないようです。ですので、紙ジャケ・SHM-CDに執心されない方で2002年版をすでにご所有の方は、買う意味はありません。できれば日本で新規にリマスターしてほしかったですね。