戦場のピアニスト [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, DTS Stereo, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | エイドリアン・ブロディ, ロマン・ポランスキー, フランク・フィンレイ, トーマス・クレッチマン |
言語 | 日本語, 英語 |
稼働時間 | 2 時間 29 分 |
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商品の説明
商品紹介
2003年アカデミー賞主演男優賞獲得、ロマン・ポランスキー監督作品『戦場のピアニスト』がDVD化。HDデジタル・マスターによるプレミアム高画質仕様、 DTS5.1chサラウンド。
【特典映像】
・撮影風景&インタビュー
・劇場予告編(オリジナル版 / 日本公開版)
・日本版TVスポット
・キャスト&スタッフ紹介ほか
Amazonより
2002年のカンヌ映画祭においてパルムドールに輝いた『戦場のピアニスト』は、ロマン・ポランスキー監督が指揮することを運命づけられた映画である。幼少時代をナチス占領下のポーランドで過ごしたポランスキー監督こそが、ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)の自伝を映画化するに相応しい唯一の人物と言える。ナチスのワルシャワ侵攻を目の当たりにし、死の収容所送りを奇跡的に逃れたシュピルマンは、ゲットーの廃墟に身を隠すことで第二次世界大戦を生き延びる。ナチスのホロコーストを映画化したこれまでの作品とは異なり、主人公の視点から忠実に描写され、ポランスキー監督によって壮大なスケールで戦争を描いた奥行きのある叙事詩となっており、シュピルマンが希望を捨てずに粘り強く生き延びる様子と、彼が逃げ出すことを拒んだ街が徹底的に破壊される様子とを対比して浮かび上がらせている。一切の妥協を排して肉体的、感情的な真実性を追求することにより、『戦場のピアニスト』は希望と精神的純潔性の究極的な調べを奏でている。『シンドラーのリスト』と同様に、人間性の最も暗い部分を描き出した偉大な映画の中の1作である。(Jeff Shannon, Amazon.com)
レビュー
製作・監督: ロマン・ポランスキー 製作: ロベール・ベンムッサ/アラン・サルド 原作: ウワディスワフ・シュピルマン 脚本: ロナルド・ハーウッド 撮影: パヴェル・エデルマン プロダクションデザイン: アラン・スタルスキ 衣装デザイン: アンナ・シェパード 編集監督: エルヴェ・ド・リューズ 音楽: ヴォイチェフ・キラール 出演: エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン/フランク・フィンレイ/モーリーン・リップマン/エミリア・フォックス/ルース・プラット/エド・ストッパード/ジュリア・レイナー/ジェシカ・ケイト・マイヤー 声の出演: 宮本充/北村和夫/寺田路恵/岡寛恵/深見梨加/関俊彦/唐沢潤/冨永み~な
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語, 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 75 g
- EAN : 4900950236107
- 監督 : ロマン・ポランスキー
- メディア形式 : 色, ドルビー, DTS Stereo, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 29 分
- 発売日 : 2003/8/22
- 出演 : エイドリアン・ブロディ, トーマス・クレッチマン, フランク・フィンレイ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : アミューズソフトエンタテインメント
- ASIN : B0000896HN
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 5,789位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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クライマックスで、シュピルマンがバラード第1番を弾くシーンだけも何度観たかしれない。この曲は映画を初めて知る前後にマウリツィオ・ポリーニの全曲集で痛く感銘を受け、さらにルービンシュタインの全曲集(スケルツォ4曲も含む)も聴いたのだが、…この映画のシュピルマンの一部カット映像の方を遥かに多く、繰り返し観ている。
それだけこの映画は衝撃的だ。
ポーランド人達の絶望的なワルシャワ蜂起がナチスドイツにより、無惨に弾圧されるシーンは、どの戦争映画より、どのナチスや全体主義を叙述した書籍よりも、全体主義の有無を言わさぬ残酷さを、…我々現代人に突き付ける…
ドイツ人将校とポーランド人ピアニストの奇妙な連携が、唯一映画の救いだが、大半はポランスキーが語る様に実話に基づくと聴き更に驚愕し、最後ドイツ兵が無事帰還を果たせなかったテロップを読み、何とか救えなかったか、多くの視聴者が、もう1つのスターリニズムを想起する事になる…
日本人にとりシベリア抑留60万人、うち判明しただけで6万人の死者の遺骨の収拾もままならない状況を、否が応でも想う。
敗戦後、ポーランドとドイツは明暗を分けたかに見えるが、スーツ姿のシュピルマンは、今度はソ連の重圧下の冷戦下で、しかもポーランドの共産党一党独裁体制下に適応して生きざるをえない訳で、このエンディングは、先の長いまだ終わりの始まりに過ぎない。
先の大戦で日本は広島長崎の原爆投下、東京大阪はじめ70余都市を空襲で焼かれ、突如参戦したスターリンのソ連により、満洲、南樺太、千島はじめ筆舌に尽くしがたい悲劇の当事者となり、いまだ平和条約も国境線確定もないまま76年を経てしまった…
この映画は、大幅に西に移動させられたポーランドにとっても、領土を大幅に失った全体主義を経験したドイツにとっても、さらに主人公2人の未来を確定付けたソヴィエトロシアにとっても、ソ連からいまだ北方領土を取り返せない日本人にとっても、喉に刺さったままの現実を突きつける。
傑作中の傑作だが、2位と言うのは、映画の突きつける現実が誰にとっても解決しない余りにも重い現実を突き付けるため、そうそう何度も見返す事が出来ないからだ。
シュピルマンがユダヤ人と知っても冷静に観察し、ピアニストだと知ると何か弾いてみろと促す
戦争という抗えない場所で指揮を取ってはいたが、人としてデキてる人物だったのだろう
ここでお粗末なピアノを聴かせたなら話はまた違っていたかもしれないが、この日から将校はシュピルマンに食料を運ぶようになる
やがてドイツ軍はソ連に制圧され、ポーランドは解放された日、人々の前に姿を見せたシュピルマン
「きゃー、ドイツ兵よ!」ダンダンダン
将校からもらったドイツ軍の上着を着たままふらふら出ていくやつがあるかい!
せっかくもらった命なのに、助けてくれた将校の上着が仇となりここで非業の死を遂げるわけか
生き延びたという結末を知らないから、そう思っちゃったね
将校はドイツ軍の撤退を告げに来た日、寒さに身を縮めるユダヤ人に自分の上着を与えた
戦争が終わったら必ずラジオで演奏を聴くと約束した将校だったが、しかしそれは叶わなかったはずだ
観たいと思った時は、絶版になっていたのか手に入らず、最近になって再販されたようです。
中だるみせず一気に見せます。
ワルシャワをナチス・ドイツに占領され、なすすべもなく翻弄される様が、個人の目から見た流れで進んでいくので、とても分かりやすいです。
最後のほうで主人公は、隠遁生活をドイツ将校ホーゼンフェルトに見つかり、職業はと訊かれ「ピアニストでした」と答えます。
すると、隣の部屋にあるグランド・ピアノで何か弾けと言われます。
ここで弾いたのは、実際はノクターンの20番だったそうですが、映画ではバラード1番ト短調23番になります。
なぜ曲を替えたのでしょうか。
それは私個人的に思いますには・・・
ノクターン20番は比較的淡々と進んでいきますが、バラード1番の方は最初はゆっくり、そして後半は激しさとスピードを増して行きます。
シュピルマンは最初は手もかじかんでいて、なかなかすぐには弾けません。何を弾こうかなと考えていたかもしれません。
そしてバラードが始まりました。
最初はおそろしくゆっくりなので、ホーゼンフェルトの表情は
(こいつ本当にピアノが弾けるのか?)
という風に見えます。
ちょっとしてからホーゼンフェルトはピアノから離れて、椅子に腰掛けます。
(うむ。まあまあ弾けるみたいだな。まんざら嘘でもないようだ)
と思ったようです。
シュピルマンの、薄暗がりの中で姿勢正しくピアノを弾く姿は、人間個人の尊厳を感じさせるようで、とても美しく見えます。
ホーゼンフェルトは、ハッとして見入っているような表情です。
そして曲が激しく展開する辺りでは、ホーゼンフェルトの表情はとても感動している表情で、それが全てを物語っているようです。
(人間とは素晴らしい存在なのだ。悪いのは戦争なのだ)
こんな流れをポランスキー監督は強調したかったのではなかろうかと思います。
最後のこの短い場面で、静かでありながらも大いに胸を揺さぶられます。
戦争が終わってから、シュピルマンがラジオで演奏している最中に、友達が訪ねてきます。
それに気付いたときの、エイドリアン・ブロディーの素敵な笑顔!
悲惨な戦争の中にも愛を感じて涙するいい映画です。
最後の廃墟のシーン、タイムトリップしそうになった。