キンクスとともに長寿バンド、なのでカタログがかなり多い。フォローしていくのは手間ひまかかります。でこのアルバムは60年代という激動の期間を切り取ったコンピ。リズム&ブルーズベースなので、なかなか入りにくいことは確か。ゴスペルや黒人音楽がベースになっている音楽は意外にはいりにくく、英国バンドに多い。
で音はというとこれがかなりサイケあり、メモラブルなリフロック=AC/DCに通じる=あり、シンガロングできるパーティーソングありとバラエテイーに富む。ニッキーホプキンス、イアンシュチュアートなど粋なプレーのできるピアニストの演奏も聞ける。ストーンズが様々な音楽的な実験をしていたのも理解できる。60年代はロックがまだまだビジネスとしてゆるい=遊びのあった=時代だったことと、ブライアンジョーンズ、ミックジャガー、キースリチャーズという突出した才能のピークが確認できる。これを聴くと現在のストーンズにはもっと浮気者になってほしいと思いますねえええ。
10点中10点