これはもう思いっきり、谷口勝さんと野本和浩さんが
いた頃のヒカシューのインプロではありませんか!!
巻上さんのあの奇声までまるでそっくり・・・。
(だからと言ってあの頃のヒカシューの価値は落ちません)
本の中でもリスペクトされていた、ギターのデレク・ベイリー。
彼の存在がとにかく大きいと思います。
彼がいなかったら、鼻持ちならない自己陶酔に
陥りかねない演奏が、見事なフリー・ミュージックとして
完成されている。
フレッド・フリスとか苦手なのに、なんでデレクだと
Оkなんだろう?
とにかくユーモアがありますよねえ、デレク氏のギターには常に。
カンタベリー派もイタリア・プログレ派も、
ポスト・パンク派も聴くべし!!
音楽に対する認識が自由になる、そんなアルバムです!!