メディア掲載レビューほか
即興グループ、アルタード・ステイツのリーダー内橋による舞台用エレクトロニカ。2003年朝日舞台芸術賞を受賞した劇団・維新派のための音楽を再構成/編集。べスト・アルバム的な2枚組だ。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
音の持つ意味とは、なんだろう? “ギターらしくない音も出せるギタリスト”の内橋が今、それをリスナーに問うている。本作には具体的な言葉も、メロディのひとつもない。ジャズ・インプロ風でもあり、エレクトロニカ風にもなり、アンビエントにさえ化ける“無色という色”を鳴らす弦楽器が、ただそこで鳴るだけ。あらゆる具象を拒否し、抽象から紡がれるリスナー独自の解釈だけを望む音色……本作をして、世にあまたといるギタリストに問う。これらの奇怪な音が“ギターから鳴っている”という事実を、どうとらえる? (村瀬健二) --- 2003年08月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)