基本はアドベンチャーゲームと同じで情報から答え(重要人物)を見つけ出すことで物語は進行します。
前作と違うのはやはり町の規模。
移動できる場所が4倍程増えてます。
ドリキャスの性能を考えるとグラフィックは前作より良くなったとは言えませんがデータ圧縮技術の進歩はあったようで出来ることがかなり増えてます。
シェンムーのグラフィックはあまり語られることはないですが、個人的に目が凄いと思ってます。同世代機の中でもシェンムーの目のCGは圧倒的で、リアルタイムポリゴンで表現されています。
Skyrimにbeauty eye modを入れた時と同じ感動を覚えました。
逆に削られた部分もありますがそれは前作の良さということで、特別マイナスには感じません。
ただ町の人が増えた分NPCの行動パターンが簡素な人物もいてちょっと寂しい思いもしました。
今作で肝となる部分は多分お金稼ぎだと思うのですが、ここが評価が分かれそうですね。
ストーリーだけを楽しみたい人には苦痛でしょう。
お金が無いと詰むので稼がないといけないのですが、序盤が1番面倒ですね。無一文で何もできないので。
ただ、12番倉庫の中の大小で30倍を何度もロードして当たるまでやるとか、亀絵の(odds×12)をやり続けるとかなり楽になります。
当時はそう言った現実世界の活動をゲームに取り入れる事は画期的でしたが、それを面白いと思えるまで昇華させたのは後のGTAシリーズでした。
それでも今作は前作よりストーリーをテンポ良く楽しめる内容にはなっています。
例えるなら話の流れを掴めたくらいの本を続きから読むような感じです。
物語をしっかり把握して展開を楽しもうとしたところで今作は終わってしまいます。
感想としては切り方が下手だなと。これじゃ読者怒るよと。
それだけのめり込んでしまう内容なのですが。
因みに同年にはFF10、GT3、無双2、スマブラDX等名だたる強豪がひしめいています。
ドリキャスはというと撤退発表してます、Rezとか連ジとか出してるんですけどね。2000年のソフト群と比べるとゲームキューブやPS2は凄い追い上げですよね。
あと、シェンムーを実機でやる時は是非VGAでやってみてください。
目が、凄い。