Outstanding Service, Outstanding Product, Outstanding Music!! Highly recommend this CD!! Don’t miss out on this gem. Thanks for listening. A Yes Classic!!
この所コンスタントにアルバムをリリースしているイエスのちょうど2年ぶりとなる16枚目のスタジオ盤。 この何年か再び盛んになっているオーケストラとの共演の流れにこのバンドも乗った形か。とはいえ前のツアーの終了後(だと思う)に、彼らのサイトにおいてオーケストラと共演についてのアンケートを取っていたので、これはその結果なのだろう (かく言う私もそれを望んだ一人だが)。 そうして出来あがったアルバムだが、若手が二人とも去ってしまい、平均年齢が50を過ぎてしまった為か(笑)、楽曲は久々の傑作となった前作"The Ladder"(1999)程のでは無く、"Keys To Ascension"(1996)に近い。またサウンド・プロダクションも名プロデュ―サー、ブルース・フェアバーンが手がけた(そして彼の遺作となった)前作に比べると見劣りしてしまうか。 率直に言って、このアルバムでは「オーケストラをバックに使う必然性があるのか」という疑問があるのは仕方ないと思う。 とはいえ、これが実際のライヴとなると話が違ってくるだろう。何しろ'Close To The Edge'等のストリングス・パート等を本物がやったりするのだ。
もちろん若き日の野心と緊張感に溢れた構成力や展開などは衰退していますが、その分ほぼ全曲で落ち着きと感動のあるメロディーが立っています。 アンサンブルも散漫としか言いようが無かった前々作からまとまりがでてきた「ラダー」を経た後、(こう言ってしまっては少し悪いが)ビリー・シャーウッドが抜けてハウが伸び伸びと冴え渡ったフレーズを展開出来ているし、またオーケストラの音色によって曲全体、またアルバムに一貫性が生まれている為、非常に気持ち良く聞ける。 (逆に言えばマルチキーボードの多彩な音色があの展開を可能にしていたといえるとも証明出来る。) 大曲「In The Presence Of」はまさに海洋地形学の物語を発展させた大きな波のような楽曲。特にオーケストラをフィーチャーした「Give Love Each Day」も良い。