2002年10月NY録音。ジャケットはバードウォッチング鏡?を覗き込むカーラ・ブレイ。主なメンバーにルー・ソロフtp、アンディ・シェパードts、ドン・アライアスper、bassはもちろんスティーブ・スワロウ、。各ソロが頼もしい。
短尺の「Mother」シリーズを間に挟んで、国の歌を色々に料理しているM2(ツッコミを入れながら聴ける)、タイトルそのままのM4、ゆったりとしたラテン調のM5。ファンキーなM9。うーん、良い音!
どれもじっくりも聴けるし、ただ響きに耳を傾けるのも良し。
インナースリーブの最後にはカーラ、ジョン・ウェイン、白鷲の写真が並ぶなど、音のみならずジャケット等からもカーラのジャズを通した9.11後のアメリカが見えてくるような気がします。個人的に、カーラ自身はあまり変わらずにジャズしているのが嬉しい。
小沼純一によるライナーには「私たちのベスト・ビッグ・バンド・アルバム」といいうカーラの言葉が出てきます。