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チャイコフスキー:交響曲第6番

4.6 5つ星のうち4.6 8個の評価

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新品 中古品
CD, 2003/6/25 1枚組
¥592
CD, CD, 2016/7/27 CD
¥1,940

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曲目リスト

1 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 《悲愴》 第1楽章: Adagio - Allegro non troppo
2 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 《悲愴》 第2楽章: Allegro con grazia
3 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 《悲愴》 第3楽章: Allegro molto vivace
4 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 《悲愴》 第4楽章: Finale.Adagio lamentoso
5 幻想序曲 《ロメオとジュリエット》

商品の説明

メディア掲載レビューほか

`デッカ・ニュー・ベスト100`シリーズ。シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団の共演による1990年録音盤。 (C)RS

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
  • メーカー ‏ : ‎ ユニバーサル ミュージック クラシック
  • EAN ‏ : ‎ 4988005334725
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 7 分
  • レーベル ‏ : ‎ ユニバーサル ミュージック クラシック
  • ASIN ‏ : ‎ B000091LAH
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 8個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
8グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年11月10日に日本でレビュー済み
この演奏は繊細かつダイナミックな素晴らしいものであると思います。特に最終楽章の最後の部分などは消え入るように終わっていくのに凄みのようなものを感じることができ、私はいつもこの部分で鳥肌が立ちます。また、録音が素晴らしいです。ダイナミックレンジがとても広く大型装置ではよりその凄さがわかると思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
常時美感を損なわない、室内楽的魅力を持った悲愴だ。ロシア色は一切無く迫力には乏しいが、独特の孤独感が全面的に出ており、時折息を呑むような、没入するような深い表情も見られる。ある種極めて個性的な演奏で、コテコテ厚化粧のチャイコフスキーが好きではない方にお薦めしたい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年8月28日に日本でレビュー済み
バーンスタインのDG盤のように,打ちひしがれるさまを,まざまざを描いた演奏とは対照的な,清純かつ透明な響きで魅了するすばらしいディスクだ.とはいっても,決して軽い演奏ではない.ここには,デュトワの洗練された棒の下,外面からはわからない心の悲しみが,決して大げさにならずに精巧に表現されており,聴く者を感動に導く.
録音が優秀なことも特筆に価する.第2楽章中間部や第4楽章の弦楽合奏は想像を絶する美しさであり,第1,第3楽章の金管の分離,打楽器のバランスも節度良く,名演奏をバックアップしている.
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年9月11日に日本でレビュー済み
デュトワのチャイコフスキーは三大バレエを聴くと分かりますが、
チャーミングという形容詞が当てはまると思います。
アンサンブルは完璧、磨かれた音色は輝かしいです。
特に「白鳥の湖」は名盤です。
バレエと同様、交響曲も綺麗でお洒落な演奏を繰り広げていますが、
6番の場合は「人生観」を感じる部分が必要だと思いますので、
感動的演奏か?と言われるとノーとなります。
明るい悲愴をお望みの方は良いかもしれません。
2014年5月12日に日本でレビュー済み
チャイコフスキーの交響曲第6番を聴こうとするときに、最も正統的なのはムラヴィンスキー・レニングラードフィルでしょう。息長くうねるような旋律線や、ffffffやpppppなどの途方もないダイナミクス指定を表現しつくし、ロシアらしくまとめるのは地元ロシアの中でも圧倒的な巨匠度を誇るムラ様が最高だと思います。いろいろな悲愴を聴いていますが、私の中ではムラ様以上のものはありません。それなりの水準のオーケストラの演奏ならまず外しがなく聴けるのがチャイコフスキーの作曲家としての優秀さだと思いますが、その分「本当のチャイコフスキーらしさ」「本当の悲愴」のようなものは逆に追求しにくいのでは、という気がしています。

ではなぜ、武骨なロシア性とは程遠いデュトワ・OSMをわざわざ推薦しているのか?

それは、「響きの美しさ(だけ)を追求する」という、デュトワ・OSMのアプローチが、西欧派と呼ばれロシア国民楽派に入れてもらえず、またフランスバレエの影響のもと発展したロシア・バレエの作曲家の代表選手であるチャイコフスキーのある側面を、もっと普通の指揮者+オケよりも際立たせているように思うからです。

悲愴のことを「オカマの大男が、舞台中央で化粧が落ちるのもつけまつげが取れるのも構わず大袈裟に泣き崩れるような作品」と書いていた批評家が昔おりました。ひどい書き方ですが、ある意味その通りだと思います。しかし、チャイコフスキーはそういう表現を望んだでしょうか。オネエらしく、繊細で美しい表現を望んだのではないでしょうか。彼に流れるロシアの血が、繊細なだけに留まらせず、爆発的なffffffやうねる弦楽器になってしまっているのでしょうが、目も覚めるような美しい繊細な響きで演奏されたら、それはそれで大喜びしそうですし、誰もやらなかっただけで彼の曲はそのようなアプローチも可能であるようにも思います。

そういうわけで、これは史上最高に美しいチャイコフスキーです。ロシアらしい土着性を感じさせる息長い旋律を聴いて涙したいような場合はこの演奏は適しません。しかし、これはこれでチャイコフスキーのある側面を忠実に表現しきっているのではないか、そんな風に感じさせられる演奏です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年4月5日に日本でレビュー済み
幻想序曲「ロメオとジュリエット」の美しく華麗な演奏スタイルを聴いてもらえれば、指揮のシャルル・デュトワとモントリオール交響楽団の描きたいチャイコフスキーの音楽が理解できます。スコアに書いてある音符をできる限り美しい音で再現し、誇張することもなく、破綻することもなく、気をてらうこともなく、明確な音楽像を結んでいます。人によっては物足りなく感じるでしょうし、ロシアの風土の厳しさとは合い入れないという人もいるでしょうが、個人的には満足している演奏です。

「悲愴」は多くの方が様々な面から語っていますが、人生の哀しみと希望を音楽の中に主題として持ちこんだ交響曲です。暗い情感を持った第1楽章と第4楽章はよく聴かれますし、この交響曲の真髄でもあります。一方、第2楽章での5拍子という変拍子は,2拍子+3拍子が合わさったもので,少し不安定な感じすること拍子の設定によって人生の危うさや振幅の揺れを感じさせるものだと理解しています。
第3楽章は、スケルツォと行進曲の反復なのですが、この勇ましさの後に、第4楽章が控えているわけでその落差は激しさがまた魅力となって伝わってきます。

「悲しみ」は人類共通の感情です。フォン・メック夫人への思慕、アントニーナ・イヴァノヴナ・ミリュコーヴァとの不幸な結婚と破綻など、実に人間くさい生き様をした大作曲家の畢竟の交響曲ですから、スコアに書かれている音楽からそのような感情を描き出せるのかで、好みは別れそうです。
チェイコフスキーが「悲愴」の初演指揮の数日後に急死したことと合わせていつもこの曲に込められた思いを聴き取るようにしています。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年6月28日に日本でレビュー済み
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デュトワに枯淡の境地やロシア的な重苦しさや深刻な境地を求めるのは無理だろう。
彼とモントリオール響の音の特徴は朝の梢の水滴に反射する太陽光の様な柔らかさと明るさだろう。その特徴を充分生かしてフランス的なオシャレな演奏をする。全く垢ぬけていてロシア的なドンくささは無い。勿論随所にあるそこはかと無く香る様なニュアンスや強烈なフォルテッシモも充分だ。
ムラヴィンスキーやジュリーニの様な深刻な演奏を聴いた後の一服の清涼剤になる。