当時このアルバムが発売して間もないころ、たまたま横浜にあるテレビ局の番組で紹介をされていました。
番組を途中で見た為にSweet Jazz Trioがどのようなトリオなのか分からずピアノ・トリオだろうという先入観で購入をしたのですが…。
CDをコンポに入れ流れてきた音楽の雰囲気とピアノ・トリオと思っていたのがコルネット、ベ−ス、ギタ−のトリオだったのに驚き、なぜだかやられた〜と思ってしまった(今だになぜそのように思ったのかは不明)。
「静」と「動」…「動」もやんちゃな「動」ではなく「静」に限りなく近い着飾っておらず猥雑な賑やかさがない。
空間を「静」の曲の時は、秋空にある新月のような「静」に塗り替え「動」の時は一昔前の日本女性のようなしなやかな奥行きさがあり押しつけがましくなく畏まらずに聞ける…そう会話を邪魔をしないJazz、最初に聞いた時の印象でありSweet jazz Trioを例えるならばこの言葉しか思い浮かばない。
料理をしていたり、本を読んでいたりと何かしらしていても気が付けばSweet Jazz Trioがかもし出す曲に耳を傾けている。
このアルバム「Sweet Jazz Trio−Live−」は、ライブアルバムにも関わらず曲と曲との間に拍手を入れずエンディングのみに収録をされている。
ア−ティストの意図によるものだそうです。
そこがまた良い。