大好きな大好きなブロウ・モンキーズの
「ディギン・ユア・シーン」のカヴァー入りということで、
初体験しました。ニュークラシック・ソウルのラルフ・パターソンが
いかにもイマ風サウンドながら原曲に比較的忠実にカヴァーしている
のに対し、IVYのはかなり自分に引き寄せて別ものに仕立てているようですね。
イントロアタマの「チャッチャッチャチャチャーン」が無ければ、
聞き逃しそう。でもよかったです。
全曲気持ちよく、あっというまに聞き終わりました。
これからオリジナル曲の盤を聴いてみます。
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 2016/6/23
"もう一度試してください。" | [CD, 2016/6/23] |
—
| ¥2,790 | — |
CD, インポート, 2002/9/10
"もう一度試してください。" | インポート |
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| — | ¥1 |
CD, 2002/12/18
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥748 |
1 | Let's Go to Bed |
2 | Kite |
3 | Say Goodbye |
4 | Streets of Your Town |
5 | I Don't Know Why I Love You |
6 | Only a Fool Would Say That |
7 | Digging Your Scene |
8 | L'Anamour |
9 | Be My Baby |
10 | I Guess I'm Just a Little Too Sensitive |
Ivyがこの5作目のアルバムを全曲カヴァー曲にしようと決めたのは、何と言ってもボーカルのドミニク・デュランドが妊娠したためだろう。Ivyは本作の一音足りとも作曲していないにもかかわらず、全10曲を自分たちの持ち曲のようにプレイしている。パパス・フリータス、セルジュ・ゲーンスブール、ケイト・ブッシュといった知的で洒落っけのあるアーティストたちのまったく共通点のないオフビートの名曲に、Ivyは彼らならではの洗練されたムードあふれるひねりを効かせている。スティーリー・ダンのオリジナルの「Only a Fool Would Say That」になじめなかったとしても、デュランドとギターのアンディ・チェイスとベースのアダム・シュレジンジャーがニューヨークのスタジオで料理したそのカヴァーは、原曲からは想像できないエレガンスをもったメロウなロックに生まれ変わっている。このインテリジェンスに満ちた素晴らしいアルバムを聴いて、ひとつ不思議なのは、どうしてIvyはもっと人気がでないのかということだ。(Jaan Uhelszki, Amazon.com)