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ベテランロックギタリストのChar が、初の全曲インストゥルメンタルアルバム(イギリス録音)をリリース。壮大な景色が目に浮かぶすがすがしいアップナンバー<1>、モダンロック調のギターリフで押しまくるへヴィな<2>、スティーヴィー・ワンダーのロマンティックなカヴァー<6>、爽やかでジャジーなフュージョンサウンドの<7>(テレビ朝日系『ニュースステーション』テーマソング)など、変幻自在のグルーヴィなギタープレイが楽しめる。(依本美幸)
メディア掲載レビューほか
まだまだオヤジのほうが知名度が上でしょう。Char自身がギター、ベース、キーボードなどをプレイした、最小限の参加メンバーによる私的なあたたかさが伝わるほぼインスト集。スティーヴィー・ワンダーの(6)とろけるようなギターにうっとり。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
フジ・ロックで井上陽水を観ていたとき、ちょっと離れたところでChar発見。間近で見た生のCharにちょっぴり得した気分。やっぱりCharはロック・ミュージシャンとしての“色気”というか“華”を持つ稀有な存在ではありますまいか。そんなCharの新譜は全編インスト。イギリスはバースで盟友ジム・コウプリー(ds)と二人でベーシックなトラックを作り、後から日本で小島良慶のキーボードを加えて完成させたもの。Charのスケールの大きい、よく歌うロック・ギターが存分に味わえる。録音した場所の影響か、広大な風景を連想させる曲が多い。ギター・インストにありがちな“これでもか”な技の応酬はなく、基本は“ロック”。ちょっとジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』を彷佛とさせる瞬間もある。スティーヴィー・ワンダーのカヴァー「You&I」ではハンク・マーヴィンにロック魂を注入したかのような芳醇なギターを聴くことができる。こういうことは並みのギタリストではなかなかできない。 (杉山達) --- 2002年10月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)