es[エス] [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | クリスティアン・ベッケル, ユストゥス・フォン・ドーナニー, マリオ・ジョルダーノ, モーリッツ・ブライプトロイ, オリバー・ヒルツェヴィゲル |
言語 | ドイツ語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 59 分 |
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商品の説明
Amazonより
新聞広告で集められた被験者を「看守役」と「囚人役」に分け、模擬刑務所で生活をさせる…。アメリカの大学で実際に行われた実験を題材に描く、スリリングなドイツ映画。元記者の主人公が、起死回生のネタとして被験者に応募し、実験を記事にしようとする。しかし、実験に参加する前から、彼の身に奇妙なできごとが連続。そして、実験に参加した彼が体験したものとは?
「役割」を与えられた人間の心理が無意識のうちに変化していく過程は、予想どおりの展開とはいえ背筋が凍る。自分が同じ立場になったら…というリアルな恐怖を体感させられるのだ。囚人に課せられた厳しいルールと、それに反したときの罰則もショッキング。主演は『ラン・ローラ・ラン』で知られるモーリッツ・ブライプトロイで、自分の精神がコントロールできなくなっていく記者の姿を迫真の演技でみせる。(斉藤博昭)
レビュー
監督: オリバー・ヒルツェヴィゲル 脚本: マリオ・ジョルダーノ 撮影: ライナー・クラウスマン 美術: ウリ・ハニッシュ 衣裳: クラウディア・ボブジン 出演: モーリッツ・ブライプトロイ/クリスティアン・ベッケル/オリヴァー・ストコフスキー/ユストゥス・フォン・ドーナニー/ティモ・ディールケス/ニッキ・フォン・テンペルホフ/アントアーヌ・モノ/メラン・エッゲルト
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
原材料・成分
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使用方法
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登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : ドイツ語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 75 g
- EAN : 4988013446106
- 監督 : オリバー・ヒルツェヴィゲル
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 59 分
- 発売日 : 2003/1/16
- 出演 : モーリッツ・ブライプトロイ, クリスティアン・ベッケル, ユストゥス・フォン・ドーナニー
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : ポニーキャニオン
- ASIN : B00007FVY3
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 4,259位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 100位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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だってみんな大なり小なり金目当てで参加したのに教授達まで襲ったら金出ないじゃん。
まぁ10歩譲って金が出ないであったり実験中止(現実はそうらしいけど)になったとしても教授を襲う話はいらなかったと思う。
教授を襲うってもう看守じゃないからね。
例えば兵隊が捕虜に虐待みたいな話に置き換えても兵隊は上の人には逆らわないでしょ。
教授に逆らうってのはエンターテイメントになっちゃうなと思う。
リアリティ路線とエンターテイメント路線のミスマッチ。
だから最期はしらける
原題「Das Experiment」
タイトルにも書きましたが、1971年のスタンフォード監獄実験を基にして作られた映画です。
舞台は現代(製作当時)のドイツ。
新聞広告で集められた男性・20名が、
看守役・8名、囚人役・12名に割り振られ、刑務所を模した実験室で2週間過ごすことになる。
それぞれ役割を演じるのだが実験2日目から異常が見られ、次第に・・・
1つの見所は、暴走するのは看守側であるという点。
看守役はどんどん強権的になり、囚人役はどんどん従順になっていく。
他から脅しを受けるわけでもなく、自ら自律心を失っていく。
看守・囚人という善悪がクッキリした分け方も一因であるとは思うが、
看守側から一線を超えていく様は、善や正義という概念が判断力を奪っている感がある。
ストイックなまでに演じるが中身は無い。
互いの立場を変えれば、どうなるだろう。
結局、同じではないだろうか。
個人的な経験から言えば、あまり高く評価されてきていない人間ほど、
金や地位を得たときに、のぼせ上る傾向が強いと感じている。
また、何らかを満たせば満足するのではなく、際限なく要求する、
あたかも中毒のような様相を呈する傾向も強いと思う。
特に、どっかの国では、一人称を「私」「僕」「俺」「自分」など使い分け、演じ分ける。
上を役職名で呼ぶことも多い。
All or Nothingといった量的概念を伴わない短絡的な思考をする者も多い。
役になりきりやすい社会、役で判断されやすい社会、という傾向が強いのではないだろうか。
役が独り歩きしてないか、中身があるのか、という点も気になる。
映画では、大学教授がこのようなフレームを提供しているのだが、
実社会で、このような分かりやすいフレームを提供したら、大多数はどうなるだろうか。
あえて、このようなフレームを仕掛けてくる者もいるだろう。
もう1つの見所は、実験を設定した教授らにまで反抗するという点。
心理実験という大義名分が権威より上位に来たということなのだろうか、
あるいは、暴力欲を満たすために心理実験という大義名分を用い出しているのだろうか。
なお、被験者全員が、いい年こいた大人である点にも留意したい。
映画自体は「☆4」、1度は見てもらいたいので「☆1」加点、
・・・ということで「☆5」と評価させていただきました。
こういう映画を見て、家族、学校、会社など身近なところを見るのもいいし、
政治家、大新聞、ワイドショー、ネットなど、世間を見渡してみるのもいい。
理性、自律など小難しい言葉を使わなくても、
ある程度のシラフを保つ力、シラフに戻る力があれば、それでいいと思うのだが・・・
設定は、「看守」と「囚人」に区分されただけなのに、
それぞれが、役割を演じていく。
ただ、高額の報酬目的で、被験者は参加しているため、教授の期待に
答えようとする意思が働いたはずなので、実験の成果が
短時間で見られたことに、教授が大喜びするのはちょっと安易だと思われる。
まぁ、その単純な教授だから、最終的に悲劇を生んでしまったんだけど。
普段、無意識下に置かれている人間の本質というか、残酷な一面が
抑制を受けている者ほど「看守」という権力をもつことで表面化する。
人間も所詮、動物なんだということを実感した。