ブルーベルベット [DVD]
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ブルーベルベット | — | — |
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | イザベラ・ロッセリーニ, ホープ・ラング, フレッド・カルーソ, デニス・ホッパー, フレデリック・エルムス, デイヴィッド・リンチ, ローラ・ダーン, プリシラ・ポインター, カイル・マクラクラン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 2 時間 1 分 |
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商品の説明
商品紹介
世界中にセンセーションを巻き起こした
鬼才デイヴィッド・リンチの衝撃の問題作!
<キャスト&スタッフ>
ジェフリー…カイル・マクラクラン
ドロシー…イザベラ・ロッセリーニ
フランク…デニス・ホッパー
サンディ…ローラ・ダーン
監督・脚本:デイヴィッド・リンチ
製作:フレッド・カルーソ
製作総指揮:リチャード・ロス
撮影:フレデリック・エルムス
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
●字幕翻訳:関 美冬
<ストーリー>
赤いバラ、白いフェンス、青い空。絵葉書のようなアメリカの典型的な田舎町ランバートン。病院に父を見舞った帰り道、大学生のジェフリーは、野原で切り落とされた人間の片耳をみつけた。その耳の真相を追い求めていくうちに、謎めいたキャバレーの女性歌手ドロシーの存在を知り、次第に犯罪と暴力、SEXとSMのアブノーマルな世界に足を踏み込んでいく……。
<ポイント>
●強烈なエロスとバイオレンス、非日常を思わせる鮮烈な映像で世界を驚かせ魅了する鬼才デイヴィッド・リンチ。「ブルーベルベット」は、その独特のリンチ・スタイルを確立した原点とも言える作品!
●スクイーズ収録&5.1ch音声収録のニュー・リマスター版
●ドキュメンタリー、未公開シーンなど、ファン垂涎の映像特典を収録。
●スペシャル・メタリックBOXに収納/スケルトンブルー・アマレーケース仕様
●ピクチャー・ディスク
<特典>
●ドキュメンタリー:ミステリーズ・オブ・ラブ(約70分)
●未公開シーン(スチールによる再現)
●映画評論番組"Siskel&Ebert(1986)
●フォト・ギャラリー
Amazonより
ジェフリー(カイル・マクラクラン)は、急病で倒れた父を見舞った帰りの野原で、切り落とされた人間の耳を発見する。やがて、歌手ドロシー(イザベラ・ロッセリーニ)が事件に関係しているらしいことを聞かされたジェフリーは彼女に接近し、その魅力の虜と化していくのだが…。
デヴィッド・リンチ監督がその不可思議な悪夢的映像センスを全面開花させ、その名を不動のものとしたシュルレアリズム的不条理サスペンス映画の秀作。全米映画批評家協会賞では作品賞など4部門を受賞、ほか世界各地の映画祭で絶賛された。
ヒロインの夫役で登場するデニス・ホッパーが大怪演を示し、エロティシズムとグロテスクのあいまった作品世界観を増幅させる。ボビー・ビントンの『ブルー・ベルベット』、ロイ・オ-ビソンの『夢の中に』など1960年代前半のヒット曲が効果的に使われている。(的田也寸志)
レビュー
製作総指揮: リチャード・ロス 製作: フレッド・カルーソ 監督・脚本: デヴィッド・リンチ 撮影: フレデリック・エルムス 音楽: アンジェロ・バダラメンティ 出演: カイル・マクラクラン/デニス・ホッパー/イザベラ・ロッセリーニ/ローラ・ダーン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988142131423
- 監督 : デイヴィッド・リンチ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 1 分
- 発売日 : 2004/4/2
- 出演 : カイル・マクラクラン, イザベラ・ロッセリーニ, デニス・ホッパー, ローラ・ダーン, ホープ・ラング
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
- 生産者 : フレッド・カルーソ
- ASIN : B00008ILLF
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 98,753位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,363位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
63年に大ヒットしたボビー・ヴィントン版「Blue Velvet」をBGMに、50〜60年代の映画を思い起こさせるレトロな風合いのオープニング。やはりいつ見ても印象的です。
作中全般でのBGMも演出も40〜60年代のサスペンス映画のイメージに溢れていて、そのレトロな香りの中に、蠢く虫・揺れる炎・狂気への誘い等、独特な官能性がある映像表現が時折差し込まれます。
また、母である大女優イングリッド・バーグマンの面影を強く残すイザベラ・ロッセリーニ。その体当たりの演技や過激な演出もまた衝撃的。
ところでこの映画、「意味がわからない」という意見が散見されます。
しかしながらストーリーは至ってシンプル。
父が病で倒れ地元へ駆けつけた平凡な大学生ジェフリーが、好奇心から狂気の非日常へと巻き込まれ、また日常へ回帰する。
【では何が理解できないのか?】
おそらくは主人公が巻き込まれていく虐待・性倒錯の狂気の描写についてではないでしょうか。それについて個人的な解説を残したいと思います。
臨床心理学に「トラウマの連鎖」という言葉があります。
虐待を受け続けることで、虐待を受けたものが立場の弱い者へさらに虐待を行うという連鎖。親子関係などのDVで起こりますが、もちろん親子でなくともでも起きます。
虐待加害者であり性倒錯者のフランクがドロシーの前で子供還りを起こし母親に執着するのは、フランクが母親から強い虐待を受けた(故に歪んだまま愛を欲する)という示唆であろうと推察されます。またドロシーについてもその可能性を否めませんし、息子への虐待も示唆されています。
次に、ドロシーがジェフリーにナイフを突きつけながらコントロールしようとする様子。こちらも虐待における支配の構図。反面、ジェフリーに自分を殴るように求めるドロシー。これもまた虐待を受け続けた者が虐待される事が当然であると思い込む心理を表していると感じられます。
やがてドロシーはジェフリーを自分の中に受け入れ、自分の全てを受け入れてもらい強固な関係性を共有しているかのように感じていきます。まさに精神的にも肉体的にも過度に愛情に依存する「共依存」の関係を構築しようとしていました。
それに対しジェフリーは女性を殴り支配する関係に向かい始めている自分にショックを受けてか涙を流し、共依存の関係を踏みとどまります。
そんな「不思議な世界(というか奇妙な世界?)」に対比するのが「コマドリ」に象徴される「健全な日常」。
中盤、教会の前で車の中でサンデイが「コマドリ」の話を始めるのですが、そこに讃美歌のようなBGMがはめ込まれています。これまでの重い流れからすると「唐突」な会話が挟み込まれます。ここについていけない方もいるのではないでしょうか。
これが結局ラストのオチへとつながるのですが、エンディング含めリンチ監督はあえて歯の浮くようなシュールな演出にしているのではないかと個人的に推察しています。
驚くほど綺麗に悪が駆逐され、健康的な日常へと戻っていくジェフリー。
つまり、歯の浮くような幸せな日常を送る人々の裏で、深い闇に囚われた人々が足掻くように生きている。そんな対比をリンチ監督は描き出したかったのではないか?と勝手に推察しています。
影に蠢くゴミムシ(社会に潜む闇)をコマドリが咥えてきて白日の元に晒す。その様子を見て「虫を食べるなんて」と眉を潜める老人。闇から目を背けて日常を生きる姿を垣間見るようですね。
90年のリンチ監督「ワイルド・アット・ハート」もまた親子関係が描かれている点を鑑みると、リンチ監督にとっては重要なテーマの一つだったのかもしれないなと思います。
もしかしたらラストで一番見せたかったのは、ドロシーが息子と平穏な日常を送るカットだったのではないでしょうかね。。
久しぶりのデヴィッド・リンチ監督作品。独特の間、構図、色彩、音響で、デヴィッド・リンチ・テイストの世界に惹き込んでくれる。「ツイン・ピークス」も懐かしく思い出す。
不思議な妖気を放つ歌手ドロシー・ヴァレンズを演じたイザベラ・ロッセリーニは、ロベルト・ロッセリーニ監督と、イングリッド・バーグマンの間の娘さんだったんですね。
ミステリアスで狂気とサスペンスが織り成す世界観
圧倒されます
”1950年代のオールディーズを背景に、のどかな田舎町に潜む欲望と暴力が渦巻く暗部を、伝統的なミステリーの手法に則って暴き出しつつ、美しい芝生とその下で蠢く昆虫という導入部に象徴されるような善と悪の葛藤が描かれる。不法侵入や覗き見、性的虐待といった倒錯的行為が物語の重要な役割を果たしており、特に性的虐待の描写については公開と同時に論争を巻き起こしたが、結果的には興行的成功を収めることとなった。
大幅な予算の削減と引き替えにファイナル・カットの権利を得て、その才能を存分に発揮した本作が成功を収めたことによって、リンチにとっては本作が新たな転換点となった。またこの作品は、ジャンルを問わず複数の題材を多く盛り込むという以後のリンチの作風を確立させることとなる。
本作はセンセーショナルな作品で、公開当時この作品を嫌うアメリカ国民が多かった。特に一般国民から憎まれた理由は、映画中に登場するイザベラ・ロッセリーニ扮する女性が、身も心もボロボロの状態で素裸(乳房も下半身もむき出し)で住居から通りへと出てくるシーンが含まれていたことを最たるものとして、全般的に精神的に壊れていてマゾで、暴力シーンも多々あり、良識的な人々の道徳心や美意識をいたく刺激したことである。
しかし、結果的には高い評価を受け、多くの賞を受賞し、リンチ自身もアカデミー監督賞にノミネートされて復活を果たした。”
ミザーナ→ツインピークス→ブルーベルベットと辿って来ましたが、ミザーナフォールズの作中要素の多くがこの映画をモチーフにしている事が解り、大変満足。
幸せなアメリカのイメージの裏、足元にある闇を描いた作品として、賛否両論あった映画の様です。公開当初はアメリカ国民からかなーり嫌われていたとのことで・・・。評価もされていますが、内容が内容だけに仕方ありません(ドロシーが裸でフレームインするシーンは有名)。
本作は色白で何処かミスティックなカイル・マクラクランが主役ですが、その対となるデニス・ホッパー演じるフランクの狂気じみた演技も見所の一つ。というか一番印象が強いのはこの人でしょう。
酸素吸入器のようなマスクで硝酸アミルを吸入→トリップして粗暴な赤ちゃん返りというのは中々忘れられません。(「mammy...mammy...ummmm...baby want f〇〇〇!」て・・・)
デニス・ホッパーはスピードの爆弾魔役くらいしか覚えてなかったのですが、フランク役で興味を持ち彼のドキュメンタリー「デニス・ホッパー/狂気の旅路」も観てみました。
どうも彼は、想像を遥かに超えて映画界に影響を与えた人物だった様です・・・驚きました。
良い点を挙げてみる。どのように展開するのか、どんな結末を迎えるか、全く予想がつかない。俳優たちの熱演というか怪演。特に哀れな女ドロシーを演じたイザベラ・ロッセリーニとヤクザ男フランクを演じたデニス・ホッパー。
首をかしげるところもある。「えっ、これだけ!」というあっけない終わり方をする。いったい監督は何をしたかったの?なぜこんなことになったんだ。解釈は観客に丸投げかい!
クライムサスペンスの様式をとっているが、当然のとこながらクライムサスペンスではない。主人公のジェフリーもドロシーやフランクと同様にイカレテイルのだ。もっと言うと、ガールフレンドのサンディも「一点の曇りもなく正常」とは言い切れない。
「一寸先は闇」とか「正気と狂気は紙一重」という言葉がふさわしい。好きな人はハマるけど、嫌いな人は二度と見ない。
この作品は大衆向けにかなりわかりやすく作られたリンチの商業向け作品第一弾という感じがする。
今ではギャングや殺し屋のヤバさを表現するためによく使われる
「変態的嗜好」や「狂気的な言動」といった演出手法を、この時代に作品に取り入れたのは
本当に革新的で衝撃的だったと思う。
映像の美しさ、こだわり抜いた音楽を作品に使用する見事さ、
美しいだけでなく、悲しさが怪しい色気となって涙がよく似合う俳優たち、
その後の作品にもずっと引き継がれていくリンチ作品の醍醐味が凝縮されている。
また、主人公の母や叔母などどこか平和でホッとする存在のキャラクターや
所々に散りばめられた「今の何?」的なユーモアもリンチ作品ならではで本当に大好きな映画です。
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