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	Dolls[ドールズ] [Blu-ray]	Dolls [ドールズ] [DVD]
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カスタマーレビュー	140	140
価格	￥3,236	—
フォーマット	Blu-ray	DVD

商品の説明

Amazonより

1本の赤い紐に結ばれ、あてもなくさまよう男（西島秀俊）と女（管野美穂）、迫り来る死期を悟った老境のヤクザ（三橋達也）と彼をひたすら待ち続ける女（松原智恵子）、事故で人気の絶頂から転落したアイドル（深田恭子）と、そんな彼女を慕い続ける孤独な青年（松重勉）…。
北野武監督が、3つの物語を交錯させながら繰り広げていく愛の映画。その語り部として文楽「冥土の飛脚」の人形が用いられており、さらには美しい日本の四季を背景に織り混ぜていくという、実に幻想的で色鮮やかに美しい作品に仕上がっており、そこから男と女のあてどもない愛の悲しみが如実に浮かびあがってくる。ファッション世界のカリスマ山本耀司による斬新な衣裳デザインもすこぶる効果的。北野映画の新機軸とも言える秀作である。（的田也寸志）

レビュー

プロデューサー: 森昌行/吉田多喜男アソシエイトプロデューサー: 川城和美/古川一博/石川博ラインプロデューサー: 小宮慎二監督・脚本・編集: 北野武撮影: 柳島克己照明: 高屋齋美術: 磯田典宏録音: 堀内戦治製作担当: 山下秀治記録: 荘原はるキャスティング: 吉川威史衣装: 山本耀司助監督: 松川嵩史編集: 太田義則音楽: 久石譲出演: 菅野美穂/西島秀俊/三橋達也/松原智恵子/深田恭子/武重勉/豊竹嶋大夫/鶴澤清介/吉田簑太郎/吉田玉女/津田寛治/岸本加世子/大杉漣
-- 内容（「CDジャーナル」データベースより）

登録情報

アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
言語 ‏ : ‎ 日本語
梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 82 g
EAN ‏ : ‎ 4934569613202
監督 ‏ : ‎ 北野武
メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, ワイドスクリーン
時間 ‏ : ‎ 1 時間 53 分
発売日 ‏ : ‎ 2003/3/28
出演 ‏ : ‎ 菅野美穂, 西島秀俊, 三橋達也, 松原智恵子, 深田恭子
字幕: ‏ : ‎ 日本語, 英語
言語 ‏ : ‎ 日本語 (Dolby Digital 5.1)
販売元 ‏ : ‎ バンダイビジュアル
ASIN ‏ : ‎ B00006K0HG
ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

Amazon 売れ筋ランキング: - 5,587位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 46位日本のラブロマンス映画
- - 259位日本のドラマ映画

カスタマーレビュー:
4.3 140個の評価

カスタマーレビュー

5つのうち4.3つ

140グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国：日本

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akai_kitsune

映像だけとか、物語がベタ過ぎるとか

2009年4月15日に日本でレビュー済み

色んな方のレビューを見てて思うのですが、
それぞれの物語がベタすぎるとか、映像美だけとかって書かれてますが・・
下手すると外国に媚売ってるとか書いてらっしゃる方もいるみたいですが

あの、、基本的にこの物語はハリウッドみたいに純粋に映像とセリフに代表される「表に出てるストーリー」を楽しむものじゃないと思うんですね。　

「何十年も土曜日に弁当を持って彼氏を待ち続ける女」なんて現実にいる訳ないじゃないですか

それを、「そんな女現実にいるわけないじゃん」ってツッコんでもしょうがないですよ。
映像で見たまんま、セリフで言ったまんま解釈してどうするんですか

それぞれ３つの物語は、色んな愛の形を３つに大別して、単純化しているだけ。

誤差はあってもそれ相応の恋愛経験のある人は、自分がしてきた愛の形に「近い」ものがあったのでは？　　自分ではなくても周りの人でいたのでは？　　

愛する人を意図的でなくても傷つけてしまった人、　その罪悪感を拭うのに苦労、または払拭出来ない人
きっと永遠に戻らない（であろう）彼氏（彼女）を待ち続ける男（女）
自分の愛する人が堕ちてしまい、それを追う様に自分も堕ちていく人

それを「ものすごーく単純な分かりやすいベタな物語」にして、あくまで例として重ねてるだけだと思います。

日本の四季を美しく描いた→「外国に媚を売ってる」、「外国の映画賞を意識しすぎ」
ってのも全くよく分からないですね。　　

上記の様な単純思考の方々は、

「一年間通じてデッカイ赤い縄つけて歩くカップルがどこにおんねん」

とか言いそうですが、　別に監督の意図は「綺麗な映像を撮る」事でも、もちろん外国の映画賞を意識した訳でもないと思いますよ。

あくまで「時間の流れ」を四季で表現しただけであって、その時間の流れを表現するのに一番分かりやすかったのが四季であっただけだと思う。　　
少なくとも「日本の綺麗な四季」を映像化して外国に宣伝する為じゃなかった事は断言出来る。

自分の愛する人が自分のせいで白痴になってしまい、それから２人して堕ちて最期を迎えるまで、　二人には色んな思い出や、もちろん辛い事もあって、
その時間と回想を、四季と重ね合わせた「映像」、それと二人の道のりを「歩く」事で表現しただけだと思うのですが。

仮に、「日本の四季を海外に宣伝しない為」に、どっかの夏の海の浜辺で二人がず〜っと座って回想してたらいいの？　
「時間的に」どれだけ思い出があって愛してたかも、その愛がどれ程辛かったかも全然伝わらないじゃん。

暑い道、寒い道、綺麗な道、汚い道、を「歩く」事で２人の刹那的（二人にとっては幸福的）な運命を表現してると思うのですが

四季の映像　＝　時間
歩く　＝　二人の生きてきた道、経験、思い出
縄　＝　運命

を比喩的に表現してるよーな気がします。

監督の意図は違うかもしれないけど、「海外に宣伝するためだけの映像美」よりは近いと思う

この映画の良さが分からないんじゃ、セカチューやタイタニックを見てりゃいい、　ってのは言葉として言い過ぎだとは思うけど
星ひとつ、ふたつの人は、逆にもうちょっと読解力、想像力を持たないと日常生活困るでしょ、　コメント見る限り。

213人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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西村　豊

久々に泣いた

2024年4月20日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

動きが少ない映画だった。様々な人間模様が描かれていた。3カップルが登場したが、それぞれのストーリーを追っかけながら、背景やそれがさらに自分の頭の中で発展してまったく退屈しなかった。私はこの手の映画は寝るのに、面白かった。
あと、演技が臭くなくて良かった。

2015年6月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

印象的なＤＶＤのケースカバーの菅野美穂さんの立ち姿と衣裳から竹久夢二の赤い振袖の『立田姫』を連想した。夢二は「自分一生涯における総くくりの女だ。ミス・ニッポンだよ」と語っている。万葉の時代から竜田（立田）の歌はほとんど山越えの歌で紅葉より桜が多い。竜田姫は旅する秋をつかさどる女神（風神）・竜田彦は花を散らす春風（風神）で秋の木の葉は神への捧げものとして散ると聞いている。まさにこの映画に日本の自然と竜田姫と竜田彦を観ることができる。監督の描いた日本の美は日本列島に住む人々にある意味分かりやすいと思った。男と女の愛も男に捨てられ気が狂れる女や愛する女が失明した後自ら目を潰す男の話は古典のなかによく見る。映画にもある。北野武監督が描くとこうなるのねという感じ。日本の自然に四季があるように人間の人生にも四季があると言われる。春夏秋冬。冬の美もまた格別。竜田彦と竜田姫は監督の冬にさすらう。その後ろ姿は文楽人形のようだ。終には雪から突き出た木枝に赤い紐に繋がれたままに掛かり宙吊りに。映像美から様々なことを思い楽しめた。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Roger

フカキョンの役名はなんと「”山”口春奈」

2021年8月13日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

「恋をすると女の子はキレイになるってみんな言うね
　ホントはどうそうだといいよね
　恥ずかしがりはにかみ屋の照れ屋さんも
　恋してると瞳がほらキラキラしてくる
　目と目が合う見つめられて恋が始まるの
　見つめあって見つめかえすビームが走るの
　マメミムメモマメミムマモマメミムマジカルビーム
　目と目が合う見つめられて恋が始まるの
　見つめあって見つめかえすビームが走るの
　マメミムメモマメミムマモマメミムマジカルビーム
　マメミムメモマメミムマモマメミムマジカルビーム」

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Amazon Customer

愛の形

2012年12月15日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

黄色い車が色褪せてゆく…　
彩の世界に引き込まれる。
三つの愛の形、
残酷なハッピーエンド

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

利之助

エンターテイメントとして素晴らしく面白い

2021年9月6日に日本でレビュー済み

おそらく文学的だったり、深い考察をする方が多い作品だろうなと思いますので、あえてまずその反対をいく感想を言うと、エンターテイメントとしてものすごく面白かったです！
序盤は退屈で、そこで見るのをやめてしまう方も多いだろうなと思うのですが、ほんの少しだけ我慢して見るといきなりものすごく面白くなります。
まだ見ていない方のために詳しくは述べませんが、いくつかの男女二人組の偶像劇です。
どの群像劇もとても面白かった、と言いたいところですが、メインの二人組の話が正直に言えば退屈でした。
それに、端的且つ直情的に言えば「こんな美男美女の乞食がいるか笑」「しかも、なんで服がずっとまったく汚れてない上にすげえお洒落なんだよ笑」でした笑
まあ、しかし、その衣装がまた2021年現在のファッション感覚からしても、ものすごくお洒落で、すごくかっこいいし、綺麗だし、とても美しいです。
そして、放映されてから約20年経っているので、この二人以外の登場人物のファッションや映像そのものは古びているところもあるのですが、この二人組の衣装はまったく美しいです。
ただ、やはり物語は最初と最後の肝心ですから、その最初と最後がちょっと退屈だったかなあと個人的には思ってしまいます。
しかし、文学的にも映像美としても脚本の出来もエンターテイメントとしても一級であることは間違いないと思います。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Ｉ＆Ｍ

死への誘惑なのか

2019年9月22日に日本でレビュー済み

この映画も公開当時に劇場へと足を運んだ作品だが、沈鬱とした展開に惑溺してゆくような映画であり、それを加速させるかのような四季の移り変わりを捉えた映像が美しく、音楽もまた心地よく浸透してゆくその流れに身を委ねるようにして観ていた。その意味で言うなら主人公と共に流浪してゆく感覚から感じる映画だというような受け留め方をしていた。
物語を構成する３人の女性は皆健常者ではない。特異な価値観で生きており、そこに固執して離れようとしない。その偏執狂的想いに絡め取られ、出口を見出せない境遇で彷徨う彼女らは外部からの働き掛けに一切反応しない。だからドールスなのだ。そんな過去への想いが生命線のような執着心となって現在まで繋がって生きながらえているように見える。この状況で他者が入り込み、その流れを絶とうとするのは極めて危険。それを実践すれば逆鱗に触れたかのような反発の意思表示となった死を齎す。個人的にはそう解釈した。
そんな膠着状態を敢えて変えようとした男達。闖入者となった彼らの対応も相手如何で厄介な事態を招く。それが最も端的に表れたのが松原智恵子のエピソード。三橋達也の善意はストーカーとなり彼女には暴力に映るのだ。よって第３者によって突如とした死が齎される（他殺）。そうなる前にその愚かさに気付いた場合は深田恭子のエピソードとなって自ら命を絶つ（自殺）。そしてメインの主人公だが、この場合は最も贖罪意識が高く最終的にその償いが報われたかのような安堵感が齎された。だがその後に運命的な死が待ち構えていた（不慮の事故死）。
一方的な思い込みが暴力となって感知される程、唐突な死が控えている。他殺・自殺・事故死のエピソードを通して監督はそれを四季の美しい映像で覆い隠しながら悲恋物語のようなテイストで味付けし、男女関係の破局という形でそれを強引に死で以って印象付けたような気がする。こう考えると特異な死生観を派生させる映画であり、北野監督の作品歴の中でも一際異彩を放つ。その意味で言うなら解釈を拒否する映画であり、確かに観る側を選ぶ作品である。

【雑感】
特殊な環境で生きる３人の女性達。この状況を打開すべく接近した男性が辿る不可解な顛末。全てが死によって遮断され、ラストで現れる文楽人形が死への誘惑を象徴するかのような存在に見えてくる。結局は皆その死の魔力から逃れる事はできなかったという事か。３人の女性も文楽人形が来世から遣わした使者とするなら、あの世へと導く案内人に見える。そこへ引き寄せられた男性こそ不幸の極み。要はそんな女性とは関わるなという警告と捉えれば、それを理解した最終手段が死となった。
その中で主人公だけは死を迎える前に両者の関係が修復されたような和解が齎され、恰も心中したような形となって来世で添い遂げるような含みを持たせた。そこが他の２人と異なる唯一の救いとなった。本来ならこの主人公のエピソードだけで押し通すはずだったと思われる。だがアピール力が乏しく印象が薄い。そこで２つの両極端なエピソードで際立たせる効果を狙ったように見える。
そしてこの映画の構想だが、もしかして監督の実体験から来ているのではないか。それがバイク事故である。或る女性タレントとの親密度が増す中で起きた。監督は愛人関係を維持しようとしたのだろうが、相手女性はそうは捉えていなかった。つまり北野氏による一方的な思い込み。この誤った愛情認識がバイク事故を誘発したとするなら、奇跡的に死の淵から生還した彼はこの時得た体験を教訓として映画化した。そんな気がしてくる。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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里山緑

ひと筋縄ではいかない、ひたすら純粋で一途な愛を描いた名作

2022年3月23日に日本でレビュー済み

北野作品は皆さんそれぞれの思い入れがあり、好きな作品があるでしょうが、私の1番好きな作品がDollsです。武さんの作品は沢山観てきて、アクション好きな私は暴力映写の多い作品がけっこう好きでしたが、最初から最後まで静かにストーリーが流れて行き、あまりアクションとは無縁なこの作品がなぜか心にドッシリと重く残りました。ひたすら悲しい作品ですが、しみじみとこの世界に浸りたい方におすすめです。因みに、超豪華キャストに囲まれております。菅野美穂さん、深田恭子さん、西島秀俊さん、他にも超ベテラン俳優さんが固めております。但し、菅野さんや深田さんの、作品が創られた時期の普段のイメージとはかなり違います。迫真の演技が光ります。映像美も素晴らしく日本の美しい四季に見とれてしまいます。

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