ATOKのいいところは、変換効率のいいところ、のはずです。
親指シフトエミュレーションソフトの「やまぶき」が出てからは、長らく「やまぶき&ATOK」が最良の選択と考えてきました。
しかし、もともと大昔にOASYSワープロから日本語変換の世界に入ったため、こまめに単文節で変換するやり方が抜けないまま今にいたっていました。
結果として「変換」キーと確定のためのEnterキーを押す回数が多くなってしまい、頑張って入力している割りにはできあがる文書のスピードはいま一つ。
先日たまたま表参道のアクセスで「ThumbTouch」キーボードを試しに使ってみながら、どうして「Enter」のキーがこんなに小さいのかと質問したところ、「なるべくEnterキーを押さずに文書が作れる」点からJapanistを進められました。
「2003」などと書いてあるバージョンのソフトに4000円以上も支払うのはいかがなものかと思いましたが、さにあらず。
単文節変換なら全くストレスは感じません。また、「やまぶき&ATOK」で使っているときに、なぜか半角カタカナ固定入力になってしまう症状も出なくなりました。
昔のソフトだからか、変換した履歴が素直に次の変換のときの最初に表示されるのも好都合。
流行り言葉や最近の外来語が最初変換候補に出ません。
このあたりはATOK最新版に慣れてしまった方にはストレスかもしれません。
単文節変換派で、動作が軽くてシンプルなIMEが好きな方にはぜひおすすめします。
親指シフトエミュレーションソフトとして考えても、動作が安定していて軽快です。