全体としてのコメントは、HQで私がしたものと同じですが、もう少し曲ごとの印象を書きます。
MALE CHALIVINIST PIG BLUES はジミー・ペイジとキース・ムーンが暴れまくるラフなR&Rですが、なんとも滑稽なハード・ロッカーっぷりが最高にいかしています。フロイドの HAVE A CIGAR へと続く流れでしょう。
ディランがセカンド・アルバムに収録した NORTH COUNTRY (こちらも素晴らしい)は、しっかりとトラッド作と表記されていて、皮肉なのでしょうか。
ジャケやタイトルのイメージ同様、春間近なのにどこか寂しげな空気。そんな印象の作品です。