地元ノルウェイでの活動を経てリリースされたセカンドにあたる、リビングルームハッシュという名を持つこのアルバムは、10人からなるメンバーによる知性的かつセンスに溢れたオーケストレーションがひときわ輝くアルバム。
いくつもの音を重ねながらもトゥーマッチにはならない、静と動の流れるようなアレンジでブレイクビーツ、ジャズ、民族音楽、ポストロックらへんをクロスオーバーさせたトラックは、トリッキーになりすぎる事もなく、ごく自然に聴く人の中に入り込んでくる感じ。
オーケストラルなバンドによくありがちな、スノッビーな雰囲気があまり感じられないのも好印象。