Amazonレビュー
まさに生きるロックの伝説。60年代に率いていたヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、いまだに多くのバンドに影響を与えつづけている。そして、同世代の多くのミュージシャンたちが枯れたり、丸くなったりしていくなか、ルー・リード本人はいまもなお、その毒気を失わずトンがった音楽を作りつづけている。本作はヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代はもちろん、現在までの彼の代表曲を集大成した2枚組ベスト・アルバム。膨大な楽曲を31曲にしぼる選曲作業から、曲順、編集まで本人が関わっているところがポイント。もちろん、年代順に曲を並べるなどという芸のないことはやっていない。ルー・リードとは、そういう美学の持ち主なのだ。彼の軌跡を知るには手っ取り早い。(山口智男)
メディア掲載レビューほか
ベルベッツ時代からワーナー音源までを網羅したベスト・アルバム。30年以上にわたる活動を2枚に収録、すべてのアルバムを揃えるのは一苦労な彼だけに入門者にオススメ。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)