レディース・オブ・ザ・ロード
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, CD, リミックス含む, 2002/11/12
"もう一度試してください。" | CD, インポート | ¥2,380 | ¥680 |
CD, 2002/11/27
"もう一度試してください。" | 1枚組 | ¥732 | — | ¥732 |
CD, CD, 2008/3/26
"もう一度試してください。" | CD |
—
| — | ¥2,880 |
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曲目リスト
ディスク: 1
1 | 冷たい街の情景 |
2 | レターズ |
3 | フォーメンテラ・レディ |
4 | 船乗りの話 |
5 | サーカス |
6 | グルーン |
7 | ゲット・ザイ・ベアリングス |
8 | 21世紀のスキッツォイド・マン |
9 | クリムゾン・キングの宮殿 |
ディスク: 2
1 | スキッツォイド・メンPT.1 (21世紀のスキッツォイド・マン) |
2 | スキッツォイド・メンPT.2 |
3 | スキッツォイド・メンPT.3 |
4 | スキッツォイド・メンPT.4 |
5 | スキッツォイド・メンPT.5 |
6 | スキッツォイド・メンPT.6 |
7 | スキッツォイド・メンPT.7 |
8 | スキッツォイド・メンPT.8 |
9 | スキッツォイド・メンPT.9 |
10 | スキッツォイド・メンPT.10 |
11 | スキッツォイド・メンPT.11 |
商品の説明
Amazonレビュー
ロバート・フリップ監修による、第一期クリムゾンのライヴ音源をCD2枚にパッケージしたコンピレーション盤。1971年から72年までのツアーの記録とも言える内容で、DISC1では、71年のドイツ、ズーム・クラブを始めとするステージの模様や、ラジオ向けに収録されたスタジオ・セッションなどを収録。DISC2では、72年の全米ツアーでテイクされた、いくつかの『21世紀のスキッツォイド・マン』から、サックス&ギター・ソロを抜き出し再編集したものを収録。熱狂的なクリムゾンファンにとってはだまし討ちのような作品かも知れない。が、やっぱり聴かないと後悔しそうだ。(春野丸緒)
メディア掲載レビューほか
ロバート・フリップ監修による、キング・クリムゾンの2枚組アルバム。 (C)RS
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 72 g
- メーカー : ユニバーサル インターナショナル
- EAN : 4988005320087
- 時間 : 1 時間 53 分
- レーベル : ユニバーサル インターナショナル
- ASIN : B00006S2ED
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 301,765位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 21,681位ポップス (ミュージック)
- - 60,856位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
5 星
賛否両論を巻き起こした「21st Century Schizoid Man」の約54分の編集ヴァージョン
King Crimsonの「Ladies of the Road」。コレクターズ・クラブ作品として、2002年リリースされたこの2枚組CDの特色は、一夜のパフォーマンスではなく、1971年から1972年にかけて行われたライブ音源から抜粋された楽曲集であるということ。1971年から1972年当時のKing Crimsonといえば、正に大海原に浮かぶ美しい孤島のような「Islands(1971年)」をリリースした後、バンド崩壊の危機を抱えながら、精力的にライブ活動を続けていた時期。音質が取り沙汰された「Earthbound(1972年)」もこの時期の録音ですが、「Ladies of the Road」収録曲にはそれほどのザラザラ感はなく、コレクターズ・クラブの作品の中でも音質は上の部類と判断できます。ジャケットもP.J. Crookによる緻密なイラストが採用されており、正規盤と捉えてもおかしくない内容。ただ、当時のライブでも繰り返し演奏されたであろう彼らの最も重要なレパートリー・「21st Century Schizoid Man」のインプロビゼーション部分がつなぎ合わされ、なんと約54分にわたり延々と続くDISC2に、ファンの間でも賛否両論が巻き起りました。作詞とステージ照明などを担当していたKing Crimson結成以来の盟友・Pete Sinfieldが、1971年12月にRobert Frippにより解雇され、バンドは危うい状態のまま、契約をこなすためやむなくツアーを続行。毎夜のステージは調和というより個性のぶつかり合いであったに違いありません。FrippのギターソロとMel Collinsのサックスソロをつなぎ合わせ、怒涛のように続くこの「21st Century Schizoid Man」のエクステンデットバージョンを聴くと、明日の見えない状況の中で、闇雲に突き進もうとする若者たちの姿が目に浮かび、ひょっとしたら、自分にもそんな時代があったのでは、と考えてしまいます。ブツッと切れるラストもこの時期のKing Crimsonを象徴しているかのよう。プラケースを開くとメンバー5人のフォトが現れるのですが、詩人・Sinfieldを除くプレーヤー4人のうち2人、すなわちBoz BurrellとIan Wallaceがこの世を去ってしまったこと、残されたFrippとCollinsが今もKing Crimsonのメンバーとして、精力的にライブ活動を行っていることに、何か運命的なものを感じてしまいます。その時の心理状態により騒音のようにも聴こえそうなDISC2ですが、気合を入れるつもりで聴き通すと爽快感に似たものが得られるかもしれません。尚、DISC1は全9曲、約59分。「The Sailor's Tale」「Groon」「Get Thy Bearings」「The Court of the Crimson King」などが収録されています。「The Court of the Crimson King」はブルース調に改変された極めて短いヴァージョンで、これも賛否両論の的になりそうです。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
みなさんの大好物ピーター・シンフィールドさんのノイズありますよー
2019年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もともと1971-1972のアース・バウンドが好きで購入しました。ボズのBase、フリップ教授が指導したせいか、なかなか上手いです!Jazz・ブルース風で良く出来た作品です!21世紀の精神異常者には恐怖の頭脳改革されました。フリップ教授のギターのりのりです。ムーン・チャイルドを思わせるアドリブですかね?音質も良く、価格も安く、買って損なし!
2017年3月11日に日本でレビュー済み
血気せまる狂気なボーカル、動かないベースラインだがよくグルーヴするボズのベース、
ソニー・ロリンズばりのブロウの効いたメル・コリンズのホーンとよく歌うフルート。
クリムゾン史で一番ヘヴィーかつ繊細で絶妙なタイミングのスネアとシンバルワークが際立つ
イアン・ウォーレスのドラムス。
ここまでフリップによくついてきたロマン詩人ピート・シンフィールド。
この作品は、アルバム 「アイランド」 の佳作 フォーメンテラ・レディ が聴ける貴重なライブ録音です。
オリジナルアルバムではキース・ティペットのバンド・オヴァリー・ロッジとの融合により
かなりジャジーにフォーキーに気だるくまどろむようなすばらしいトランス状態を創りあげていたが、
あの幽玄の世界の再現はむずかしく、少人数のライブではやはりこの位が限界なのでしょう。
しかし、「アイランド」 は、リアルタイムに衝撃を受けた作品で、
特にフォーメンテラ・レディは私的には5本の指に入るクリムゾンだと思っているので
ライブで演奏していたことが分かるだけでファンとしてはうれしく満足です。
ディスク2は楽器、特にギターに興味がある方用にリメイクされた11パートでしょう。
例の曲のインプロヴィゼーション部分が延々と続きます、
しかし帯のキャッチコピーのクリムゾン版 「ビッチェズ・ブリュー 」と言うのは解せません。
言うならザッパ流驚異のつなぎ合わせ編集曲でしょう?
シビアなファン用だと思うので、免疫のない一般的な音楽ファンが聴くと
たちまち猛毒に犯されてしまうでしょう?
ロックギターの定番であるペンタトニックを極力除外し、管楽器のごとくサスティーンを効かし、
ハーフホールコンディミ、ディミニッシュやドリアンを多用する革新的超変態ロックギターリストは他に殆んどなく、
1972年当時、私はギター弾きのはしくれの小僧としまして、神か仏か教祖のごとく尊敬しておりました。
それにしてもタイトル曲をあえて入れないところは、いかにもフリップらしいです。
個人的にはディスク1の#7を省いてタイトル曲を入れて欲しかったです。
そして、もう少し音質が良ければ★5でしょう。
ソニー・ロリンズばりのブロウの効いたメル・コリンズのホーンとよく歌うフルート。
クリムゾン史で一番ヘヴィーかつ繊細で絶妙なタイミングのスネアとシンバルワークが際立つ
イアン・ウォーレスのドラムス。
ここまでフリップによくついてきたロマン詩人ピート・シンフィールド。
この作品は、アルバム 「アイランド」 の佳作 フォーメンテラ・レディ が聴ける貴重なライブ録音です。
オリジナルアルバムではキース・ティペットのバンド・オヴァリー・ロッジとの融合により
かなりジャジーにフォーキーに気だるくまどろむようなすばらしいトランス状態を創りあげていたが、
あの幽玄の世界の再現はむずかしく、少人数のライブではやはりこの位が限界なのでしょう。
しかし、「アイランド」 は、リアルタイムに衝撃を受けた作品で、
特にフォーメンテラ・レディは私的には5本の指に入るクリムゾンだと思っているので
ライブで演奏していたことが分かるだけでファンとしてはうれしく満足です。
ディスク2は楽器、特にギターに興味がある方用にリメイクされた11パートでしょう。
例の曲のインプロヴィゼーション部分が延々と続きます、
しかし帯のキャッチコピーのクリムゾン版 「ビッチェズ・ブリュー 」と言うのは解せません。
言うならザッパ流驚異のつなぎ合わせ編集曲でしょう?
シビアなファン用だと思うので、免疫のない一般的な音楽ファンが聴くと
たちまち猛毒に犯されてしまうでしょう?
ロックギターの定番であるペンタトニックを極力除外し、管楽器のごとくサスティーンを効かし、
ハーフホールコンディミ、ディミニッシュやドリアンを多用する革新的超変態ロックギターリストは他に殆んどなく、
1972年当時、私はギター弾きのはしくれの小僧としまして、神か仏か教祖のごとく尊敬しておりました。
それにしてもタイトル曲をあえて入れないところは、いかにもフリップらしいです。
個人的にはディスク1の#7を省いてタイトル曲を入れて欲しかったです。
そして、もう少し音質が良ければ★5でしょう。
2020年9月1日に日本でレビュー済み
King Crimsonの「Ladies of the Road」。コレクターズ・クラブ作品として、2002年リリースされたこの2枚組CDの特色は、一夜のパフォーマンスではなく、1971年から1972年にかけて行われたライブ音源から抜粋された楽曲集であるということ。
1971年から1972年当時のKing Crimsonといえば、正に大海原に浮かぶ美しい孤島のような「Islands(1971年)」をリリースした後、バンド崩壊の危機を抱えながら、精力的にライブ活動を続けていた時期。
音質が取り沙汰された「Earthbound(1972年)」もこの時期の録音ですが、「Ladies of the Road」収録曲にはそれほどのザラザラ感はなく、コレクターズ・クラブの作品の中でも音質は上の部類と判断できます。ジャケットもP.J. Crookによる緻密なイラストが採用されており、正規盤と捉えてもおかしくない内容。
ただ、当時のライブでも繰り返し演奏されたであろう彼らの最も重要なレパートリー・「21st Century Schizoid Man」のインプロビゼーション部分がつなぎ合わされ、なんと約54分にわたり延々と続くDISC2に、ファンの間でも賛否両論が巻き起りました。
作詞とステージ照明などを担当していたKing Crimson結成以来の盟友・Pete Sinfieldが、1971年12月にRobert Frippにより解雇され、バンドは危うい状態のまま、契約をこなすためやむなくツアーを続行。毎夜のステージは調和というより個性のぶつかり合いであったに違いありません。
FrippのギターソロとMel Collinsのサックスソロをつなぎ合わせ、怒涛のように続くこの「21st Century Schizoid Man」のエクステンデットバージョンを聴くと、明日の見えない状況の中で、闇雲に突き進もうとする若者たちの姿が目に浮かび、ひょっとしたら、自分にもそんな時代があったのでは、と考えてしまいます。ブツッと切れるラストもこの時期のKing Crimsonを象徴しているかのよう。
プラケースを開くとメンバー5人のフォトが現れるのですが、詩人・Sinfieldを除くプレーヤー4人のうち2人、すなわちBoz BurrellとIan Wallaceがこの世を去ってしまったこと、残されたFrippとCollinsが今もKing Crimsonのメンバーとして、精力的にライブ活動を行っていることに、何か運命的なものを感じてしまいます。
その時の心理状態により騒音のようにも聴こえそうなDISC2ですが、気合を入れるつもりで聴き通すと爽快感に似たものが得られるかもしれません。
尚、DISC1は全9曲、約59分。「The Sailor's Tale」「Groon」「Get Thy Bearings」「The Court of the Crimson King」などが収録されています。「The Court of the Crimson King」はブルース調に改変された極めて短いヴァージョンで、これも賛否両論の的になりそうです。
1971年から1972年当時のKing Crimsonといえば、正に大海原に浮かぶ美しい孤島のような「Islands(1971年)」をリリースした後、バンド崩壊の危機を抱えながら、精力的にライブ活動を続けていた時期。
音質が取り沙汰された「Earthbound(1972年)」もこの時期の録音ですが、「Ladies of the Road」収録曲にはそれほどのザラザラ感はなく、コレクターズ・クラブの作品の中でも音質は上の部類と判断できます。ジャケットもP.J. Crookによる緻密なイラストが採用されており、正規盤と捉えてもおかしくない内容。
ただ、当時のライブでも繰り返し演奏されたであろう彼らの最も重要なレパートリー・「21st Century Schizoid Man」のインプロビゼーション部分がつなぎ合わされ、なんと約54分にわたり延々と続くDISC2に、ファンの間でも賛否両論が巻き起りました。
作詞とステージ照明などを担当していたKing Crimson結成以来の盟友・Pete Sinfieldが、1971年12月にRobert Frippにより解雇され、バンドは危うい状態のまま、契約をこなすためやむなくツアーを続行。毎夜のステージは調和というより個性のぶつかり合いであったに違いありません。
FrippのギターソロとMel Collinsのサックスソロをつなぎ合わせ、怒涛のように続くこの「21st Century Schizoid Man」のエクステンデットバージョンを聴くと、明日の見えない状況の中で、闇雲に突き進もうとする若者たちの姿が目に浮かび、ひょっとしたら、自分にもそんな時代があったのでは、と考えてしまいます。ブツッと切れるラストもこの時期のKing Crimsonを象徴しているかのよう。
プラケースを開くとメンバー5人のフォトが現れるのですが、詩人・Sinfieldを除くプレーヤー4人のうち2人、すなわちBoz BurrellとIan Wallaceがこの世を去ってしまったこと、残されたFrippとCollinsが今もKing Crimsonのメンバーとして、精力的にライブ活動を行っていることに、何か運命的なものを感じてしまいます。
その時の心理状態により騒音のようにも聴こえそうなDISC2ですが、気合を入れるつもりで聴き通すと爽快感に似たものが得られるかもしれません。
尚、DISC1は全9曲、約59分。「The Sailor's Tale」「Groon」「Get Thy Bearings」「The Court of the Crimson King」などが収録されています。「The Court of the Crimson King」はブルース調に改変された極めて短いヴァージョンで、これも賛否両論の的になりそうです。
King Crimsonの「Ladies of the Road」。コレクターズ・クラブ作品として、2002年リリースされたこの2枚組CDの特色は、一夜のパフォーマンスではなく、1971年から1972年にかけて行われたライブ音源から抜粋された楽曲集であるということ。
1971年から1972年当時のKing Crimsonといえば、正に大海原に浮かぶ美しい孤島のような「Islands(1971年)」をリリースした後、バンド崩壊の危機を抱えながら、精力的にライブ活動を続けていた時期。
音質が取り沙汰された「Earthbound(1972年)」もこの時期の録音ですが、「Ladies of the Road」収録曲にはそれほどのザラザラ感はなく、コレクターズ・クラブの作品の中でも音質は上の部類と判断できます。ジャケットもP.J. Crookによる緻密なイラストが採用されており、正規盤と捉えてもおかしくない内容。
ただ、当時のライブでも繰り返し演奏されたであろう彼らの最も重要なレパートリー・「21st Century Schizoid Man」のインプロビゼーション部分がつなぎ合わされ、なんと約54分にわたり延々と続くDISC2に、ファンの間でも賛否両論が巻き起りました。
作詞とステージ照明などを担当していたKing Crimson結成以来の盟友・Pete Sinfieldが、1971年12月にRobert Frippにより解雇され、バンドは危うい状態のまま、契約をこなすためやむなくツアーを続行。毎夜のステージは調和というより個性のぶつかり合いであったに違いありません。
FrippのギターソロとMel Collinsのサックスソロをつなぎ合わせ、怒涛のように続くこの「21st Century Schizoid Man」のエクステンデットバージョンを聴くと、明日の見えない状況の中で、闇雲に突き進もうとする若者たちの姿が目に浮かび、ひょっとしたら、自分にもそんな時代があったのでは、と考えてしまいます。ブツッと切れるラストもこの時期のKing Crimsonを象徴しているかのよう。
プラケースを開くとメンバー5人のフォトが現れるのですが、詩人・Sinfieldを除くプレーヤー4人のうち2人、すなわちBoz BurrellとIan Wallaceがこの世を去ってしまったこと、残されたFrippとCollinsが今もKing Crimsonのメンバーとして、精力的にライブ活動を行っていることに、何か運命的なものを感じてしまいます。
その時の心理状態により騒音のようにも聴こえそうなDISC2ですが、気合を入れるつもりで聴き通すと爽快感に似たものが得られるかもしれません。
尚、DISC1は全9曲、約59分。「The Sailor's Tale」「Groon」「Get Thy Bearings」「The Court of the Crimson King」などが収録されています。「The Court of the Crimson King」はブルース調に改変された極めて短いヴァージョンで、これも賛否両論の的になりそうです。
1971年から1972年当時のKing Crimsonといえば、正に大海原に浮かぶ美しい孤島のような「Islands(1971年)」をリリースした後、バンド崩壊の危機を抱えながら、精力的にライブ活動を続けていた時期。
音質が取り沙汰された「Earthbound(1972年)」もこの時期の録音ですが、「Ladies of the Road」収録曲にはそれほどのザラザラ感はなく、コレクターズ・クラブの作品の中でも音質は上の部類と判断できます。ジャケットもP.J. Crookによる緻密なイラストが採用されており、正規盤と捉えてもおかしくない内容。
ただ、当時のライブでも繰り返し演奏されたであろう彼らの最も重要なレパートリー・「21st Century Schizoid Man」のインプロビゼーション部分がつなぎ合わされ、なんと約54分にわたり延々と続くDISC2に、ファンの間でも賛否両論が巻き起りました。
作詞とステージ照明などを担当していたKing Crimson結成以来の盟友・Pete Sinfieldが、1971年12月にRobert Frippにより解雇され、バンドは危うい状態のまま、契約をこなすためやむなくツアーを続行。毎夜のステージは調和というより個性のぶつかり合いであったに違いありません。
FrippのギターソロとMel Collinsのサックスソロをつなぎ合わせ、怒涛のように続くこの「21st Century Schizoid Man」のエクステンデットバージョンを聴くと、明日の見えない状況の中で、闇雲に突き進もうとする若者たちの姿が目に浮かび、ひょっとしたら、自分にもそんな時代があったのでは、と考えてしまいます。ブツッと切れるラストもこの時期のKing Crimsonを象徴しているかのよう。
プラケースを開くとメンバー5人のフォトが現れるのですが、詩人・Sinfieldを除くプレーヤー4人のうち2人、すなわちBoz BurrellとIan Wallaceがこの世を去ってしまったこと、残されたFrippとCollinsが今もKing Crimsonのメンバーとして、精力的にライブ活動を行っていることに、何か運命的なものを感じてしまいます。
その時の心理状態により騒音のようにも聴こえそうなDISC2ですが、気合を入れるつもりで聴き通すと爽快感に似たものが得られるかもしれません。
尚、DISC1は全9曲、約59分。「The Sailor's Tale」「Groon」「Get Thy Bearings」「The Court of the Crimson King」などが収録されています。「The Court of the Crimson King」はブルース調に改変された極めて短いヴァージョンで、これも賛否両論の的になりそうです。
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2018年12月25日に日本でレビュー済み
天才と狂気は紙一重。それが本来の芸術だとするならば、
フリップ公は真の芸術家なのだと思う。
この2枚組のライブアルバムも、
フリップ公の監修であるが、
一枚目の最後、キングクリムゾンの宮殿は、
僅か47秒程度でブツ切れに終わってしまう。
そして2枚目の21世紀のスキッツォイド・マンは、
各会場でのライブ音源を繋ぎ合わせて、延々なるセッションとさせながら、
次第に曲の輪郭自体も無くなって行き、
仕舞いにはブツ切れで幕を閉じる。
最初は唖然とするが、しかしそれがフリップ公なのだと、
みんな何処かで無意識に理解しているからこそ、
このアルバムに魅力を感じるのかも知れない。
今の音楽とは次元の違うところで私たちを捉えて離さない、
それがロバート・フリップであり、キングクリムゾンであるのだと、
このライブ音源を聴いていて思うのである。
フリップ公は真の芸術家なのだと思う。
この2枚組のライブアルバムも、
フリップ公の監修であるが、
一枚目の最後、キングクリムゾンの宮殿は、
僅か47秒程度でブツ切れに終わってしまう。
そして2枚目の21世紀のスキッツォイド・マンは、
各会場でのライブ音源を繋ぎ合わせて、延々なるセッションとさせながら、
次第に曲の輪郭自体も無くなって行き、
仕舞いにはブツ切れで幕を閉じる。
最初は唖然とするが、しかしそれがフリップ公なのだと、
みんな何処かで無意識に理解しているからこそ、
このアルバムに魅力を感じるのかも知れない。
今の音楽とは次元の違うところで私たちを捉えて離さない、
それがロバート・フリップであり、キングクリムゾンであるのだと、
このライブ音源を聴いていて思うのである。
2014年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この2~3年でKCの大ファンになり、手当たり次第(安い物を優先に)聞いていますが、
今回のこのアルバムは音がちょっと雑かな、、と言う感想です。
しかしテクニックの凄さにはいつも興奮しています。
今回のこのアルバムは音がちょっと雑かな、、と言う感想です。
しかしテクニックの凄さにはいつも興奮しています。
2011年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔、小西得郎さんという野球の解説者が「なんと申しましょうか・・」という出だしで解説をされていまして、それが名口調として語り継がれております(蛇足ながらこの小西得郎さんの人生は面白いですよ)。このCD、突然音がぶった切られるからプレーヤーが故障したのかと思いきやまた音が出てきたり、編集は異端もんです。音自体は非常によく、それに肝心の躍動感とうねりが実にロックの真髄という感じでこれをやられるといくらぶった切りがあっても星5つつけちゃいますね。感想を求められたら「なんと申しましょうか・・まあ聞いてみてください。いいですよ」ということになる。
2004年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この編成でのライヴは「EARTHBOUND」しか持っていなかったので、自分は十分楽しめました。しかし、ラスト「宮殿」のぶった切りエンディングはなんとも後味が悪い。「宮殿」を完全収録してくれれば、もっと完成度は高くなったと思うのですが・・・
2枚目はフリップとメルコリンズのインプロが延々楽しめます。この編成ならではの八方破れの魅力が存分に味わえると思います。
2枚目はフリップとメルコリンズのインプロが延々楽しめます。この編成ならではの八方破れの魅力が存分に味わえると思います。
他の国からのトップレビュー
Piergiorgio
5つ星のうち5.0
Qualita' audio
2019年2月18日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Ok
Markws
5つ星のうち5.0
REMARKABLE !
2018年2月1日に英国でレビュー済みAmazonで購入
I can't believe that I have been listening to KC for forty years and not discovered this CD. It is REMARKABLE.
This is incredibly creative music. CD 1 shows the band at the time at a high point, pushing the boundaries. CD 2 is an insight into the beauty of when great musicians improvise. Fripp is one of the few 'prog' guitarists who can fill a long guitar solo with Jazz and Rock and Classical ... and a lot more besides. Listen ... please.
Two further comments. Firstly, the lyrics ... which now should sadly dated. Back in the day, they seemed great, but now ... they do not seem to add to the overall effect. This is a shame, but it does prove that Fripp's judgement was good!
Secondly, Tripp is the man! Rather like Miles Davis, when music and played with RF they reach a high point! Few ever reach the same heights once they had left KC. IT is a shame that this band fell apart, but the good news is that Tripp the created further great bands.
As I said, what is on this CD is REMARKABLE. Buy it. Treasure it. Go beyond the boundaries with Fripp's creative genius.
This is incredibly creative music. CD 1 shows the band at the time at a high point, pushing the boundaries. CD 2 is an insight into the beauty of when great musicians improvise. Fripp is one of the few 'prog' guitarists who can fill a long guitar solo with Jazz and Rock and Classical ... and a lot more besides. Listen ... please.
Two further comments. Firstly, the lyrics ... which now should sadly dated. Back in the day, they seemed great, but now ... they do not seem to add to the overall effect. This is a shame, but it does prove that Fripp's judgement was good!
Secondly, Tripp is the man! Rather like Miles Davis, when music and played with RF they reach a high point! Few ever reach the same heights once they had left KC. IT is a shame that this band fell apart, but the good news is that Tripp the created further great bands.
As I said, what is on this CD is REMARKABLE. Buy it. Treasure it. Go beyond the boundaries with Fripp's creative genius.
Jac Sa
5つ星のうち5.0
Música de ensueño
2017年1月21日にメキシコでレビュー済みAmazonで購入
Excelente grabación y versiones de melodías clásicas de King Crimson. Los títulos correspondientes a la serie "The King Crimson Club" son muy interesantes y nos ofrecen una nueva perspectiva musical de piezas que vivirán por siempre.
Nacho
5つ星のうち4.0
Muy bueno
2016年1月20日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Muy buen audio y actuacion el primer disco. El segundo algo confuso porque son trozos de tema pero muy bien