Amazonレビュー
前作のライヴ・アルバムからわずか4か月でリリースされ、その勢いの良さを真空パックしたようなミニ・アルバム。表題曲「花咲クDON BLA GO!」は、PE’Zお得意のメロディアスなポップ・ナンバーで、トランペットの歌謡曲的なメロディーと、突進していく攻撃的ビートとがうまく噛み合い、彼ららしくテンションの高い演奏だ。ほかの曲も同様にロック寄りのアップ・テンポな曲ばかりなのだが、特に注目すべきは、津軽三味線奏者の上妻宏光が参加したカヴァー曲「かもめが翔んだ日」だろう。70年代歌謡曲のこの曲を取り上げるというアイデアがユニークだし、8ビートの性急なリズムに三味線のハードなプレイがからんでいくさまが、実にスリリングで新鮮なのだ。ボーダーレスな姿勢をもつ両者だからこそ実現した、絶妙のコラボレーションといえる。(小山 守)
メディア掲載レビューほか
熱いパフォーマンスを届ける侍ジャズ・バンドのミニ・アルバム。津軽三味線奏者、上妻宏光がゲスト参加。グンゼ・ストッキング『サブリナサマー』CMソングの「婆裸夢遊~不可能を可能にする男(ex.0xx)~」、アサヒ『スーパードライ』ラジオCMソングの「INUNIGERU」ほか収録。