ロシア・アニメと聞いて、どこか哀愁ある
作品を思い描く人も多いかと思いますが、この
ヒートルークの作品はどれもスピーディーで、
ユーモア溢れる作品ばかりです。
当時としてはとても新鮮であったことが
伺えます。
収録された作品の中でも「にぎやかな無人島」
は主人公だけが白黒で、しかもどこかで見たこと
あるような可愛いキャラが印象的です。
おおまかなストーリーとしては、主人公(遭難者)
の居る無人島を、多くの人が訪れるが、その誰から
にも助けられず相手にされることなく、最後には
意外な人が主人公を救うというものですが、
様々な背景に置き換えられそうで、あとあと誰かに
話したくなるようで心に残りました。
全体的には、そのスピディーさ故!に
短編集としては5作品では、数が少ないような、
物足りなさを少し感じました。