1987年、Gary Mooreのアルバムです。
(「Run for Cover」(1985) → このアルバム → 「After the War」(1989)の流れです)
80'sのGary Mooreは、ハードロック路線で、名盤だらけです。
その一連の名盤群のなかでも、一際、存在感の強いアルバムが、「Wild Frontier」です。
86年に、THIN LIZZYのPhil Lynottが死去
。。。そして、Garyは、Phil Lynottに、このアルバムを捧げました。
ジャケットが、結構、このアルバムを、音楽をうまく表現していると思います。
アイルランドの荒涼とした風景の中、熱い男・一匹!。。。しかも、ガッツポーズ!!!
ケルト的なフレーズが繰り返される、tr. 1 "Over the Hills and Far Away"
THIN LIZZY的な旋律をもつ、tr. 2 "Wild Frontier"
見事なパワーと流麗さを兼ね備えた、tr. 7 "Thunder Rising"
本田美奈子さんに提供した「愛の十字架」のGaryバージョン、tr. 11 "Crying in the Shadows"
。。。などなど、聴きどころ満載! 名曲・名演だらけ!なアルバムです。
そんな中でも、「名演中の名演」が、tr. 4 "The Loner"!!!
とてつもない「エモーション」・「哀愁感」です。
「泣きのギター」という言葉がありますが、Garyは、もっとハイレベルに「泣き泣きギター」です。
「なぜ、Gary Mooreが、人間国宝と言われるのか?」。。。その答えの1つが、この曲にあります。
また、貴重なのが、tr. 14 "Out in the Fields (Live)"
1985年のLive音源ですが。。。「なんと! Phil Lynott参加!」 です。
演奏は、
Gary Moore (G, Vo), Neil Carter (Key), Bob Daisley (B) です。
「Gary Mooreファン」「泣きのギターファン」は、必携!
「英国HRファン」のみならず、もっと幅広く「音楽ファン」にオススメしたいです。