ワンダフルライフ [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 寺島進, 内藤剛志, ARATA, 是枝裕和, 伊勢谷友介, 木村多江, 谷啓, 小田エリカ |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 32 分 |
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商品の説明
商品紹介
『蛇にピアス』『君に届け』の“ARATA”主演、'99年単館系邦画作品で興行成績ナンバー1!
ヴェネツィア国際映画祭受賞など、アメリカ・カナダで高評価を得た是枝監督作品。
「あなたの人生の中から大切な思い出をひとつだけ選んで下さい。」
人は亡くなった時、天国の入口でこう言われます。
――選んでください。
あなたの一番大切な思い出は、なんですか?
○仕様○
【毎回映像特典】
・劇場オリジナル予告篇、特別編「おもいでのたからもの」(未公開シーン含む、主演:由利徹)
・ARATAインタビュー(聞き手:是枝裕和(新撮))
・フォトギャラリー(静止画)
○内容○
月曜日、霧に包まれた古い建物に吸い込まれていく22人の死者たち。
彼らはこの施設で天国へ行くまでの7日間を過ごすことになっているのだ。そこで待ち受けていた職員からこういわれる。
「あなたの人生の中から大切な思い出をひとつだけ選んで下さい。いつを選びますか?」
選ばれた思い出は職員たちの手で撮影され、最終日には上映会が開かれるという。
職員の望月、川嶋、杉江、しおりたちは分担して死者たちから思い出を聞きだし、撮影のための準備を進めていく。それが彼らの
ここでの仕事だ。死者たちはそれぞれに大切な思い出を選択していく。だが望月の担当する渡辺だけは、なかなか思い出を選べず
にいた。
悩む渡辺は、自分の70年の人生が録画されたビデオテープを見る。そこに映し出された新婚時代の渡辺の妻、その映像におもわず
目を奪われる望月。この夜を境に、望月、しおり、渡辺、それぞれの感情は大きく揺れ動き始める・・・。
上映会へ向けて死者たちの思い出の再現映画の撮影は、着々と進められていく。
そして職員たちの演奏に見送られ、試写会が開かれる土曜日。
望月にとって、今までとは少し違う7日間がようやく終わろうとしていた ――。
Amazonより
古ぼけた建物にやってきた22人。そこの職員たちは「あなたは昨日、お亡くなりになりました。あなたにとって一番大切な思い出をひとつ選んで下さい」と告げる。思い出は職員たちの手で撮影され、最終日に上映されるという。死者たちは思い思いに自分の人生を語り、一番の思い出を決めていく。だが、望月(ARATA)が担当する死者の渡辺(内藤武敏)は、思い出を選ぶうち、自らの人生を空しく感じ始めていた。その姿を見て、次第に心が揺らいでゆく望月。そして物語は意外な結末を迎える…。
死者を思い出の映像化で送り出すという奇想天外なアイデアを、静かな映像でつづる不思議な作品。一般の人々も多数出演しており、彼らの朴とつな語りがドラマとドキュメンタリーの境を突き崩し、観客にも「大切な思い出とは?」「自分の人生とは?」を考えるキッカケを与えてくれる。しかし決して説教臭くはない。ドラマティックな要素も織り込まれ、サラリとしているようでコクのある映画だ。(茂木直美)
レビュー
ゼネラルプロデューサー: 重延浩 プロデューサー: 佐藤志保/秋枝正幸 監督・脚本・編集: 是枝裕和 撮影: 山崎裕 照明: 佐藤譲 録音: 滝澤修 美術: 磯見俊裕/郡司英雄 企画: 安田匡裕 助監督: 高橋巌 スチール・撮影(再現): 鋤田正義 照明(再現): 中村茂樹 音楽: 笠松泰洋 出演: ARATA/小田エリカ/寺島進/内藤剛志/谷啓/伊勢谷友介/由利徹/横山あきお/原ひさ子/白川和子/吉野紗香/志賀廣太郎/内藤武敏/香川京子
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 72 g
- EAN : 4934569615596
- 監督 : 是枝裕和
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 32 分
- 発売日 : 2003/3/28
- 出演 : ARATA, 小田エリカ, 寺島進, 内藤剛志, 谷啓
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B00008BDBW
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 18,739位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 29位日本のファンタジー映画
- - 998位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
死んだ人間たちの思い出を映画にして、それを見ることにより天に召されるなんて感じで、内容はものすごく現実離れしたものであるが、それを感じさせないリアルさは、演者たちの実体験を、好き勝手に語らせているからでしょう。
数年前に一度見たきりのこの映画ではあったが、それ以来頭から離れないこの壮大なテーマは、老若男女、世代問わず考えさせられる内容だと思います。何か物足りない日々を過ごしている方は見て損はありません。素晴らしい映画です。
亡くなった人があの世に行く前に大切な思い出を一つだけ選ぶというコンセプトは覚えていたのですが、細かい内容は忘れてましたね。
あの世の入り口の職員?たちがこんなに人間クサかったんだとか、その中の一人の女性のArataさんに対する気持ちとか。。。思っていたよりも彼女が中心の話でしたね。
全体的にドキュメンタリーっぽい作りで、特にその再現シーンを制作するシーンは本当にドキュメンタリータッチです。
全体に淡々と進んでいきます。ただそういう映画にありがちな、そんなに派手なストーリーの運びではないのになんとなく見続けさせちゃう力があります。そう、昔の白黒の頃の日本映画みたいな空気感を私は感じました。
で、見終わると、私は何を選ぶだろうと、自分の人生をしばし省みることになる。
その瑞々しさは今も顕然としている。
死後の世界(煉獄?)を舞台にしていながら
CGや変なセット・小細工に頼ることなく、
自然体で撮っている映像には好感が持てる。
伏線等はややありきたりであるが、ストーリ構成というより
その静謐な雰囲気にこの映画の神髄はある。
今も一線で活躍する寺島進や内藤剛志・伊勢谷友介らの
若かりし頃の姿は必見。
話の流れもイマイチで「なんでこんなに賞を受賞出来たの?」と思ってしまいました。
初々しい井浦新さんや伊勢谷友介さんは見ものですが、レンタルで充分だったなぁと後悔してます。
死んでから、ここで働くのもキッツイなー
他人の思い出や惚気話、聞き続ける単調な仕事が生前のように続く毎日は、ある種、地獄に送られたようなものかもしれない。
20年も経っていない映画なのに、画像があまり良くありませんでした。
人生の中から、大切な思い出を「ひとつ」選ぶのはよいとしても、その思い出を、
赤の他人が、たとえ、善意からとはいえ、わざわざ、演じてくれているのを見ながら、
永遠(?)の世界に旅立っていくという設定には、本能的な違和感を感じてしまう。
大切であるがゆえに、他の誰にも触れられたくないし、知られたくもないというのに、
本作では、その“演出”を、他の旅立つ人たち(他人)も列席する劇場のような場所で、
鑑賞させられるのである。
登場する上演係の発言によれば、どうやら、その「ひとつ」の思い出の中へ、
琥珀(コハク)に綴じ込められた昆虫のように、ずっと留まり続けることになりそう…。
そんなの、「天国」ではなく、「地獄」そのもの、ではないのか?
一体、何が「ワンダフルライフ」(素晴らしき人生)なのか。当然のことながら、
どれか、「ひとつ」の選ばれた思い出だけではなく、嬉しい・楽しい時も、
悲しい・苦しい時も、みんな、ひっくるめた、トータルでの「ワンダフルライフ」として
考えたいものである。
本作に登場する、既にこの世を去った人たちのほとんどは、至って素直に、「上演係」の
いう通りにするのだが、たった一人だけ、先ほどまで、コメントしてきたような
違和感を持って、思い出の中に閉じ込められるのを拒否する青年がいる。
それが、俳優としての実名と同時に本名でもある「伊勢谷友介」を役名としている人物。
この映画が、国際的にも高評価を得た理由としては、恐らく、キリスト教社会に根付いてきた
「天国」や「神の国」のイメージとは無関係な、死者が旅立つ中継点としての、不可解な世界を
描き出しているから、なのだろう。
本作の描く世界に対して、「わたしも思い出を選びたい」などと思うのか、
「冗談じゃないぜ、どんな思い出であっても、そんなものに束縛されるのは、まっぴらごめんだ!
過去の思い出などよりも、これから始まる未知の世界に飛び込んでゆきたいね!」と、反発したく
なるのか。…それは、鑑賞者の自由に任されているのである!
【映像特典(34分)】
●劇場オリジナル予告篇
●特別編「おもいでのたからもの」(未公開シーン含む。主演:由利徹)
●ARATAインタビュー(聞き手:是枝裕和)
●フォトギャラリーby鋤田正義(静止画)
●キャスト・スタッフプロフィール(静止画)
Blue-Rayが、まだ一般的ではなかった1998年当時の商品だったからなのか、
「映像特典」の構成や内容に対する詰めが甘いのが、非常に残念。
当時の若いARATAを見たいファンの方々には嬉しいであろう「インタビュー」や、
俳優ではない素人さんたちをも紹介した「プロフィール」画面は、まだよいとしても、
わざわざ、「特別編」としている「おもいでのたからもの」は、思わせぶりなそのタイトル
とは大違いの、ゲテモノである。というのも、その「おもいで」の大部分が、延々と続く、
由利徹の猥談で占められているからである。この俳優の出番は本作の中でも、端役の中の
端役に過ぎないのに、なぜ、ここまで、特別扱いをするのかが、わからない!
この「おもいでのたからもの」に騙されたわたしは、このDVDを、(当時は)Blue-Rayよりも
安いからという理由から購入したことを、心底、悔いたのである。
…視聴者からの抗議が集まったのかどうかは知らないが、Blue-Ray化する際に、
「映像特典」の内容を、万人向けにすることを決めたのであろう。
Blue-Rayの「映像特典」は、以下の通りである:
●撮り下ろしインタビュー(井浦 新、伊勢谷 友介、是枝 裕和)
●ワンダフルプレイス~もう一つの「ワンダフルライフ」~
「インタビュー」では、歳月を感じさせるARATA(井浦 新)が登場。
伊勢谷の方は、話の中で、くどいほど、「東京芸大」を連発しており、「そんなふうに強調したら、
母校の品格が損なわれるのではないか?」と心配になるほどだった。
是枝監督には、本作の思想というものを、このインタビューでこそ、深めた形で言及していただき
たかった。
「ワンダフルプレイス…」は、『装苑』1999年3月号の特集「ワンダフルプレイス」の
取材テープを、新たに構成したとのこと。
「あなたの人生の中から、大切な場所をひとつだけ選んでください」という問いかけのもとに、
1)ARATAさん、2)カメラマンの鋤田正義さん、3)小田エリカさん、
4)谷啓さん、5)寺島進さん、の5名に、思い出を紹介してもらう。
この企画については、登場する5名それぞれの人生観や人柄などがにじみ出て来て、それなりに
おもしろく鑑賞できる。
なかでも、雨天の中を傘を差しながら、少年時代に遊んだ場所を初めて再訪する、谷啓さんの
「ワンダフルプレイス」は、妙に印象的だった。かの人気映画、『釣りバカ日誌』では、
浜ちゃん(西田敏行)という自由奔放ながら、有能な営業マンでもある部下を、可愛がる
「佐々木課長」(やがて次長に昇進)を演じた谷さん。トロンボーン奏者としてジャズ界
で評価された別の顔もあるこの人の、意外な素顔をちらっと見せて頂いた。
【Amazonサイトの商品カタログにみられる不親切な点】
是枝裕和監督作品『ワンダフルライフ』をDVDもしくはBlue-Rayで購入を検討中の方々は、
意味深な内容の映画であるだけに、「映像特典」に期待するのではないだろうか。
ところが、Amazonサイトの商品カタログは、度々、そのソフトにある「特典」の内訳を
詳しく示さないので、買わなくてはわからない、ということになってしまう。
カスタマーレヴューを読んでも、映画の本編にはコメントしても、映像特典については
言及していない場合が、少なくないようである。
DVDとBlue-Rayの2種類ある場合は、どちらか一方だけを選びたいと考えるのが、庶民の心理。
実際に購入したカスタマーの誰かが、意を決して、その要望に応えなくては、ずっと謎のまま
になっているというのは、余りにも、意地の悪い状況というべきであろう。
商品情報がきちんとしていれば、自分の場合は、間違いなく、Blue-Rayだけを購入していただろう。
…それでもなお、DVDの「おもいでのたからもの」が、由利徹の野卑な話に占有されているとは、
夢にも想像できなかったと思うが…。
【総評】
現代の日本人は、とかく、「わたしは無宗教ですが」と断ってから、宗教関連の話題に
言及する傾向にあるようである。「どの宗教からも、距離をおいて、のめり込みたくはないが、
宗教といわれてきたものが持つ、人間生活の知恵や他界観には、関心はある。」
映画『ワンダフルライフ』は、そんな日本人特有の「宗教観」を程よく刺激しながら、
人生を振り返った際の「思い出」の数々へといざなってくれる作品なのかもしれない。
価格変動の大きいAmazonサイトだが、この映画もまた、お買い得のタイミングで、
「DVD、それとも、Blue-Ray?」と迷わせる、困ったサイト上の苦難を抱えているのである。
※ 以上の情報が、少しでも、お役に立てば、幸いです。
死後の世界の魂の一時休息所、どこにもない場所、どの時間にも属さない不思議な世界の感じがよく表現されていたと思います。
春の夕暮れを思わせる美しく物悲しくはかない薄やみの情景。
そこに集う人々の会話。
なんでもない、なにげない人生のひとときが実は本当に大事なんだとリアルに伝わってきました。
遠い昔に失った懐かしい日々や人の夢を見て目覚めた後のように自分の人生を振り返り考えてしまうような印象深い作品です。
この映画をみて亡くなった人々、もう二度と会う事のない人、帰る事のない場所の事など不思議と思い出しました。