このアルバムはもともと持っていたのだが、紛失してしまった。
そこで、2枚組のDECCA BEST50で、チョン・キョンファのアルバムを購入して、デュトワ指揮のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聴いたが、何か記憶と違う、ヴァイオリンの音色が少し硬くて歌っていない、そういう気がして、気のせいかもしれないがと、このアルバムを購入しました。
購入して大正解でした。このアルバムの方がヴァイオリンが歌っています。デュトワのサポートも万全です。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も含めて、これは名盤です。
2枚組のDECCA BEST50は、自分的には、比較的大きな当たり・はずれがあって、デュトワのベルリオーズ「幻想交響曲」も、通常の盤は透明感があり、わりと明るい演奏なのに、2枚組の方は(重)低音が強化され、その代償として透明感が失われてざらざらした感触があり、明るさも減って楽しめなくなってしまった。
DGもそうだけど(というか他のレコード会社もそうだけど)、DECCAも音をいじくってくるので油断がなりません。