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ダニエル・キイスの世界的ベストセラーが、設定を日本に置き換えてドラマ化された話題作。先天性の知的障害を持つハル(ユースケ・サンタマリア)は、幼いころに預けられたパン屋で働きながら、夜間学校に通っている。そんなハルに知能回復手術を受ける機会がめぐってきたことで、彼を取り巻く周囲のすべてが激変することになるのだった…。
手術によって天才になったハルの苦悩する様の高まりとともに、ドラマの切実度もアップしていく。1966年に書かれた原作との時代感のズレからか、ファンタジーとしては成り立つ話も、リアリズムとしては納得いかなくなるところもしばしば見受けられるが、ハルに扮するユースケサンタマリアは心理的な内面演技に凄みをみせて、幸福とは何かとの問いを痛切に体現している。ジェニファー・ウォーンズの歌声がやさしく響く主題歌も、このピュア・ストーリーにはピッタリだ。(麻生結一)
レビュー
プロデューサー: 安藤和久/東城祐司/伊藤達哉 演出: 新城毅彦/塚本連平 原作: ダニエル・キイス 脚本: 岡田惠和 音楽: 寺嶋民哉 出演: ユースケ・サンタマリア/菅野美穂/吉沢悠/中島知子/榎本加奈子/いしだあゆみ/石橋けい/山口あゆみ/増岡博/田口浩正
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)