ラップもヴォーカルもこなしてしまう、多才な歌声の持ち主。その声も魅力的で、ジャケット写真の本人からはチョット想像できない。しかし、歌唱力はなかなかのもので、今後に期待できそう。
今作はHIP-HOP色が強く、声にあったメロウな部分はあまり見られない。そして少し残念なのが、前作のシングル曲が一曲しか収録されていないこと。しかもその曲「smile in your face 」はremixされていて、シングルヴァージョンのミディアムな感じはない。ミニアルバムということでなのか、2作目と3作目にレコード会社を移籍したからなのか・・・待ちに待ったアルバムなので、ファンとしてはシングル曲をいれてほしかた。シングルのものも混ぜれば、全体のバランスがよくなりそうだと思うのだが・・・
このアルバムでもBOOの良さは伝わっているが、個人的な意見としては、もっとアップ・スロウと曲のメリハリをつけてほしかった。せっかくラップもこなせるのだから、ミディアムなメロディーでは歌い上げ、アップテンポでラップを披露するという感じで、BOOの持ち味をもっと堪能したかった。